2月ももうすぐ終わり、3月・4月はいわゆる端境期だ。
初夏(5月)くらいまで畑に収穫できるものがなくなり、その間をどうしのぐかは自然農的に1つの課題だと思う。
よく聞くのはたけのこや山菜を獲るといったものだが、それには山や竹林が必要だ。
では畑しかない場合、この端境期はどうしのげばいいのだろう?
いろいろ考えてみた。
■端境期をどうするか
端境期とは、
- 春の端境期:3月から4月ごろ
- 秋の端境期:9月後半から10月ごろ
のことで、前のシーズンの収穫が終わり、次のシーズンの収穫が始められるまでの期間を指す。
夏なら冬、冬なら夏の野菜が終わったのに次のが無い状態。
しかしそんな時期にも食いつなぐ方法はある。
畑以外から収穫&保存食
畑に野菜がなくなっても、山や竹林があれば
- 山菜
- たけのこ
を収穫できる。
たけのこはまさに3月がシーズンで、早ければ2月末くらいから出回る。
また↓が参考になるが、
セリ、三つ葉なんかは畑でもできないかなあ?と思う。
あとは保存食で、
- 切り干し大根
- 豆類
なんかがありますな。
畑でナバナやベビーリーフ
では山林がないとビニールハウスとかで時期をずらして作るしかないのかな?と思っていたがそうでもないようだ。
数少ないが端境期に畑で穫れるものもあり、
- ナバナ
- 葉つき玉ねぎ(若い玉ねぎ)
- 初夏収穫野菜のベビーリーフ
あたりは収穫できるみたい。
ちなみにナバナはアブラナ科の野菜の花芽全般がそう呼ばれてるもの。
大根、ブロッコリー、キャベツ、白菜など、冬野菜の多くはアブラナ科です。
で、それが咲く前、花芽のうちに食べる。
作物によってはナバナを取りやすくする方法もあるようで、↓が参考になる。
また↓の動画を観ると、
5月、夏野菜が始まる前に
- サニーレタス
- ネギ
あたりは穫れるそうな。
同じ時期に小松菜なんかも収穫可能なはず。
レタスや小松菜は間引きしたのをベビーリーフで食えると思う。
■実際の自然農畑の様子
しかし実際の畑ではやはり野菜がなくなりつつあるかというとそうでもない。
温暖化のおかげ?か多くの野菜がなんとなく冬を乗り越え生き残りそうだ。
2月、けっこう生き残る冬野菜
これは2月の自分の畑なのだが、レタス、白菜、キャベツ、小松菜が真冬の寒さに耐えて生き残っている。
白菜や小松菜は収穫時期を過ぎ巨大化しているが、食べられないことはない。
キャベツも丸々と太っていて、通常は4月下旬に収穫らしいのだが3月に食うのも全然可能そうだ。
白菜や小松菜など自分が食う程度の量なら、収穫せずに外葉をひたすら切って食ってればずっと3月くらいは持ちこたえそう?
3月はナバナを食らう!
そんなわけでこれが3月の畑。
小松菜、白菜などアブラナ科はどんどんトウ立ちし菜の花を咲かせてゆく。
こうなるともう固くて苦くて食えない。。
と思いきや、実はゴリゴリに固くなった茎以外はフツーに食えたりする。
トウ立ちした茎から横に出た葉や、花芽を野菜炒めにしてみたが、普通に美味しい野菜炒めに^^
ちなみに入ってるのは小松菜、白菜、大根葉などですよ。
ベビーリーフを収穫
また自然農法センターというところの種カタログを見ると、初夏に穫れる野菜がある。
- レタス:2月末に播種、5月に収穫
- 小松菜:3月中ごろ播種、5月に収穫
という感じなのだが、それぞれ3月末、4月中ごろベビーリーフで間引き苗を食べるのはできそうだ。
上記のように収穫時期(1月とか)を過ぎて畑に残せる白菜や小松菜もあるし、キャベツのように収穫時期前に十分大きくなっているものもある。
一部の作物を少し時期をずらして収穫することで3月4月に食べるものは確保できるかな?と感じている。
■春の端境期はけっこう乗り切れる?
そんなわけで自然農だと端境期ってどうするんだろうと思っていたが、
- 山林:山菜、たけのこ
- 畑:キャベツの早獲りや白菜等の遅獲り、ナバナ、葉つき玉ねぎ、ベビーリーフ
- 保存食:大根切り干し、豆類
みたいな感じで春はけっこう乗り切れそうだ。
東南アジアが長く冬や端境期というものが全然わかっていなかった僕様もちょいと一安心。
また他にもこんな方法で乗り切れるよ~~というのがあったらゼヒ教えて下さい m(_ _)m
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