3月から熊本で自然農、協生農法、たんじゅん農法の実験中だ。
開墾から始めて、最近ようやく4月までに播く種を播き終わり、時間の余裕ができてきた。
そこでまた勉強を再開したのだが、先にこれ知ってたらなあ!という動画をいくつもyoutubeに見つけた。
というわけで今回は、自分と同じ初心者にオススメの動画を紹介したい。
これから畑を始める人は順番に観ながら実践するだけでうまく進められると思うぞ^^
■自然農の畝立て
自然農では畝は一度立てたら基本的にずーっと使う。
そこにできた生き物の世界を壊さないためだ。
なので普通の農法のように作物が終わるごとに耕して畝を立て直したり、ということをしない。
ということは逆に言うと最初にちゃんと作っとかんとあかんということ。
草ボウボウの状態から畝を立てるまでにはどういう作業が必要なのか?
おすすめ畝立て動画
愛知県は西尾で実践されている、この動画↓がチョー参考になる。
自分が勉強になったのは、
- 温度を均一にするため、畝を南北に立てる
- 水はけのため境界に溝切り、通路も傾斜をつける
- 通路にも草を敷いて堆肥場に
といったあたり。
ぜひ全部観て参考にしましょう。
他にもやったほうがいいこと
またこの動画ではやってないが、草地から開墾するときなど多年草の根っこで表土がガチガチの場合がある。
そういう場合は
- 表土を少し剥ぐ
- 石や草を取り除く
といったことをやっておくのがいいと思う。
畝に使えそうにない根っこだらけの土は、通路に敷いて長い時間をかけて土に還せばよい。
ちなみに自分は上記をやらずに形だけ畝を立て、種まきで覆土が全然できずチョー苦労するハメに(^_^;)
■種おろし(種まき)のポイントを知る
畝を立てたら次は適期を待って種まきだ。
ちなみに自然農では種まきのことを種おろしと呼ぶ。
実際の作業の前に、発芽率を上げるためのポイントや、実作業の注意点を理解しておくとよい。
発芽について知る
特に最初はいつ芽が出るのかとやきもきする。
自分の場合は山間で寒く、余計な日数がかかったのでますますだった。
しかしある程度正しくやれている自信があれば多少安心だ。
以下の動画でうまく発芽させるためのポイントを知ることができる。
>> 種まきしたのに発芽しない!発芽しないときの5つの原因【家庭菜園】
ざっと挙げると、
- 水・保湿
- 温度(地温)
- 種の寿命
- 深さ
- 過剰肥料
になる。
夏や冬など極端な温度のとき、種は冷蔵庫で保管する、好光性/嫌光性で深さが違う、等々なるほどなーという感じ。
そういえば世界一トマトの3年くらい前?の種がぜんぜん発芽しないのだが、寿命は問題ないはず。
なので山間の温度や冷蔵庫で保管してなかったことが関係してるのかもしれない。
といったことが分かって目処や諦めがついたりします :)
種おろしの基本
種まきの作業的なポイントを知りたい場合は以下が参考になる。
水をやらない、かなりしっかりパンパン叩いて鎮圧しておく、あたりが自分にはかなり勉強になった。
なおこういう理屈的な話は実際の作業を経験した後に観るとまた整理になって頭にしっかりと残るので、後でまた見返すのを強くオススメする。
■種まき開始!
種まきの一般的なポイントを掴んだら、次は実作業だ。
品種ごとに種まき動画はいっぱいあるので自分の播くものを検索するとよいが、ここでは特に
- ニンジンの種まき
- 踏みつけ種まき
というのを紹介する。
特にニンジンは光を好む種(好光性種子)の種まき全般に応用できるはずだ。
ニンジン(好光性)の種まき
ニンジンは発芽するのに光を必要とする好光性種子だ。
なので薄く覆土するとよく言われるのだが、実際やるとなるとそれがなかなか難しい。
はて薄くってどれくらい?どうやったらできるの?と思ったら観るべきなのが↓の動画だ。
やり方として、
- 両手のひらに挟んですり合わせほぐす
- 鋸鎌の背で土を叩く
の2つの方法が紹介されていて、特に後者は叩いて飛んだ土が上に被さり、手ではできない薄さを実現する。
また前者のやり方では、草の根でガチガチに縛られている場合、覆土をどう確保するかという問題がある。
これは土を起こし下から持ってくるのだが、自分の圃場でまさに必要な情報でチョー勉強になった。
またこちらの畑は畝立てしてないのも特徴で、それによってどう作業が変わるかも注意して観るとよい。
オクラの踏みつけ種まき
また種まき後に足で踏みつけて鎮圧するというやり方もある。
これもかがまなくてよくて楽なので、オクラをやるときは試してみたい。
耕した土だと固まりすぎるらしく、不耕起の自然農ならではの方法と言える。
なんとなく
- 好光性でなくて1㎝くらいは埋める
- 種が細かでなくある程度大粒
みたいな種ならオクラ以外でもできるのかなあ?と思ったりするので試してみたい。
あと土がある程度乾いてないとムリやね。
種まき以外にも南北の畝の西に背の高いものを植えるなど、いろいろなTipsが入ってるので全部観てほしい。
■水やりは必要か
自然農では種まき直後や発芽まで、あるいは発芽後に水やりは必要だろうか?
水やりは必要なし
こちらの動画では種まき後に「水やりはいらない」「雨を待とう」とはっきり教えてくれる。
特に地植えならいらない、というかやっちゃダメくらいらしい。
こちらの畑は鹿児島でけっこう暖かいと思うのだが、それでもいらないらしいのでたぶん日本の多くの土地で必要ないのだと思う。
水をやりすぎると徒長!
自分はさすがに発芽前後は水やりするっしょ!と思って毎日水をやっていたら小松菜とルッコラとトマトが見事に徒長した(T▽T
今は雨の数日前、晴れで暖かい日が続くときを狙って種まきしている。
水やりもしなくなったが、場所によって砂みたいな土壌で乾きまくるところとか、枯らしてしまったところではやっている。
基本やらないがケースバイケースで必要なところだけやる、という感じです。
■その他のポイント
その他のポイントとしては
- 間引き
- 収穫
- 種取り
などがあると思う。
自分もようやく春播きの種まきが終わり、次は上記を順にやっていくので、また調べたらまとめたいと思います :D
その他の自然農・お役立ち情報はこちら
何を播く?!自然農向きの強い作物&コンパニオンプランツを知るyoutubeで観る、自然農「草を敵としない」の実際
ネットで送料無料/格安の種を買えるのはこのお店!~Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場~
0 件のコメント:
コメントを投稿