今回バニラ・エアのベトナム就航記念のキャンペーンをキャッチし、サイゴンから5千円で台北まで出れたので立ち寄った。
サイゴンは、
ローカル店なのにちゃんとした日本ラーメンを出す店があるという珍しい街である。
日本ラーメンを日本人向けの店で食べると、だいたい
8~10万ドンくらいする。まあワンコインくらい。一方ローカル食というのは1食
3万ドンが基本で、日本円にして150円くらい。日本食の1/3くらいで食べられるのだ。
つまりローカル店で日本ラーメンが出るというのは、
そのローカルな価格帯で、日本ラーメンが食べられるということなのである!
そのお店の名前は、
Mi Eno。バックパッカー街で、わたくしの定宿、
トゥイ ティエン ホテル (Thuy Tien Hotel) もあるファングラオ界隈から北西にかなり離れたエリアにある。
■これがMi Enoだ!
後で行き方は書くが、ファングラオ界隈からは安い市バスで行くことができる。バスに揺られること40分超、降りた通りから一本入る
ローカルなエリアにMi ENOは存在している。
見よこのお店の
ローカル感!
これは本当に3万ドンで食べられそうだ。。と期待が高まる!
そして看板を見ると、どうも店名のENOは榎本さんらしいことが分かる。店主さんは日本人なんやね。
そして看板には確かに30,000ドンの文字が!やったーーー!!
と思って美人のおかみさんが出してくれたメニューを見ると、
ガーン!!
45,000ドンに値上げしてルーー!!
上からシール貼ってるのがいかにも最近値上げしました感があり、出遅れた自分を激しく責めるわたくし。
でもその代わりなのか何なのか、塩ラーメンという新たなメニューを3万ドンで出してくれるようだ。手書きの追加もまた最近値段が変わったことを物語る。出遅れた自分を(以下略
いやそれでも
220円くらいなんですが、100円台を期待して行っただけにショックは大きい。なんとか4万ドンを切るよう思い直してはくれないか( ̄▽ ̄
さらにメニューの進化は早く、裏メニューのつけ麺も登場。こっちは普通の日本ラーメン価格という感じ。
■Mi ENOラーメンはプチ二郎系だった!
店に入ると榎本さん?らしきおいさんに、普通か大盛りかを聞かれる。とりあえず普通盛りをお願いして、その後にどのラーメンにするか注文という超・効率経営であった(笑)
店内は竹のテーブルや椅子がいい感じ。
これが殺風景なプラッチック椅子にならないところに、なんとなく
日本人の感性を感じます。
とりあえず一番基本と思われる
Ramen Eno+煮玉子トッピングを注文し、暫く待つと、、
ついに来たこれが200円ちょっとで食べられるローカル日本ラーメン!
しかしなんかこのモヤシの盛りとか、チャーシューやスープの感じとか、なんか見覚えがあるぞ??と思いつつ食してみると。。
これはアレだ、二郎系だ!!二郎の強烈感は無いが、同系統の味でマイルドにした感じ。安いローカルラーメンと思って味は味の素的な何かと思ってたわたくし、いい意味で思いっきり期待を裏切られる!
実際めっちゃウマくて、これが200円ちょっとというのは信じられないレベル。しかし値上げ前のラーメンも食ってみたかった気がするなあ。。てゆーか同じだったのかな?だったらくやしーーー(←しつこい
それはともかくこのマイルド二郎系ラーメン、めっちゃウマくてどんどんかっこみ、あっという間に食ってしまった。つけ麺とかも高いけど、このレベルと思うと食いに来ざるを得ないなあ。
3万ドンの塩ラーメンも、値上げになる前に食いたいと思う!
ちなみにこのお店では日本・ベトナム交流の場にもしているらしく、そういう意味でもとてもいい感じなのであった。
バリのワルン9思い出すなあ。
■ファングラオからは38番で移動
さてこのMi Eno、普通の旅行者は絶対に行かないようなローカルエリアにあるので、行き方が難しい。てゆーかそんな離れた、よく分からない場所にはタクシー使えばええんやけどね。
しかし3万ドンのラーメンを食べに行くのに、それ以上のお金をかけているのでは
意味がない!(←Bimbo思考w
よって必然的にローカル・バスを利用することになる。ちなみにローカルバスはどんなに乗っても一乗り5,000~6,000ドンで、日本円にして
25~30円である。
ファングラオ界隈からは10分ほど歩いた
バス停から、
38番のバスが
Mi Eno最寄り、Su Van Hanh通りの
バス停まで行ってくれる。
さっそくバス停を目指してTong That Tung通りを北上し、
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Tong That Tung通り |
Nguen Thi Minh Khai通りを渡って左折すると、
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Nguen Thi Minh Khai通り、左手の白い建物が目印です |
38番が来る
バス停がある。
季節外れの雨の中、やってきた38番!
これに乗って常に渋滞のサイゴン市内を40分くらい移動すると、Su Van Hanh通りのバス停に着くのであった。
■帰りのバスは同じ通りから出ていない!
またこの38番バスの注意点は、帰りは同じ通りの逆側では
ないことである。
このバスはサイゴン南のエリアからべんテイン市場を経て、Dam Senまで行き、来たのとは別のルートでベンテイン市場や南のエリアに帰っていくのだ。
てっきり同じ通りと思ってたのでめっちゃ探してもうた(--
帰りの38番は一本西隣のTanh Thai通りから出ている。腹ごなしにちょっと歩いてバス停を探しましょう。
■おまけ:Ramen 4Qを目指し38番で一気に南下、しかし。。!
ちなみにMi Enoが先駆けたローカルなのに日本ラーメンという分野が注目されたからなのか、同じような店がサイゴンにはちょこまかあるみたい。
その一つが
Ramen 4Qで、これもファングラオから南の近郊にある。1kmちょっとなので歩いても行けるが、実はここも38番バスが
近くまで行っている。ファングラオから橋を渡って南のHoang Dieu通りに交差するSoi45沿いがその場所である。
なのでMi Enoの帰り、38番に乗って長駆Ramen 4Qにも行くことにした。またもや渋滞が続く中、1時間以上は乗っただろうか。それでも30円というのが素晴らしいと思う(・∀・)
で、見つけたRamen 4Qは。。!
なんと
閉店していた!/(^o^)\
うーーん残念!でもここは値段も普通の日本ラーメンに近かったみたいなので、そこまでダメージはない。
Mi Enoラーメンは
あの値段であのクオリティという、素晴らしい分野を切り開いたと思う。ローカルバスで行けば、移動費で結局普通の日本ラーメンと同じということも起こらないので、ゼヒこの記事も参考に行ってみてほしい。
Mi Enoが先駆けた現地価格のおいしい日本ラーメンが、今後も出てくることを祈っている!\(^o^)/