そこで温湯消毒を試してみたが、まったく発芽しなくなってしまった。
自然農としてはやはり薬は使いたくないしどうしたもんかなーと思っていたら、大分は竹田で会った田んぼ活動をされている方に、いくつか病気に強くネットで手に入る品種も教えてもらえた。
また同じく竹田で出会った由布院の自然農園の方に、品種と消毒についていろいろと示唆をもらえた。
これは試す価値がある!と興奮した勢いでこれを書いている^^
スポンサーリンク
中部134号とコシヒカリBLは、それを作った農協の管轄地域の農家でないと買えそうにない。
イセヒカリは遺伝子的には別に病気に強くないそうで、単なる偶然かもしれないと思うと、限られた時間と予算の中では優先度が低くなる。
訪れた竹田の田んぼ |
これは試す価値がある!と興奮した勢いでこれを書いている^^
■病気に強い品種
自分で調べて見つけた、いもち病に強い品種は以下の3つなのだが、中部134号とコシヒカリBLは、それを作った農協の管轄地域の農家でないと買えそうにない。
イセヒカリは遺伝子的には別に病気に強くないそうで、単なる偶然かもしれないと思うと、限られた時間と予算の中では優先度が低くなる。
竹田で使われていた強い品種
上記の悩みを竹田の方に打ち明けてみたところ、実際に使われている病気に強い品種を教えてもらえた。収穫した種籾で再生産できたら言うことなしなのだが、また機会を得て尋ねてみたい。
大事なことなのに聞くの忘れてた(^_^;)
また、陸稲でよければ福岡翁の開発した「ハッピーヒル」がいいらしい。
陸稲はそもそもがいもち病に強く、水稲と掛けあわせて水稲の病気耐性を高めるのに役立ってきた。
その他の病気に強い品種
また、それ以外にも最近「縁結び」というのを発見したので、それも試せれば試してみたい。また、陸稲でよければ福岡翁の開発した「ハッピーヒル」がいいらしい。
陸稲はそもそもがいもち病に強く、水稲と掛けあわせて水稲の病気耐性を高めるのに役立ってきた。
徳島の神山でも聞いたのだが、実際ハッピーヒルは病気にならずよく育つそうだ。
ただ陸稲は食味があまりよくないらしく、炊きたてはまだイケるが冷えると不味いらしい。
ただ陸稲は食味があまりよくないらしく、炊きたてはまだイケるが冷えると不味いらしい。
毎日だと耐えられないレベルなのかどうなのか、一度試すためにも育ててみようかと思っている。
スポンサーリンク
また竹田で出会った由布院の自然農家さんによると、稲の品種改良は基本的に食味を追求していて、稲自体が弱くなるのは目をつぶって農薬で対処してきた、という。
なので逆に言うと品種改良以前の原種であれば今の主流の品種よりも強いはず、ということになる。
↓を見ると、今主流の品種の源流に、「朝日」とか「亀の尾」というのがあるのが分かる。
これは明治期に作られた品種で、「西の旭、東の亀ノ尾」と並び称される、当時の食味のいい品種だったらしい。
今の品種はこの食味をベースに品種改良されているようだ。
自然農的にも、改良されすぎて弱くなったものよりもこういう品種のほうが自然と呼ぶに相応しいわけで、これは試さねばなるまい^^
スポンサーリンク
発芽率が悪くなる温湯消毒以外にも、農薬を使わない消毒方法が実はある。
それが腐葉土を使う方法だ。
これは酵母を使う消毒と同じ原理であるという。
■原種という選択肢
また竹田で出会った由布院の自然農家さんによると、稲の品種改良は基本的に食味を追求していて、稲自体が弱くなるのは目をつぶって農薬で対処してきた、という。
由布院農家さんとは自然食品店の手伝いで出会った |
なので逆に言うと品種改良以前の原種であれば今の主流の品種よりも強いはず、ということになる。
↓を見ると、今主流の品種の源流に、「朝日」とか「亀の尾」というのがあるのが分かる。
>> 朝日(旭)米【自然栽培米・自然農法米専門店サイト】
これは明治期に作られた品種で、「西の旭、東の亀ノ尾」と並び称される、当時の食味のいい品種だったらしい。
>> 良食味米の元祖、水稲「旭」を育成した山本新次郎/続々・日本の「農」を拓いた先人たち -- 公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会 --
今の品種はこの食味をベースに品種改良されているようだ。
自然農的にも、改良されすぎて弱くなったものよりもこういう品種のほうが自然と呼ぶに相応しいわけで、これは試さねばなるまい^^
■自然農的な消毒方法
発芽率が悪くなる温湯消毒以外にも、農薬を使わない消毒方法が実はある。
それが腐葉土を使う方法だ。
これは酵母を使う消毒と同じ原理であるという。
↓に詳しいが、これは
種籾の表面にびっしり無害な酵母菌をつけることで、カビ菌を排除するということらしい。
酵素を買ってこなくても腐葉土でもできるらしく、それでやっているところもある。
具体的には、
と、浸水と同時に消毒にもなる、というものだ。
これは温湯消毒と違い、湯温の調節などがいらない分簡単であり、有効な消毒方法を確立できるんではないかと期待に胸を膨らませている。
>> 酵母菌で種籾消毒: 有機農業ドットコム
種籾の表面にびっしり無害な酵母菌をつけることで、カビ菌を排除するということらしい。
酵素を買ってこなくても腐葉土でもできるらしく、それでやっているところもある。
- 山などから腐葉土を取ってきて、水に入れて濾す
- 濾した茶色い水の中で浸水する
と、浸水と同時に消毒にもなる、というものだ。
■オープンマインドな竹田
もちろん改良されたもののほうが食味や収量はいいんだろう。でも自分の食べるものを作る、という意味では強さや生命力が大事だし、十分な収量があればそれでいい。
上記のうち特に原種はネットで手に入るか分からないが、少なくとも農協の管轄とは関係ないはず。
上記のうち特に原種はネットで手に入るか分からないが、少なくとも農協の管轄とは関係ないはず。
なので、あるけど地域の農家じゃないから売らないということにはならなそうだ。
そんなわけで竹田、景観の美しさや水の綺麗さも素晴らしかったが、何より初対面のよそ者に気さくにいろんなことを教えてくれる、開けた雰囲気がうれしくなる地域であった。
移住の人気もとても高いらしく、家も安いのあんまないらしい。糸島もそうだがなんつーか、俺が入植した後で人気出てくれ(・∀・)
糸島でお米の種下ろし。バリと日本の育苗の違いとは?
そんなわけで竹田、景観の美しさや水の綺麗さも素晴らしかったが、何より初対面のよそ者に気さくにいろんなことを教えてくれる、開けた雰囲気がうれしくなる地域であった。
水も景色もチョー美しい竹田 |
移住の人気もとても高いらしく、家も安いのあんまないらしい。糸島もそうだがなんつーか、俺が入植した後で人気出てくれ(・∀・)
自然農的稲作、その他の記事はこちら
消毒しない、超ストロングスタイルの種籾いもち病対策とは?!糸島でお米の種下ろし。バリと日本の育苗の違いとは?
0 件のコメント:
コメントを投稿