本記事は2019年当時のものです。
バリ空港のアクセスは2023年現在、非常に改善しており、安価かつ便利に移動できるようになりました。
詳しくはゼヒ👇を読んでみてくださいね^^
公共バスは激安だが本数が少なすぎるし、空港タクシーはぼったくってくる。
空港に着いて町に脱出するのがいきなり頭が痛いのである。
空港に着いて、さあどうする? |
またいろいろ交通手段がある中、状況により最適な方法は変わってくる。
ここでは時間帯別にオススメのリーズナブルなバリ空港脱出方法についてまとめたい。
■早朝・深夜はタクシーで
まず空港に降り立ったときの注意点だが、空港にはボッタクシーの皆さんがたむろっていて、旅行客と見るとわらわらと集まってくる。しかしこれは論外の高さなので、タクシーを使うなら空港の外に出て流しの、それもBLUE BIRDタクシーをつかまえるのがよい。
空港タクシーの魔の手を逃れよ!
国際線ロビーを出て正面の駐車場を抜け、突き当りを左折すると徒歩用の出入り口がある。早朝のDPS |
そこから出てすぐの道にタクシーが通りかかるので、BLUE BIRDのタクシーを見つけたら乗せてもらおう。
BLUE BIRD以外でもいいっちゃいいのだが、やはりBLUE BIRDは他と比べドライバーのクオリティが段違いだしボッタクって来る可能性も低い。
とは言えBLUE BIRDでもメーター使わずボッタクろうとするやつはいるので、必ず乗る前に確認すること。
Do you use meter?
は東南アジアのタクシーで必須の質問である。
2万ルピアでクタへ
空港からの道は本当に激混みで、混んでる時間帯は本来10分ちょっとのところが30分はかかってしまう。そういう混んだ時間だと、冒頭書いた通り50,000ルピアくらいかかる。
しかしLCCなどで早朝や深夜のヘンな時間に着いたなら話は別だ。
全然車が走ってないくらいの早朝、まだ薄暗い5時とか6時であればクタまでスイスイなのである。
今回も朝6時くらいに空港外でつかまえたBLUE BIRDで、ベモ・コーナーまでものの15分もかからず。20,000ルピアちょっきりで済んでしまった。
車が全然走ってない早朝のベモ・コーナー! |
20,000ルピアというのはバイタクでもギリまで交渉して最安にしてやっとその値段、という額である。
夜中着いて空港泊するときなど、早起きすればこの値段で動けるし、深夜でも車が少なければ同じことである。
ただ深夜に動く場合はホテルのフロントが開いてるか確認を忘れずに。
■日中は30円バス、サルバギタがあるが。。
早朝を過ぎ、朝7時くらいかな?から夕方5時くらいまでなら3,500ルピアのトランス・サルバギタが安い。
他のどんな手段と比較しても30円は圧倒的な安さだ。
青い車体のトランス・サルバギタ |
クタの最寄りバス停はデワルチ像の近くで、中心部には行かないが徒歩圏までは出られる。
なのでサルバギタが使える時間帯は空港で意地でも待っていた自分なのだが、今年(2019年3月)は昼14時から2時間待って結局1本も来なかった。
正確に言うと、自分が行くのと逆のヌサドゥア方面は1時間半待って1本だけ来た。
もともと空港便は本数が少なかったのがますます減った印象で、正直もう実用に耐えるレベルでは無いように思う。
来たらラッキーくらいで30分待って来なければ、後述のクラクラバスに行くのがおすすめである。
なおサルバギタは確か朝5時~夜9時まで運行との触れ込みなのだが、空港では朝の6時までに乗れたことが一度もないし、夕方5時以降も1回しかない。
■夕方などに使えるクラクラバス
バリにはサルバギタ以外にももう一つ運行しているバスがある。
それが亀を意味するクラクラ・バスだ。
タクシーで安く行ける早朝・深夜でなく、かつサルバギタが運行していない時間帯はこれが選択肢になる。
また先に書いた通りサルバギタの運行時間中でも、こっちの利用を積極的に考えるべきと思う。
路線充実の亀のバス
クラクラバスはクタの町なかを運行してたりプラマシャトルの行かないスミニャックに行ってたりと、旅行者のかゆいところに手が届く路線デザインが素晴らしい。で、そのクタの町なかにもスミニャックにも行くクタ線(LINE3)が、便利なことに空港のかなり近くまで来ている。
乗ったことはないが逆方向に運行しているLINE4も来ているし、DFSで乗り換えればサヌールやヌサドゥアなどバリ各地に出ることもできる。
なお1つ注意なのは、大きなバスではないのでスーツケースなど大きな荷物があるとムリだと思う。
自分は基本的に機内持ち込みサイズのバックパック1つなのだが、それでもギリという感じ。
クラクラのバス停は空港から徒歩5分
空港の徒歩用の出入り口から北上したあたりにあるアストン・クタというホテル前に、クラクラバスのバス停がある。ホテル南側のJl. Wana Segaraに面した駐車場だ。
公式のバス停情報はこちら↓
>> アストン クタ Aston Kuta | クラクラバス | バリ公共シャトルバス
空港からアストン・クタまでは直線距離で300mちょっとで、モスクの横の細い路地↓を通っていくとすぐだ。徒歩で5分程度だろうか。
クラクラバスの料金はウブド線(LINE5)以外は20,000ルピアであるので、空港からそれくらい歩けばリーズナブルにクタまで出られることになる。
クラクラバスの運行時間
クラクラバスは時刻表を見る限り、空港最寄りのアストン・クタ発の便が8:30~20:50まで走っている。よってサルバギタが終わった夕方以降でも、20:50の終バスまではクラクラバスでクタまで出ることができる。
そしてクラクラバスはクタのウォーターボムやビーチウォークといった中心地ど真ん中の地点に降りられるので、サルバギタに比べたら超絶に楽である。
先に書いた通り、空港に来るサルバギタは本当に本数が少なく、ちょっと実用に耐えるレベルではない。
クラクラバスは日中30分置きに運行しており、楽さを優先するならサルバギタが動いてる時間でもこっちに乗るのがいいと思う。
■最後はバイタクと交渉
クラクラバスが終わってしまい、深夜でもなくて道は普通に混んでいる、21時~深夜くらいの時間帯というものがある。
そういう微妙な時間帯はバイタクが便利だ。
ただし交渉必須になるので、がんばって戦いましょう(^_^;)
荷物と相談
空港から出るとバイタクがたむろってたり、あるいはうろうろしてると向こうから話しかけてくる。また空港内にもいて声をかけてくるが、ボッタクリが酷いのではないかと思って使ったことがない(^_^;)
バイタクはバイクであるので、あまり大荷物だと使えない。
自分はLCCの持ち込みバゲージ7kgの制限内で動いているので、それくらいの荷物の人ならバイク2ケツでも全然大丈夫である。
荷物が多い人はムリなので、50,000ルピアを覚悟してタクシー(それでも流しのタクシーを使うように)に乗ってしまうのも手ですね。
ボッタクリ率100%、交渉必須
しかしバイタクはタクシーにも増してものすごいボッタクリをかましてくるヤツがいる。最高でクタまで300,000ルピア、実に2,500円くらいを提示してきやがったボケがいたが、徹底的に値切って1/10以下にしてやった( ̄∇ ̄
昔はボッタクリと言っても100,000ルピアくらいが限度だったのだが、どんどん悪質になっていく感じである。100,000でもタクシーの倍額だというのに。。( ̄∇ ̄
まあどれくらいかはともかく、全員ボッタクってくるのは間違いないので、交渉は必須である。
立ち去ってタクシーにするフリをしてギリまで値切ると20,000ルピアまで下がる。
が、かなり不満そうなのでもうちょっとあげてもいいかもしれない。
■バリ空港脱出、最適の戦略は
そんなわけで時間帯別に上記の交通手段を使えば、24時間いつであろうと3,500もしくは20,000ルピアでクタの町中まで出ることが可能である。
レギャン通りに着いてホッとする |
ただ
- サルバギタはかなりのレアキャラ化
- バイタクの交渉はけっこう面倒
- どうせ高くても20,000ルピア≒約160円
ということを考えると、無理に最安を狙わず、ある程度は楽さを優先したほうがいいかもしれない。
既にちらほら書いたが、自分なら
- 道の混まない早朝・深夜は空港外タクシー
- 日中は30分サルバギタを待ってみる
- サルバギタが来なければクラクラバスに変更
って感じでやると思う。
で、上記のどれも使えない中途半端な時間帯は空港で時間つぶしすればよろしい。
DPSはちゃんと無料WiFiも飛んでいます。
空港から市内への移動はたぶんこれで完璧と思うんだけど、他にもいい方法があったら教えてね :)
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