2016年12月10日土曜日

サイゴン(ホーチミン)のローカル日本ラーメン、Mi ENOはプチ二郎系だった!&Ramen 4Q閉店情報



今回バニラ・エアのベトナム就航記念のキャンペーンをキャッチし、サイゴンから5千円で台北まで出れたので立ち寄った。

サイゴンは、ローカル店なのにちゃんとした日本ラーメンを出す店があるという珍しい街である。

日本ラーメンを日本人向けの店で食べると、だいたい8~10万ドンくらいする。まあワンコインくらい。一方ローカル食というのは1食3万ドンが基本で、日本円にして150円くらい。日本食の1/3くらいで食べられるのだ。

つまりローカル店で日本ラーメンが出るというのは、そのローカルな価格帯で、日本ラーメンが食べられるということなのである!

そのお店の名前は、Mi Eno。バックパッカー街で、わたくしの定宿、トゥイ ティエン ホテル (Thuy Tien Hotel) もあるファングラオ界隈から北西にかなり離れたエリアにある。

■これがMi Enoだ!
後で行き方は書くが、ファングラオ界隈からは安い市バスで行くことができる。バスに揺られること40分超、降りた通りから一本入るローカルなエリアにMi ENOは存在している。

見よこのお店のローカル感!


これは本当に3万ドンで食べられそうだ。。と期待が高まる!

そして看板を見ると、どうも店名のENOは榎本さんらしいことが分かる。店主さんは日本人なんやね。


そして看板には確かに30,000ドンの文字が!やったーーー!!

と思って美人のおかみさんが出してくれたメニューを見ると、


ガーン!!45,000ドンに値上げしてルーー!!


上からシール貼ってるのがいかにも最近値上げしました感があり、出遅れた自分を激しく責めるわたくし。

でもその代わりなのか何なのか、塩ラーメンという新たなメニューを3万ドンで出してくれるようだ。手書きの追加もまた最近値段が変わったことを物語る。出遅れた自分を(以下略

いやそれでも220円くらいなんですが、100円台を期待して行っただけにショックは大きい。なんとか4万ドンを切るよう思い直してはくれないか( ̄▽ ̄

さらにメニューの進化は早く、裏メニューのつけ麺も登場。こっちは普通の日本ラーメン価格という感じ。



■Mi ENOラーメンはプチ二郎系だった!
店に入ると榎本さん?らしきおいさんに、普通か大盛りかを聞かれる。とりあえず普通盛りをお願いして、その後にどのラーメンにするか注文という超・効率経営であった(笑)

店内は竹のテーブルや椅子がいい感じ。


これが殺風景なプラッチック椅子にならないところに、なんとなく日本人の感性を感じます。

とりあえず一番基本と思われるRamen Eno+煮玉子トッピングを注文し、暫く待つと、、

ついに来たこれが200円ちょっとで食べられるローカル日本ラーメン!


しかしなんかこのモヤシの盛りとか、チャーシューやスープの感じとか、なんか見覚えがあるぞ??と思いつつ食してみると。。

これはアレだ、二郎系だ!!二郎の強烈感は無いが、同系統の味でマイルドにした感じ。安いローカルラーメンと思って味は味の素的な何かと思ってたわたくし、いい意味で思いっきり期待を裏切られる!

実際めっちゃウマくて、これが200円ちょっとというのは信じられないレベル。しかし値上げ前のラーメンも食ってみたかった気がするなあ。。てゆーか同じだったのかな?だったらくやしーーー(←しつこい

それはともかくこのマイルド二郎系ラーメン、めっちゃウマくてどんどんかっこみ、あっという間に食ってしまった。つけ麺とかも高いけど、このレベルと思うと食いに来ざるを得ないなあ。

3万ドンの塩ラーメンも、値上げになる前に食いたいと思う!

ちなみにこのお店では日本・ベトナム交流の場にもしているらしく、そういう意味でもとてもいい感じなのであった。バリのワルン9思い出すなあ。



■ファングラオからは38番で移動
さてこのMi Eno、普通の旅行者は絶対に行かないようなローカルエリアにあるので、行き方が難しい。てゆーかそんな離れた、よく分からない場所にはタクシー使えばええんやけどね。

しかし3万ドンのラーメンを食べに行くのに、それ以上のお金をかけているのでは意味がない!(←Bimbo思考w

よって必然的にローカル・バスを利用することになる。ちなみにローカルバスはどんなに乗っても一乗り5,000~6,000ドンで、日本円にして25~30円である。

ファングラオ界隈からは10分ほど歩いたバス停から、38番のバスがMi Eno最寄り、Su Van Hanh通りのバス停まで行ってくれる。


さっそくバス停を目指してTong That Tung通りを北上し、

Tong That Tung通り
Nguen Thi Minh Khai通りを渡って左折すると、

Nguen Thi Minh Khai通り、左手の白い建物が目印です
38番が来るバス停がある。


季節外れの雨の中、やってきた38番!


これに乗って常に渋滞のサイゴン市内を40分くらい移動すると、Su Van Hanh通りのバス停に着くのであった。

■帰りのバスは同じ通りから出ていない!
またこの38番バスの注意点は、帰りは同じ通りの逆側ではないことである。

このバスはサイゴン南のエリアからべんテイン市場を経て、Dam Senまで行き、来たのとは別のルートでベンテイン市場や南のエリアに帰っていくのだ。


てっきり同じ通りと思ってたのでめっちゃ探してもうた(--

帰りの38番は一本西隣のTanh Thai通りから出ている。腹ごなしにちょっと歩いてバス停を探しましょう。

■おまけ:Ramen 4Qを目指し38番で一気に南下、しかし。。!
ちなみにMi Enoが先駆けたローカルなのに日本ラーメンという分野が注目されたからなのか、同じような店がサイゴンにはちょこまかあるみたい。

その一つがRamen 4Qで、これもファングラオから南の近郊にある。1kmちょっとなので歩いても行けるが、実はここも38番バスが近くまで行っている。ファングラオから橋を渡って南のHoang Dieu通りに交差するSoi45沿いがその場所である。

なのでMi Enoの帰り、38番に乗って長駆Ramen 4Qにも行くことにした。またもや渋滞が続く中、1時間以上は乗っただろうか。それでも30円というのが素晴らしいと思う(・∀・)

で、見つけたRamen 4Qは。。!


なんと閉店していた!/(^o^)\

うーーん残念!でもここは値段も普通の日本ラーメンに近かったみたいなので、そこまでダメージはない。

Mi Enoラーメンはあの値段であのクオリティという、素晴らしい分野を切り開いたと思う。ローカルバスで行けば、移動費で結局普通の日本ラーメンと同じということも起こらないので、ゼヒこの記事も参考に行ってみてほしい。

Mi Enoが先駆けた現地価格のおいしい日本ラーメンが、今後も出てくることを祈っている!\(^o^)/
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