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最近、クレジットカードを海外利用し利用明細を確認したところ、予想外にお金がかかっていた。
$1=150円のときに円からドルへ両替し現金をゲットしていたのだが、その後あれよと円高が進んだのでカードのほうが有利と思って使っていた。
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が、使っていたカードの手数料率が思っていたより高く、現金を使ったほうが実は有利だった😂
他のカードなら問題なかったのだが、、
やってもうたーー❗️と思ったが後の祭り。
この際にと、「ではどういうときどのカードを使うのがいいのか」を考えてみたので、まとめた上で損失を思い出として消化することにする( ̄▽ ̄
■クレジットカードの海外利用事務手数料
クレジットカードの海外利用には海外利用事務手数料というのが為替レートに上乗せされる。
もちろんそれも見越して、レートが両替時点の$1=150円より有利なときカード決済しているつもりだった。
使っていたのは還元率が1.2%と高いリクルートカード。
しかしその事務手数料が思っていたより高く、実に3.85%だったのだ😳
この際にといくつかのカードにつき調べたが、海外利用事務手数料は
EPOSカード:2.2%
楽天カード:2.2%
PayPayカード:VISA/Master 2.2%、JCB 1.6%
リクルートカード:VISA/Master 3.85%、JCB 2.04%
昔はけっこう1.63%とかだったのだがどこもそれよりは高くなってるね。
しかしリクルートカードは突出しとるね😳
■支払いはカードと現金、どっちが有利?
クレジットカードの海外決済には上記の海外利用事務手数料が上乗せになる一方、どのカードもポイント還元があり1%くらいが後で返ってくる。
その両方を考慮に入れた、クレジットカード決済の実質的な為替レートを考えてみる。
手数料と還元率から考える実質の為替レート
まずクレジットカードの為替レートは実際の為替レートに手数料を乗せたものとなる。
クレジットカードの為替レート=実際の為替レートx(1+手数料率)
ここでポイント還元を考慮に入れると、
実質的な為替レート=クレジットカードの為替レートx(1-還元率)
つまり元々の外貨建ての額に
実際の為替レートx(1+手数料率)x(1-還元率)
が掛け算されて、実質的な支払額が決まる。
この値が外貨を現金両替した為替レートよりも良ければ、たとえ海外利用事務手数料がかかったとしても、クレジットカードで決済したほうがお得になる。
つまりこの値がその時点での、クレジットカードで支払う場合の実質的な為替レートになるわけだ。
現金とクレジットカード支払い比較
冒頭に挙げたカードのうち、PayPayカードだけJCB、他はVISAを持っていたとしよう。
$1=150円のときに円から替えたドル現金と同額で決済できる為替レートは、
実際の為替レートx(1+手数料率)x(1-還元率)=150
となるレートなので、
150÷{(1+手数料率)x(1-還元率)}
で割り出せる。
それぞれ以下となる。
EPOSカード:手数料2.2%、ポイント還元0.5%
150÷{(1+0.022)x(1-0.005)}≒147.5円
楽天カード:手数料2.2%、ポイント還元1%
150÷{(1+0.022)x(1-0.01)}≒148.2円
PayPayカード(JCB):手数料1.6%、ポイント還元1%
150÷{(1+0.016)x(1-0.01)}≒149.1円
リクルートカード:手数料3.85%、ポイント還元1.2%
150÷{(1+0.0385)x(1-0.012)}≒146.1円
ただしリクルートカードも1,000円以下の決済は端数が切り捨てられて1%還元になるので
150÷{(1+0.0385)x(1-0.01)}≒145.8円
それぞれ算出された為替レート以下にドルが安く(円が高く)なれば、$1=150円で替えたドル現金よりカードで支払ったほうが有利となる。
■最適な支払い戦略
上記を踏まえると、有利な為替レートになった場合の決済は
- 外貨建て決済の基本はPayPayカード(JCB)
- 1,000円を超える円建ての決済はリクルートカード
- 1,000円以下で円建ての決済はリクルートカード、楽天カード、PayPayカード
というのが基本戦略になる。
もちろん両替時点のレートのほうが有利なら現金決済だ。
また為替レートに関わらず、リクルートカード・EPOSカードは海外旅行保険の有効化のため使うことはあるだろう。
基本はPayPayカード(JCB)
先の計算より、150円から149.1円まで、ほんのちょっと円高ドル安になるだけで、
$1=150円で替えた現金よりPayPayカード(JCB)で支払ったほうが有利
となる。
PayPayカードもVISAやMasterだと手数料が2.2%なので、楽天カードと同じく148.3円まで円高が進まないと現金より有利にはならない。
一方リクルートカードは4円以上円高が進まないと現金のほうが有利で、外貨建て決済ではなかなか使いづらい。
円建て決済で使うべきカード
(為替レートの影響がない)円建てで1,000円以上の決済のときには1.2%を還元するリクルートカードが有利となる。
1,000円以下だと楽天カードやPayPayカードとポイント還元率が変わらないので、EPOSカード以外のどれを使ってもよい。
その決済額が1,000円を超えるかどうかで使うカードを決めればよい。
海外旅行保険の有効化
リクルートカード、EPOSカードは海外旅行に使う公共交通機関の決済で90日間の海外旅行保険が有効になる。
海外の出先で海外旅行保険を有効化するために使う(※)場合は、為替レートにかかわらず上記2つを使うしかない。
※海外旅行保険の裏技と呼ばれる。詳しくはこちら。
なおPayPayカードはゴールドにしか保険は付帯していない。
楽天カードはパック旅行を決済しないと保険が有効化できないので、個人旅行するバックパッカーなどには実質的に使えなくなった。
そんなわけでヒジョーに細かい話なのだが、そうは言っても旅に10万円かかるとして数%違えば数千円の差。
長旅なら万円単位の違いにもなってくる。
為替の乱高下が激しい昨今、有利に支払うに越したことはないと思うのである❗️(・∀・)
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