もともと田んぼをやりたくて始めた自然農。
今は熊本で畑をやってるが、田んぼは1人だとしんどすぎるので誰かやってるところに参加したいな~と思っていた。
そんな折、隣の山鹿で自然農の活動をされてる方が田んぼの勉強会をやるとSNSで拝見。
これは!と思い参加してみた。
久々の田んぼ活動はとてもいい復習にもなったし、多くの人が知っとくべき知識だと思うのでまとめておきたい。
読むととりあえず苗床を作って種籾を播くところまでの工程がわかります(・∀・)
■事前準備して圃場へGO!
自然農の苗床は畑苗床なので、畑や水を入れてない田んぼの一角を利用して作る。
無農薬の圃場は春の草の勢いがものすごい。
本来の地の力とはこういうものを感じられるよね。事前準備
まず圃場に来る前に必要なものの準備が必要。
道具は?苗床の大きさは?籾の量は?というあたりを押さえておきたい。
まず道具的には鍬、ノコギリ鎌、スコップは必須。
苗床の大きさは田んぼの1/50くらい。
そこに1㎡あたり50ccの種籾を播く。
種籾の消毒は湯音消毒も含め一切してないらしい。
聞き忘れたがたぶん水選はしてると思う。
春の圃場は草ボウボウ!
というわけで春の圃場(水の入ってない田んぼ)はそれはもう草ボウボウ!
ここの草を刈り、溝を切り、周りに土をのせて畦をつくる。
というわけで草刈りからスタート!
ここから最終的にチョー美しい畑苗床になるのだ(・∀・)
■畑苗床の均しと種下ろし
草を刈ったら土をきれいにならして種籾を播く。
自然農では播種の作業を「種下ろし」と呼ぶ。
これもきれいに播けるとかなり美しい^^
土をきれいに鎮圧し、籾まき!
まず刈った草を取り除き、あとからまた雑草がなるたけ生えてこないよう、表面の土を剥がす。
そして苗の生育の邪魔にならないよう石や根っこを取り除いたら、平鍬で表面の土をならして鎮圧。
鎮圧が終わったら種下ろし。
種籾を3cm間隔くらいになるよう播く。
ばらまいて、後から指で感覚を広げる地道な作業。
でも均一に並べるとこれが美しいのよ。
バリでもさんざんやったなあ。。
で、播き終わったら苗床の周囲20cmを空けてスコップで溝を掘り、その土を覆土に使う。
種籾と同じくらいの厚さで覆土して、、
再び上から鎮圧。
きれいにならされた苗床が美しいですね(・∀・)
鎮圧と覆土の注意点
土の鎮圧はなぜやるかというと、ならして生育が揃うようにする意味もあると思うが、保湿の意味があるという。
強めに叩くことで土が水分を吸い上げるそうな。
写真でも確かに土の色が変わっているのがわかるよね。
そして覆土は雑草のタネの入ってない土を用意する。
溝を掘った土の(上の方はもちろん雑草のタネが混じってるので)下の方を持ってくればOKだ。
下の方といっても掘り返してひっくり返してるので上から取ればそれで下の土を取ってることになる。
なお溝はスコップ幅で掘ります。
■鳥よけして完成!
籾まきが終わったら、最後に草をかぶせ紐を張り巡らせる。
保湿や鳥よけになると思うのだが、使う雑草はイネ科(ピンピンした尖ったやつ)の先端を使う。
たぶんそういう草のほうがかぶさって発芽や生育の邪魔にならないという意味がある。
ちなみにバリだとアリがガンガン種籾を持っていくので溝に水を張っておいて絶対に切らしてはならないのだが、日本では水は入れないらしい。
では何のために溝を掘るかというとモグラ避けのため。
なんというか日本のアリはマイルドでよいね(^_^;)
そんなわけで天気はピーカンだし自分の原点でもある田んぼに久々に参加できてチョー佳き日であった。
こういう作業も何人も集まってやるとすぐで、しかも楽しくてよいやね~。
いつかまた自分でも始めたいものです :D