✓ベトナムの銀行口座や定期預金の開設条件が厳しくなりました
2019年からベトナムでは外国人の銀行口座の条件が厳しくなりました。
既に保有してる口座が閉鎖にはならないようですが、本記事を書いた2017年とはほとんど真逆の状況になってるようですのでご注意ください。
以下の記事に詳しいですが、
>> 日本人でも開設できる金利8%のベトナム銀行口座が突然、規制強化。そのワケを考察した | ハーバー・ビジネス・オンライン
ノービザ滞在者では口座開設もできず、高金利の定期も組めないとのことで、本記事の対象読者的にはほぼ意味なしになったように思います。
またちょっとベトナムだったので、ついでに向こうの銀行を回ってみた。
知ってる人も多いと思うが日本人は14日間、ノービザで観光滞在が可能である。
しかしビザランは難しく、次に来るときは最低30日空けないとノービザでは入国できない。
ベトナムのビザ代は高く、ちょっとした用事で使うにはもったいないので、こうした機会にいろいろ調べたりしている。
ということで今回のテーマはベトナムの銀行口座開設。
ベトナムの銀行は、自分のようなノービザで短期滞在する人でも口座を持たせてくれるのだろうか?
とりあえず答えだけ書いとくと、できます。
なんというか東南アジアの中でもベトナムはゆるい感じ。
では詳しく見ていきましょう。
■ベトナム・ホーチミンの銀行の集まるエリア
ホーチミンにはいろいろ訪ねて回るのにちょうどいい銀行が密集するエリアがある。
安宿街からも近いベンテイン市場南あたりの便利な場所で、これも銀行のNCB(National Citizen Bank)が入ってるRuby Towerというのがあるあたり。
ベトナムの主要な銀行というとVietin BankやBIDVらしいのだが、それらもこのエリアにある。
ちなみにBIDVはジャパンデスクもあるが、法人向けのサービスで個人が口座開くとかそういうのには対応していないようだ。
上記2行以外にも大きな銀行はいくつかあり、それら店舗もだいたいこの辺にある。
なので目当ての銀行が決まったら、このエリアを回ってみるとよい。
■旅行者はベトナムの銀行口座を開設できるか?
冒頭書いた通り、ベトナムではノービザ旅行者でも特に問題なく、パスポートだけで口座を開設してくれる。
在住の人でないとできないこともあるが、それほど問題にはならないと思われる。
ノービザでもOK!
ベトナムはカンボジアより国際色豊かそうだし、銀行なら英語は大丈夫かなあ。。と思っていたが、正直カンボジアより微妙であった(^_^;)
でもまあなんとか通じることは通じるので聞き回るのは可能。
それぞれの銀行で四苦八苦しながら聞き出したが、少なくとも訪れた銀行では
ノービザでも口座開くのはOK
であった\(^o^)/
パスポートだけ持っていけばそれでよく、ビザとか労働許可とか一切いらない。
パーマネントな住所も必要なく、ホテル滞在でも全然OKとのことであった。
唯一チェックしてるのは許可された滞在期間で、オーバーステイだとさすがにダメ。
逆に言えば合法に滞在してるならそれでいいということで、かなり緩い印象だ。
非在住者には制限もある
ただ住んでない人は在住者よりも制限が少しだけあり、普通口座(Savings)は開けるが、当座預金(Current)は開けないとのこと。そしてベトナムではATMカードは当座預金に紐づくようで、在住者でなければATMカードが発行されない。
なので下ろすときには営業時間に銀行に行くしかないのだが、ノービザで口座開くような、たまに行くだけの旅行者なら別に問題ないように思う。
またベトナムの銀行は夕方4時、5時といった時間まで開いていることが多い。
日本より便利ですね。
■外貨で預けるか、ベトナム・ドンに替えるか
ベトナムの銀行はUSドルやユーロも預けられるが、ほとんどメリットは無い印象である。
もちろんベトナム・ドンはかなり弱い通貨でもあり、将来の価値をどう見るかで判断は変わってくる。
しかしドンで預けないならそもそもベトナムで銀行口座を持つ必要はないかもしれない。
外貨の取り扱いは?
ベトナムの銀行では外貨も取り扱っていて、USドルやユーロなどを預けられる。
しかしいろいろと制限が強く、あまり使うメリットは無い印象。
商売で必要な人なら口座をもつ意味はあるかもしれないが、個人だとちょっと使いにくすぎる。
訪れた銀行では利息はほぼ無いに等しく、USドルなど0%という潔さだ(笑)
またユーロだと一応0ではない、というレベルの利息がつく。
ベトナム・ドンだと1年定期で7%台の利息が付くので、ものすごい差である。
また外貨はキャッシュでの預入は不可で、他の銀行からのTransferのみに対応。
もちろん送金・着金の手数料がかかる。
引き出しもドンに両替した上でしかできない。銀行なので街場の両替商よりレートも悪いだろう。
また外貨は引き出し自体にも手数料がかかり、年間の口座管理手数料もかかる。
VNDは有利だが弱い
現在VNDはだだ下がりなので、特にUSドルを持ってる人は有利な条件で両替できる。ベトナム・ドンなら、もちろん普通預金にキャッシュでの預け入れ・引き出しが無料でできる。
またベトナムはやはり資金需要が旺盛なのか、何かというと金利が上がり気味で当局が規制するほどだという。
某銀行など年率8.7%の看板を出していて、これは高いと思って写真撮ろうとしたら警備員が慌てて止めに来た(^_^;)ひょっとして違法金利?(^_^;)
またベトナムでは銀行利息に対する税金は無いという情報を散見するのだが、これを見ると5%みたい。
>> 税制 | ベトナム - アジア - 国・地域別に見る - ジェトロ
非在住者でも同じとすると、5%というのはカンボジアの在住者向け税率(6%)に準じる安さである。
■ベトナムで銀行口座を持つ意味はあるか
ドンの金利は高いものの、外貨に対して弱いので何かというと下落する。
なので、同じような高金利でUSドルに利息が付く隣のカンボジアのほうが有利かもしれない。
一方でカンボジアは政治体制が不安なので、その意味ではベトナムがよさげに思える。
またペイオフ(預金保護)という意味ではベトナムは無いに等しく(25万円分くらい)、カンボジアは無いのであまり差はない。
よって運用だけ考えると国を取るか通貨を取るかという悩ましい選択となる。
しかしホーチミンはガイジンさんの移住人気も高い、東南アジアにおいて美しい都市化に成功した稀有な街である。
オサレなカフェから近代的な町の緑が見える |
だから運用というより、数年でも住んでみるほうがベトナムで口座を持つ意味があるのかもしれない。
なんか活動考えてしばらくいるかなあ?でも思いつかんのよなーーー
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