安くて軽くて素晴らしいのだが、この名機にも1点だけ、旅という面からするとマイナスなポイントがある。
電源のコネクタが独自仕様なので、ACアダプタが壊れると汎用品では替えがきかないのだ。
で、今回実際に旅先でアダプタが壊れる憂き目に遭ったので、アダプタを探し回ることになった( ̄∇ ̄
おかげで東南アジアでは、バンコクとプノンペンでなんとか手に入りそうなことが確認できたので、詳細をシェアします。
読めば少なくともバンコクかプノンペン近辺でなら、ACアダプタが壊れても(あんまり)困らなくなるぞ!(笑)
■名機X205TAの死角は電源コネクタ
繰り返しになるがASUS X205TAは名機である。そしてその死角は電源コネクタである。
旅に最適のX205TA
昔のネットブックはスペックがキツくてyoutubeもまともに見れなかったと思う。しかしX205TAは安いのに何をするにも十分なスペックだ。
さらにスペック以上に旅に向いてるポイントがいくつもあって、
- 1kgを切る軽さ
- 11インチというノマドワークに耐える画面の大きさ
- 3万円台と、盗難に遭ってもそこまで痛くない安さ(笑)
と3拍子揃っているのである!
特に3つ目は地味に大事で、海外では盗難やひったくりのリスクは高い。
保険には必ず入っておくべきだが、それでも全額返ってくるわけではない。
何より高いと心のダメージがでかいよねえ。
電源コネクタがネック
しかしX205TA、独自仕様の電源コネクタだけはいただけない。壊れると汎用品が使えないので代替のACアダプタが手に入りにくいのだ。
そして旅先でASUSの特定機種のACアダプタを探し出すのはかなり難しい。
自分は5月のオーストラリア滞在時、ACアダプタのコネクタ部分が壊れかかってるのを発見した。
まだ帰国は先なのでゾッとしつつ騙し騙し使っていたのだがついに力尽き、次の滞在地・東南アジアでなんとか調達せねばならなくなったのであった。
■まずASUSサポートに問い合わせる
さて東南アジアでX205TA対応のACアダプタは手に入るのだろうか?とりあえずASUSのサポートにメールで問い合わせてみた。
ASUSサポートの回答
ASUSサポートのメール窓口は↓だ。>> ASUS - Email Us
シンガポール→バンコク→カンボジアと動く予定だったので、その中でASUSショップあるところってある?とメールを送ってみた。
するとシンガポールにはある、との返答。
そして他のところはちょっと分からないということであった。
シンガポールのASUSショップ
サポートが教えてくれたシンガポールのショップは3つで、そのうち行けそうな店はSim Lim Square店と、Marina Square店の2つ。とりあえず電話してみる。
「ASUS Eeebookのチャージャー探してんねんけどある?」
「Eeebookは扱ってないな。すまんな」
というわけで2つとも敢え無く撃沈。
Marina Squareに行ってみる
でも行ってみたら他にも店あるかも知れんし、、と思ってMarina Squareのほうに行ってみた。実際、ASUSのロゴを掲げてる店やコーナーはいくつかあった。
でもね、X205TAに限らずEeebook自体が置いてないの(;▽;
代わりにあるのは20万近くするZenbookばかり。
お金持ちシンガポリアンはEeebookなんか使わないのね。ああ格差(T▽T
悲しみに暮れながらとりあえずベイサンズを見物して帰る僕様であった。
■バンコクにはASUSセンターのあるITモールが!
シンガポールの次の滞在地はバンコク。サポートは分からないと言ってたが、大都会バンコクにPCショップが無いこともないだろう。
ということで現地タイ人の知り合いに聞いてみたら、バンコクにはそういうコンピュータ関係が揃うモールがあるという。
バンコクの秋葉原?Fortuneモール
それがRama9駅すぐにあるFortune IT mallで、Fortuneモールというショッピングビルの2フロアにIT関係の店が並んでいる。ちょっと秋葉原を思わせる店並みで、ジャンクの電源やらもいっぱい置いてたが、残念ながらどこで聞いてもX205TAのやつはナシ。
しかしある店でASUSのショップあるよーと教えてくれた。
ASUSセンター?でACアダプタは入手可能!
で、言われるままに行ってみたらホントにあったーーーー!!ショップというか公式のサポートセンターぽい感じだったのだが、メールサポートはなぜ知らんかったのだろうか。
英語が微妙なスタッフとなんとか意思疎通し、1週間程度待てば送ってくれる、値段は500Bくらいだろうとのことであった。
だろうってなんやねん、ちゃんと調べろやと思うのだが、まあ東南アジアとはそういうところなんである( ̄▽ ̄ マイペンライ
しかしその時点で2日後くらいにはバンコクを出る予定だった僕様、どうしようもなく諦めたのであった。
■プノンペンでついにX205TAのアダプタ発見!
その後、結局日本に短期帰国する知り合いがいて、その人に頼んで持ってきてもらった。なので東南アジア現地では結局買っていないのだが、一応カンボジアでも調べたので書いておく。
結論から言うと、現物をすぐその場で買えるのは今回見つけた中ではここだけです。
カンボジアのPCショップ
カンボジアでPCショップがあるのはプノンペンくらいだろう、ということでGoogleマップで調べてみて、見つけたのがPSC Computingというお店。ビルごと全部PC関係という店で、プノンペンにはいくつかそういうビルがある。
ちなみにどうも中華資本ぽい。
で、あらゆるブランドが並ぶ中、ありましたASUSコーナー!
Eeebookかどうかは分からないのだが、似た感じのノートPCも発見!
電源も確認したがどうもX205TAと同じ形状に思えた!
これは電源だけ売ってもらうってできるのだろうか?
その場でACアダプタをゲットできる!
ここは上階にASUSではないが総合サポートセンターみたいのがあって、そこで色んな相談ができる。さっそくX205TAの電源は手に入るか聞いてみたところ。。
「ここにはないです」
やっぱそうかー。。
「でもメインストックにあるかもだから聞いてみますね」
なにいいいいい!
で、調べてくれたところメインストックから30~40分で持ってこれる、価格は$40だ、とのことであった。
日本で買うと最近は2千円台のものがあるのでこれは高いが、すぐ手に入るのはかなり魅力的。
自分も近日中に日本から持ってきてもらえるのでなかったら買っていたと思う。
■中国に近いということ
そんなわけで東南アジアでEeebook X205TAの電源がすぐ手に入るのは、意外にもカンボジアであった。バンコクも日程が合えば取り寄せることは可能であった。
豪やNZという先進国で手に入らないものが東南アジアで手に入るというのはかなり意外だったが、よく考えるとインドシナ諸国は世界の工場・中国と陸続き。
NZで唯一この電源を扱ってるオンライン・ショップも、実は中国から発送してると言ってたなあ。
だから到着にかなり日数がかかり、動き回る自分には発送先が確定できず買えなかった。
なんというかノートPCの電源を通して、昨今のわたくし達はもう中国抜きには生きられない世界にいるのだなあというのを、図らずも実感するわたくしであった。
たぶん日本から持ってきてもらったやつも、中国製のやつをわざわざ日本経由でカンボジアにハンドキャリーしてもらったんとちゃうやろか(^_^;)
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