このたびジョージアの首都トビリシからお隣トルコの首都イスタンブールへ、ほぼ陸路(一部空路)で移動したのでまとめておく。
トルコが今のまま外国人を受け入れるなら、おそらく同じ方法でジョージアからイスタンブールへ出れるはず。
そしてイスタンブールからはターキッシュエアラインズの直行便も含め、日本への帰国便が飛んでいる。
ジョージアから帰国したい人の1つの有力なルートとなる。
■トビリシ→イスタンブールの旅程と費用
トビリシからイスタンブールへの旅程と、かかった時間と費用につきまずまとめる。
全体の旅程
トビリシからイスタンブールへは、以下のルートで出た。
- 鉄道:ステーションスクエア(トビリシ中央駅)→バトゥミ駅
- 市バス:バトゥミ駅→バトゥミ市内→国境サルピ
- バス:国境サルプ(トルコ側)→トラブゾン空港
- フライト:トラブゾン→イスタンブール(SAW)
- 空港バス:SAW→イスタンブール市内(タクシム)
基本的に陸路で、トラブゾンからイスタンブールだけ空路。
この空路はとても安く、最安で2,600円くらいで飛べる。
時間的にも2時間半ほどで、バスで丸1日かけて動く意味がないので、そこだけ飛行機を使った。
時間と費用
時間的にはトビリシ8時発の鉄道に乗って、イスタンブールの宿にたどり着いたのは深夜12時くらい。
実に16時間の移動だが、途中で乗り換えて刻むのでそこまでキツくはなかった。
いややっぱキツいか(^_^;)
費用的には日本円にして5千円ちょっとというところ。
自分が動いた時期は最安のLCC(ペガサス)でもトビリシ→イスタンブールで1~2万円台だったので、半分以下で動けたことになる。
■旅の出初めはステーションスクエア
というわけでトビリシ中央駅、あるいはステーションスクエア駅がイスタンブール移動の最初の一歩。
ここから鉄道でバトゥミ駅まで移動する。
チケットを購入しよう
朝8時発のバトゥミ行きに乗るため、7時にステーションスクエアに着いた。
駅ビルの周りはまだ真っ暗だ。
2等で24ラリだが、チケット購入にはパスポートが必要なので注意。
実際に乗ってみると2等はけっこうな乗車率だったので、事前に購入しておくのをオススメする。
また1等はガラガラだったが60ラリする(゚∀゚)
ご飯は市場で
また朝昼のご飯を買いたいところだが、周囲はどこも開いていない。
プラットフォームは駅ビル内に
鉄道のプラットフォームは駅ビルの確か3Fにある。
というわけで朝8時の定刻に列車は出発、
途中の風景はかなりいいので、窓側の席を取るのがオススメですよ。
■バトゥミ駅から国境サルピへ
バトゥミ駅からは市バスで国境のサルピ(SARPI)へ移動する。
市バスは乗り換えが必要で、バトゥミ駅→市内、市内→国境の2段階を踏む。
バトゥミ駅から市内へ
鉄道はけっこう正確な運行で、定刻13時ちょっきりにバトゥミ駅に到着した。
駅ビルの前にバス停があり、ここから市内へのバスに乗れる。
3, 8, 10番が市内に行くらしく、自分は3番が来たので飛び乗った。
ただ3番、いったん逆方向に動いてマンション群の中をぐるぐる周り、その後で市内へ向かう。
逆方向に行ってあれ間違った?!とドキドキするので、駅ビルの前の大きな道路沿いに出て、そっちのバス停↓から乗ったほうが精神衛生上いいかも(^_^;)
自分が乗った3番も結局このバス停を通る。
ロープウェイ前で降りて乗り換え
で、市内のロープウェイ前まで行ったら国境サルピ行きの16番に乗り換えが必要。
ただこの16番、3番を降りたバス停からは乗れず、徒歩で1本隣の大通りまで移動せねばならない。
場所的にはたぶんこの辺で、バス停からはカジノ?っぽい建物が見える。
待ってると、やってきました16番!
バスに揺られて40分強、これが国境サルピだ!
0.3ラリx2=0.6ラリでここまで来れるのは本当に激安だ。
ただBolt(配車アプリ)でも20ラリ程度で、600円ちょっと。
圧倒的に楽なのでそっちもぜんぜん選択肢ですね。
■出入国は徒歩で
あとは徒歩で国境をまたぐ。
ちょっとビビるようなことも言われたが、結局問題はなかった。
ジョージア出国に成功!
ジョージア出国では、
「出国した後、トルコ側で入国拒否されて帰ってきたら8日間、自費で隔離よ。同意する?」
と聞かれてちょっとビビったが、まあ同意するしかないのでYES1択。
ちなみにトルコ、パスポートの残存期間が90日以上ないとダメで、最近それで引っかかって帰ってきた日本人がいた。
上記の質問はその影響なんだと思う。
トルコ側も特に問題なく
トルコ側では入国審査前にまず体温を測られる。
で、OKだと入国審査に進める。
入国審査ではわりと長くパスポートをチェックしてたが、結局問題はなかった。
された質問は「トルコではどこに行くの?」くらい。
「イスタンブールに出て、その後帰国する」と答えた。
滞在日数や出国チケットの確認もなし。
拍子抜けするくらい普通に入れた。
注意:トルコ側国境は平日の昼だけ!
その後大使館から「トルコ側の国境は平日午前10時から午後6時の間のみオープン」と注意喚起がなされました。
つまり土日や時間外はジョージアから出国できてもトルコ側が開いてないので入国できません。
たぶんジョージア側で止められると思いますが、、
自分もトビリシを早朝出たおかげで時間内に国境を越えられたと言えます。
最悪、ジョージア出国後に戻ってきて強制的に8日間の隔離になってしまうので注意しましょう。
■国境トルコ側からトラブゾン空港へ
というわけでトルコ潜入に成功。
ちなみに国境のトルコ側はサルプ(SARP)である。
客引きがバスまで連れてってくれる。
目的地のTRABZONが掲示されてて一安心。
■トラブゾンからイスタンブールへ飛ぶ
バスは快調に飛ばし、定刻の6:15にトラブゾン空港に到着。
空港内にターキッシュエアラインズのオフィスがあるのでそこでチケットを買う。
ちなみにターキッシュエアラインズを拒否るクレジットカードがあるので、できれば複数持ってきましょう(^_^;)
トラブゾン→イスタンブールは先に買っとけば2,600円くらいからあるのだが、当日だったので軒並み5,000円超え。
唯一、最終22時台のSAW(サビハ・ギョクチェン空港)行きが3,200円くらいであったのでそれを買った。
。。のだが、買ったらこのチケットで7時の便に振り替えてくれるとのこと!
ちなみに「Transfer」って言ってて最初何かわからんかったけどそういうことだった。
ありがたくお受けして、ソッコーでチェックイン、セキュリティチェック、搭乗。
21時台にはイスタンブールに着いて、これはありがたかったなあ。
■イスタンブールSAW空港から市内タクシムへ
イスタンブールはSAW(サビハ・ギョクチェン)に着いて、ここからは空港バスのHAVABUSで市内へ動く。
WiFiがない!
SAWで困ったのはWiFiで、カフェ等も含めフリーWiFiが一切ない。
コロナの関係で人が滞留しないようにしてるのかもしれない。
SIMは売ってるが数日の滞在で買いたくもなく、アプリで宿を予約しようと思ってたのでこれは困った。
しかし実はトルコではBooking.comもアゴダも規制されてて使えないので関係なかった(^_^;)
税金で揉めてそうなったらしいが、使いたい場合はVPNが必要です。
また4ユーロくらいで2時間のWiFiを購入することはできます。
定番バスでタクシムへ
SAW空港から市内へは定番のHAVABUSを使った。
空港でWiFiを探してうろうろ時間を浪費したせいで、着いた時点で深夜12時前。
その後はGoogle Mapで見つけていた近くのホステルに飛び込んでベッドを確保。
泥のように眠ったわたくしでしたとさ。