2023年3月2日木曜日

ベトナム北西、霧のバンホーに自然農園を見た!



ベトナムの北西、ハノイから3時間くらいのところにバンホー(Vân Hồ)というところがある。

牛乳で有名なモクチャウの手前で、山岳少数民族のテリトリーだ。

そこに古い知り合いが日本の自然農を駆使した農場をつくっているという❗


これは行ってみるしか❗ということでお願いし、訪問してきましたよ😃


■バンホーの行き方

バンホーにはハノイから、Xuan Trang Expressが出ている。

3時間程度、25万ドン(≒1,500円)でバンホーまで行ける。

たぶんだけどそのまま乗ってればモクチャウも行くはず。

バンホー行きバスを予約する

Xuan Trang Expressは電話やネットで予約できる。

またFacebookでも連絡を取ることは可能。
対応はあまりよくない😅

自分は泊まってたホステルのスタッフに電話してもらい、予約しました。

オフィス現地でチケット買うのも可能と思うけど、けっこう満席だったので予約しとくのがいいすね。

バンホー行きバスの乗り方

旧市街あたりからオフィスは市バスがある。
自分は01番で行きました。


これがオフィスのある駐車場。


一角にオフィスがある。


これがバス❗


新しくて席も大きくけっこう乗り心地は良かった。
料金はドライバーに直接払います。

バンホーの市場?へ

バスに揺られていると高原に入るにつれ、いい景色が続くようになる。


こんな感じ👆の景色になってきたら目的地は近い。

自然農園に最寄りは、街道沿いに店が微妙に集まってるプチ市場?みたいなエリア、Ngã ba Vân Hồだ。


レストランもあるので腹ごしらえ。
フォーが3万ドンだったかな❓


街道から少しはいると農地。


小屋と一緒に安く貸してくれんものか。。などと思いつつ。

■バンホーの自然農場

そしてこれが本邦初公開❗❓の、ベトナムはバンホーの自然農場だ❗


NICO NICO YASAIという、ベトナムでゼロから始めもう10年頑張ってる有機農園さんの新天地がここなのであった。

霧の高原で自然農トマト

ベトナム北部高原の霧は深い。
ある程度晴れればこんな感じなのだが、


霧が出て来るとこう😳


この気候で農業生産するにはハウスが必須だ。


ここで日本で学んだ自然農の技術を駆使して、まずトマトの生産に取り組むそう。


トマトは強いけど、強い光が好きな作物でもある。


霧のバンホーで、自然農の技術で、トマトがビジネスに乗るとしたら、素晴らしいと思うんだ。

NICO NICO YASAIのピーナツバター❗

NICO NICO YASAIの原点、ベトナム南部高原のバンメトートではピーナツを生産している。
そのベトナム産有機ピーナツを使用したピーナツバターやオイルが、実は日本でも入手可能だ❗ 

こちらでネット購入できるので、ゼヒ見てみて~~❗😃

日本発の堆肥でGO

こちらの農園が日本で学ばれたのはたぶん👇


ここの技術をベトナムで再現すべく、堆肥場を作り、


地場の微生物を培養し、


堆肥は静かにその時を待つ。


そして生産農家さんの資材量はやはり自分のような自給農とケタが違う😳


いやほんまトマトができるのが楽しみや~~😃

なんつーかこれからは新興国の時代。
自然農の技術もそこで通用するものがつくられ、学ばれていくようになるなあと。。

わんこもいるぞ

そして農園にはわんこも。


わたくしの履きつぶした靴(黒いやつ)がいたく気に入られ、ガブガブに噛みつくのであげることにしました(笑)


代わりに山岳民族テイストの靴をもらった❗


今もお気に入りで使ってますよ🙂

■バンホーとともに

バンホーはベトナムの北方で中国も近い。
風土が東アジアに近く、日本に近い農産物がつくれそうだ。

少数山岳民族が暮らしている地域でもあり、特有の文化を見ることができる。

そんなバンホーにも、開発の波は訪れている。

バンホーの農産物

バンホーを含むベトナムの高原は、日本にもある果樹がけっこう育つという。

よって梅干しも可能😆



近くでは日本人がイチゴもやってて、とても品質がいいらしい🍓

これ👇はそこのじゃなくて市場で売ってたもの。


でも大粒で甘くて、バンホーはイチゴのポテンシャルかなり高いね😳

また東南アジアの高原はけっこうコーヒーもつくってる。


これ👆がバンホー産かはわからないけど、たぶん栽培可能でないかなあ❓

山岳民族の文化

ベトナム北部の高原は少数山岳民族が暮らしている地域だ。

ここバンホーでも地元部族の伝統文化があちこちで見られる。

これ👇は農産物を入れておく伝統的な倉庫。


下にねずみ返しが付いてますね。

街道の店に行くと、山から降りてきた山岳民族のひとがカラフルな伝統装束を着けていた。


これは地元名物スアチュア(Sữa chua)。


ヨーグルトともち米でつくったデザートで、都市部のコンビニとかでも置いてるそうな。

ヨーグルトともち米、西洋とアジアの文化が融合してておもしろいね。

ベトナムの未来

バンホーのこのあたりも高速が通るというので恐ろしく地価が上がり、ハノイのひとが投資で土地を押さえまくっているという。

そしてバンホーの自然はそんなバブルに関係なく、淡々と生きてるように見える。



しかしそうした生命たちもバブルでホテルやらが立ち並べば踏み潰される運命だ。

そんなバンホーで、自然農園を立ち上げる意味とはなんだろうか。

NICO NICO YASAIはもともと、日本で有機農業を学んだ実習生の働く場をつくらねば❗という思いで始まった農場。

安い新興国で農業生産して儲けよう❗というのとぜんぜん違う原理で動いている。

「これからどんどんベトナムも変わっていく。
そんな中でも、自然農のような技術が地域にあって、それでやっていけるモデルがあれば、いつか役立つときが来るんじゃないかと思う」

そんな農場主さんの言葉が心に残った。

ベトナムの未来はコンクリで自然を塞いで地価を上げる中にあるわけじゃない、と自分も思う。

■辺境で少数民族に学びたい

自分的にはこういう👇山林に小屋でも建てて自給生活したい。
それも重要な未来のモデルになると思う。


竹もあるし資材や煮炊きの燃料には困らんと思うのよね。
どこかに沢があれば水も位置エネルギーも得られて完璧なんだけど。

しかしてバブル真っ只中のバンホー、この農場裏の山もものすごい値段になったそうな😳


なんというか、ここに暮らす少数山岳民族に学びたいね。

西洋近代で開発なんて安易な道じゃなく、現地で培われてきた伝統的な暮らしに沿って生きることが、実は最先端じゃないかと思う。

近代化された都市部で生きてたひとがそれを学び実践する、大変過ぎるとこだけはうまく近代技術も入れて、自然を汚さず幸せに生きるってことをつくっていく。

それが自分的に未来に残すモデルかなあ、なんてことを考えた。

農場でいただいたおでんを思い出しつつ、、


いろいろと考えさせられる、大変有意義な訪問となりました。

ありがとうございましたm(_ _)mm(_ _)m


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