2015年10月30日金曜日

あ…蟻のまま今起こった事を話すぜ!



あ…蟻のまま今起こった事を話すぜ!

『おれは苗床に籾をたくさん播いたと思ったらいつのまにかぜんぶ消えていた』

な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…

頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

※ヒント:バリのアリンコ超アグレッシブ

そんなわけで去年バリで田んぼをやったときもさんざんお世話になったアリンコさんですが、今回も悩まされています。

苗場は水で囲われてて大丈夫と思いきや、そう甘くはない!

蟻よけに水で囲われた苗場
なぜかというと、風で何かが飛んできて外との架け橋になってしまうと、小さな蟻さんは余裕でそれを伝って渡ってきてしまうのです。

バリは日差しが強すぎるので芽が出るまでカバーするのですが、そのカバー自体も風でめくれて水路の外と繋がってしまうこともあります。

カバーもしっかり押さえないと危険
いまカバーにアランアラン(バリの葦みたいな草)のスダレみたいのを再利用してるんですが、それも油断するとペローンと外に伸びてることがある。

なので常に何かが外界に触れてしまっていないかチェックが欠かせません。特に早朝、蟻さんが活発に動き出す前にチェックするのが最善。




あらゆるところで外と繋がっていないかチェック!
田んぼの苗床も、水量が最小になっても水が切れないよう、しっかり周りを掘っておかねばなりません。

これは失敗例。水量が減って地続きになってしまっている。速攻で掘り直す。
今回もアランアランがいつの間にか外に付いてしまって、結構イカれました。いったん中に入ると駆除がかなりめんどくさい。トレイを水に沈してうじゃーーーっと籾にタカってるのを排除し、後はひたすら地道に一匹一匹駆除。

トラップにふかしイモを置いてみて、こっちにタカったのを駆除したり(これは結構うまくいった)。

ふかしイモトラップ。うまくいったが、そもそも中に入れないことが肝要。
どこかに巣を作られると面倒なので、土台になってる木の株にも念入りに水をかけて蟻を追い出します。

ちょっとした亀裂に速攻で巣食いだす
前回は本当に全部持ってかれましたが、今回は何とか食い止めました。

とは言え駆除作業は炎天下の下、チマチマチマチマとやって実に半日!ホンマに蟻さんは強い。催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえのです。

また、トレイを水に浸したり、そのせいで種が覆土から露出したりといろいろあったので、出芽に影響しないかちょっと心配。

覆土がなくなってしまった
まあ失敗したらしたで、それも勉強ではあるんですけども!
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