ヨーロッパの田舎町は落ち着いてて、次から次と見どころが押しまくってくる感じが無いのがよい。
しかしそうは言ってもブラチスラヴァは都会で、旧市街から川を隔てた向こうは普通に近代的なビルが立ち並んでいる。
自分的にはやはり緑が足りていないのであった。
しかしヨーロッパの都会はちょっと郊外に出れば緑溢れる、気持ちいい小さな町が必ずある。
ブラチスラヴァ近郊の遺跡の町・デヴィンもそういう町の1つだ。
■遺跡の町デヴィン
デヴィンはブラチスラヴァの旧市街すぐのバス停から、確か30分もバスに乗れば着いたと思う。自分が乗ったのはうろ覚えだが28番で、遺跡近くの通りまで行く。
そこからはお城への案内標識も出てるし、そこで降りる人はみんなそっち行くので道を間違うことはない。
ちなみに遺跡の真ん前にもバスは来ていて、129番だったか。。ブラチスラヴァのどこで乗れるのかは不明。
そこまで行くと小高い丘陵の上に、遺跡が見えてくる。
■遺跡でハイキング
遺跡は公園のように整備されていて、丘の上をハイキングする感じで気持ちいい。休みだったからか家族連れなどがいっぱい来ていた。
しかしデヴィンの魅力は遺跡だけではない。
この丘陵の合間に広がる小さな町並みがとてもいい。
遺跡の1番高みまで登ると、ドナウ川の向こうにチェコの農地が見える。
ドナウ川がちょうど国境になってるのです。
おそらくスロヴァキア側も町からちょっと離れればこういうところもあるだろう。
緑に囲まれたこの小さな町は、30分でブラチスラヴァの街まで出ることもでき、農地もおそらくすぐそこにあり、実に住みやすそうなのであった。
■ドナウを見渡す
遺跡を上まで登ると周囲を見渡すことができる。何と言ってもドナウ川が美しい。
遮るものもなくどこまでも広がる空と折り重なる雲。
川はゆったりと南へ流れ行く。
川向うはチェコである。
川沿いに降りて散策するのも楽しい。釣り人もいたりする。
■あまり店はない
デヴィンの町は遺跡以外は完全に住宅街という感じで、レストランやお店があまり見つからない。遺跡の麓のあたりが少しだけ開けたエリアで、施設の美術館?みたいのもあったのだが休日で閉まっていた。
数少ないレストランで1日歩きまわった喉の渇きを癒やすわたくし。
ワイン200mlは多すぎたな(^_^;)
しかしブラチスラヴァの街にいつでも出かけられる立地とは言え、あまりにも町に出かけるところが無いのは気になった。
■膨らむ妄想(・∀・)
あ、だから自分が農家B&Bとか始めればいいのかな。小さな自然農畑があって、泊まれて自然農体験もできる。そして隣にはスロヴァキア美女。ああ素晴らしい(妄想w
しかしちょっと落ち着きすぎではあるが、一度住んでみたいと思わせる町であった。
たぶんヨーロッパはこういう小さな町がどこにでもあって、おそらく町より生活コストは安いだろう。
特に大きくて有名なブラチスラヴァの近くにあるデヴィンのような場所は、いろんな可能性があるように思える。
いろいろ構想(妄想)が頭に浮かぶわたくしであった。
その他、ヨーロッパの住んでみたくなる田舎町はこちら :)
ルーマニア辺境、神が棲む村・フモルルイ――ヨーロッパの田舎に住みたい(1)リトアニア 湖の町・トラカイーーヨーロッパの田舎に住みたい(2)
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