2016年2月5日金曜日

コンパクト・シティ、ダーウィンでいろいろ妄想してみた(・∀・)



バリから飛行機で2時間半、オーストラリアの北端にダーウィンはある。この北オーストラリアの一帯は、ノーザン・テリトリーとかトップ・エンドとか呼ばれるらしい。

エア・アジアのスーパーセールを使うと、なんと3,000円くらいでバリから来れてしまう。しかし帰りの便は別に安くないので結局けっこうかかる。罠か( ̄▽ ̄

まあでもせっかく訪れたし、いろいろと可能性も感じたのでそれも含めレポートしてみます(・∀・)

■ダーウィンはこんなとこ
ダーウィン、聞いたことある名前だが、本当にあの進化論のチャールズ・ダーウィンから取ったらしい。インドネシアに近いので、昔は冒険家がここからティモールまで命がけの航海をしたという。

ダーウィンは過去に戦争と災害で二度も灰燼に帰し、そのぶん町が新しくきれいに区画分けされている。ちなみに戦争のほうは日本軍の空爆。

ビーチがあり、海の遥か彼方にインドネシアがある。公園も広く緑も多い。近く(といってもめちゃ遠い)の国立公園など、巨大な自然を楽しむツアーのゲートウェイになっている。

ビーチでサンセット
気候的には熱帯で、バリと余り変わらない。寒いLCCの機内から降りると、いきなりむっとした空気に包まれる。バリよりも湿気が高い印象だ。

■町はコンパクト
町はそんなに見るものもなく、熱帯にきれいに作られた近代的で、基本的に低層な町並みが落ち着く感じ。海岸沿い近くの通りにほとんどのレストランやホステルが集中していて、ビーチもバス・ステーションも徒歩圏だ。

COLES(スーパー)もある
バスで15分くらいのカジノ近くにもミンディル・ビーチというのがある。

カジノSKY CITY
これまた何があるわけでもないが、なかなかのんびりしてよい。

ものすごい遠浅のミンディル・ビーチ
ミンディル・ビーチはサンセット・マーケットというのを乾季?の木、日曜にやっていて、その時は夕方から夜10時くらいまで無料のバスがシティから往復する。

何があるわけでもないが、レストランはウェスタンもアジアンもファストフードもあって、ライブをやってるナイトスポットもある。映画館もあり、ビーチや熱帯な自然公園もある。

■住みやすそうなダーウィン
ホステルは1泊2,000円ちょっととオーストラリアとしてはマイルド。たぶん物価が全般にマイルドなんだと思う。

ちなみに泊まったのはここ → Frogshollow Backpackers

バスは$3で3時間、ゾーン内乗り放題。シティからちょっと出かけて帰ってくるにはちょうどいい。往復と思えば片道140円弱と高くはない。

3時間は乗り放題
バリから来たので気候が馴染むのかもしれないが、何か落ち着く感じ。何がいいって、レストランもナイトスポットも自然も全部徒歩圏にあるのがいい。自転車すらいらない。バスターミナルも町中。まさにこれがコンパクト・シティというやつだ。

地方都市のコンパクトシティ化が動き出した〜国が目指す将来の都市像とは〜
http://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00147/

町が運営しているフリーのWiFiも飛んでるし、ピクニックに良さそうな大きな公園もある。日々をのんびり過ごすのにとても向いた町だと思う。

ダーウィンの公園

■コンパクト・シティとしての可能性
実際、観光には地味なところだ。しかしこの中心部のコンパクトさ、自然の近さ、何か活動できると意外に面白いんじゃないか?と思った。

残念ながら微妙に郊外めいたところは住宅街になってる気がするが、ここでそれを食い止めて自然と農地が溢れる区域を作る。バスで10分のエリアで、ファーム・ステイできるようなところがあるとかなり面白いと思う。

もちろん、そこまでのバスのゾーンは1区に収め、車なしに安価で頻繁に来れるようにする。なぜか?中心部を完全徒歩可能な小さな区域にすれば、車の乗り入れを禁止しても大丈夫だからだ。車が無いので、代わりの安価で、便利な足が必要になる。

車が使えない困った状況が、街を新しいステージに押し上げた例もある。バスって使いようで人びとの意識まで変える可能性がある、意外とポテンシャルのあるシステムなのだ。

市営がだめなら“私”営だ!「臨終間際のデトロイト」の蘇生を後押ししたのは、“一人の男とバス”
http://heapsmag.com/detroit-revival-a-bus

外から訪れた人は、区域のエッジに作られたパーキングに車を停める。区域内はバスだけを乗り入れ可能にする。ミニバスも巡回している。ファーム・エリアも車乗入れを禁止して、バス利用を促す。区域内でビジター用に自転車レンタルなどするとさらにいい。

こうして実現する車の騒音が最小限の、近代化で忘れられていた地球本来の静けさ。日本の雪の日のような。中心部とファーム・エリア双方でそれを取り戻す。余計なインフラもいらないので、物価ももっと安くなり、お金に頼らない生き方も可能になり、ポスト資本主義の世界を既に生きている多くの創造的な人びとがやってくる。

これは本当に世界のどこにもない、近代とそれ以前の世界が同居するユニークな場所になる。その可能性をダーウィンは秘めている。

未来に続く道を感じた

■多文化が交差する町へ
オーストラリアだし、町中でもパーマカルチャーでコミュニティ・ガーデンとかやったら面白そうやなあ。金がなんぼいるか分かったもんじゃないが。。(^_^;)

コミュニティ・ガーデンというのはこんなの↓

ニューヨークのコミュニティーガーデン
http://www.npo-birth.org/staffblog/2012/04/post-511.html

あとはアボリジニの生活技術やアートを学べるとか。それをパーマカルチャーと融合とか。

資本主義バリバリ、ウランで儲けてお金持ち、おかげで物価は激高というこの国に、何かの風穴が空くんではないかとも思う。

ちなみにダーウィンがあるノーザン・テリトリーには、ジャポリジニーというのがいるというのを聞いたことがある。日本人だけどアボリジニの生活をしてるという。そういうところと連携できたりすると、また面白いよね。

アボリジニも元々はインドネシアから渡ってきた人たちだと言うし、バリとの文化交流も面白そうでない?

オーストラリア、アボリジニ、日本人、バリ、、この辺境の立地が、多様な文化が交差することを可能にしている、とも言えるよね^^
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