延長は4月21日に発表され、同時に政府は4月24日に段階的な解除スケジュールを発表。
これからの動きが徐々に分かってきたので、
ジョージアの経済や、フライトなど移動に関する再開はいつになるのか?
につき、ニュースなどをもとにまとめてみます。
■4月21日の政府発表
4月21日、ジョージアの非常事態宣言は5月22日まで延長となった。>> State of emergency, vehicle restrictions to be extended in Georgia
22日には議会がそれを承認。
>> Parliament approves extension of state of emergency in Georgia until May 22
同時に政府は4月24日に段階的な制限解除のスケジュールを発表。
>> Gov't outlines 6-phase plan to reopen the Georgian economy
これ↑を見ると7月まで段階的に様々な活動が許可されていくようだ。
■ジョージア経済再開のスケジュール
上記記事から経済再開のスケジュールをまとめてみる。
7月までのスケジュール
政府発表では- 7月まで3ヶ月をかけ
- 2週ごとに6段階に分けて
様々な活動が許可される。
4月27日
車、タクシーの運行、Eコマースが再開。
生鮮市場も開かれる。
車の移動は都市内のみ許可。
トビリシ、バトゥミ、ルスタビ、クタイシは閉鎖継続。
閉鎖された都市からの出入りは4月27日と28日のみ許可されるので、どこかで立ち往生している人はその2日以内に登録住所に戻れる。そして29日には規制再開。
5月10日
工事が再開。
洗車やカーサービスなどが営業を開始。
また、パソコン修理などの技術サービスも再開。
5月24日
「道路に面した自前の入口を持つ」卸売や小売の店舗がオープン。
※つまりショッピングモールはダメということ。
※食べ物の店舗はずっと開いてるので、それ以外の店もということだと思う。
6月7日
ショッピングモール、オープンタイプの飲食店、ケータリング施設、あらゆるタイプの金融サービス、美容院、美容医療センターなどがオープン。
6月21日
全種類の市場やレストランがオープン。
※4月27日にオープンされた市場は農産物のみ。
7月5日
エンターテインメント、スポーツ・フィットネスセンター、ホテル、レストラン、カジノ、教育機関などがオープン。
※学校は9月まで閉校という情報もある。
またニュースサイトによって上記の日付は微妙に違う。
>> Georgia looking to lift COVID-19 restrictions in stages over 3 months
が、2週間ごとのはずなので上記に抜粋したスケジュールが正しいような気がする。
政府の公式情報
上記スケジュールはそもそもドラフト案のはずで、また変わるかも知れない。政府の公式ドキュメントはこちら。
>> THE ANTI-CRISIS ECONOMIC PLAN
書類のコピーをしたいのだがこのスケジュールだと5月10日まで待たなければならない感じ。
そしてだいぶ髪も伸びたのだが、少なくとも6月7日まで伸ばすしかないのね(^_^;)
スケジュールを前倒し?
その後、5月4日のニュースで解除スケジュールの前倒しに関する発表が報じられた。
>> Batumi and Kutaisi cities to reopen tomorrow after 20-day coronavirus lockdown
バトゥミとクタイシの封鎖は5日から解除。
しかし首都トビリシと近郊のルスタビは封鎖続行だが週末に解除するか判断となる。
やっぱ人口多いところはリスク高いという判断なのかねえ。
また状況次第で上記の2週間ごとのスケジュールは前倒しで解除するらしい。
旅行の解禁スケジュールも発表!
さらに5月7日には旅行の解禁スケジュールも報道された。>> Rebranding Georgia’s tourism image: Domestic tourism starting June 15, int’l tourism from July 1
ジョージアは海外旅行客受け入れでヨーロッパ最初の国になるべく、
- 6/15に国内旅行解禁
- 7/1に海外旅行も解禁(!)
を目指すとのこと。
コロナ感染者数は少ないながらもコンスタントに増えてるので、その頃には落ち着く見通しなのかな?
少なくとも増え方が指数関数的ではないので、どこかで抑え込むんでないかと期待したい。
■公共交通機関やフライトの再開は未定
フライトや公共交通機関の再開はまだ未定で、状況次第のようだ。フライトは5月22日まで停止
とりあえず決まっているのは5月22日までフライトは停止継続。だがその後に再開するかはぜんぜんわからない。
>> Date yet unknown for resumption of air traffic, public transportation
特別な便に乗れない限り、外国人は帰国できなさそう。
また↑の記事はたぶんMay 31とMar 31を間違ってると思うのだが、公共交通機関は3月31日から止まっている。
>> Gov’t announces nationwide curfew
メトロだけでも再開してくれれば昼間動きやすくなるのだが。。
特別フライトは飛んでいる
なおこれを見るとジョージア政府が特別な国際便を出しているようだ。>> Gov’t brings back 151 Georgians from Israel amid coronavirus pandemic
見る限りイタリア、イラク、スペイン、ポーランド、チェコからジョージアに飛んでいる。
ジョージアにある日本の大使館もコロナ関係の情報を発信していて、これ↓を見るとジョージア航空の臨時便が毎日ヨーロッパ各地に飛んでるみたいだ。
>> 外務省 海外安全ホームページ|現地大使館・総領事館からの安全情報 詳細
1日1便という感じでアテネやベルリンにも飛んでるんで、そこまで出ればスクートで東南アジアや日本に格安で帰れる。
まあ経由する東南アジアが開国したあとの話だが。。
臨時便もどうやって予約するのかわからないが、どうしても出国しなければいけない人はジョージア航空をチェックするといいのかもですね。
またイスタンブールに出れれば(そしてトルコが受け入れてくれれば)成田にターキッシュエアラインズの直行便があるはずだ。
■ジョージアのコロナ感染状況
ちなみに3月21日には47名だった累積感染者数は非常事態延長の時点で400名を超えた。
これを書いているのは4月29日だが、現時点で累積500名を超えている。
それでも近隣国に比べたら1~2桁少なく、超スローな増え方ではある。
ただ最近は20名以上とかガツンと増える日があるのだが、28日にも25名の新規感染者が出た。
地域ごとロックダウンされたところがあったので、そこの人かもしれない。
>> Tetritskaro municipal centre in Kvemo Kartli placed under lockdown
しかし累積の回復者数も29日時点で168名を数えており、29日は延長後初めて感染者と回復者の差し引きがマイナスに転じた。
この傾向が続けば少しずつ感染者は減っていくはず。
なんとか抑え込んでほしいなー。