海辺のリゾート地スプリット(Split)からこれまたリゾートのフヴァル島(Hvar)に渡り、その後ドゥブロヴニクという日程だったのだが、ドゥブロヴニクへの移動には2つ行き方がある。
- フヴァルからドゥブロヴニクに直通フェリー
- フヴァルからスプリットに船で戻り、バスでドゥブロヴニク
の2つなのだが、値段や便利さが一長一短であったのでまとめてみる。
一つ驚いたのは、スプリットからドゥブロヴニクのバスは便によって全然値段が違うこと。
またスプリット-フヴァル間の船も時間帯により半額程度になる。
というわけで読むといろいろ計算に入れて、自分にとって最適な移動がプランできるぞ(・∀・)
■フヴァル島からドゥブロヴニクへの直通フェリー
フヴァル島からドゥブロヴニクに移動するのに、まず1番簡単なのは直通のフェリーだろう。ただハイシーズンは非常に混むので、早めに予約しておく必要がある。
フヴァル島に就航するフェリー
フヴァル島に就航しているフェリー会社は2つあり、ヤドロリニヤ(Jadrolinija)とクリロ(Krilo)というのがある。フヴァル島の港に以下のチケットオフィスがある。
Kriloのほうは旅行代理店に委託してるみたいで店舗がわかりにくいが、Pelegrini Toursというのを探せばよい。こんな↓店舗です。
ヤドリヤナ↓のほうはわかりやすくロゴが出ている、大きなオフィスです。
ドゥブロヴニク直通のフェリーは1日2本
フヴァル島からドゥブロヴニクへのフェリーは1日に以下の2本しかない。- 朝8時台の便:クリロ(Krilo)
- 夕方17時台の便:ヤドリヤナ(Jadrolinija)
移動時間は3時間半くらいで、値段はどちらも210クーナ(≒3,500円)である。
クレジットカード決済も可能です。
夕方のヤドリヤナ便がドゥブロヴニクの港に着くのは夜の9時半頃なので、やはり朝の便が人気である。
朝の便は大人気
そして自分が前日の夕方にチケットを買いに行ったら朝の便は売り切れであった。夏のハイシーズン(7月頭)だったのもあると思うが、人気の便は満席になりがち。
朝の便に乗りたいならとにかく早めに押さえるのをおすすめする。
フヴァル島に着いたらすぐ買っておくか、ひょっとしたらこの辺にあるスプリットのチケット・オフィスでも買えるかもしれない。
一方、不人気な夕方の便は席が余りまくっていて、そっちならそう焦らずともよさそう。
後述するが、夜の9時半に着いてもドゥブロヴニクではなんの問題もなさそうではある。
■スプリット経由でドゥブロヴニクへバス移動
フヴァル島から直通フェリーを使わない場合、いったんスプリットに戻ってそこからバスでドゥブロヴニクに出るという方法がある。
時間はかかるがバス便によってはこちらのほうが直通フェリーより安くなる。
カタマランでスプリットに戻る
スプリット-フヴァル島の間の主要な移動手段はカタマランと呼ばれる高速船だ。運行会社はやはりヤドリヤナとクリロである。
移動時間はだいたい1時間ちょっとくらいで、船内にUSB充電もあって便利である。
ヤドリヤナとクリロではクリロのほうが少しだけ安く、100クーナだった。
なお不便な時間帯であれば55クーナの激安便もあるが、フヴァル島での時間が全然取れなくなるのでまず使わないと思われる。
スプリット→ドゥブロヴニク、正午前後の最安バスは101クーナ
スプリットの港からスプリットのバスターミナルは歩いてすぐだ。スプリット→ドゥブロヴニクのバスはいろんな会社が入っていて、ドゥブロヴニクへのバスは30分置きくらいにたくさん出ている。
そして冒頭書いた通り、便により価格がぜんぜん違う。
自分はスプリットに昼前に着いたので、窓口でいくつか近い時間の便を聞いたところ、
- 11:45:126クーナ
- 13:00:146クーナ
- 13:30:101クーナ
の3つがあった。
ちなみに12時台の便もあるが満席だった。
自分はランチを取った後に安い13:30発に乗ることにした。
しかし13時の146クーナとぜんぜん値段が違ってびっくりしたね。
スプリット発のバスの注意点
なおスプリット発のバスは上記の値段以外にも注意点がある。まずバスターミナルでは現金のみ(しかもユーロ不可)でクレジットカードが使えない。
最低でも1,600円以上はするのに、これは不便だがしょうがないので現金を用意しましょう。
またクロアチアのバスは大きな荷物のトランク預けは別料金で、1ユーロか10クーナになる。
1ユーロは7.4クーナであるので、ユーロで払うと26%オフである。
セコいようだが毎回26%オフと思うと、やはり1ユーロコインを用意したくなる僕様( ̄∇ ̄
なお自分の機内持ち込みサイズのバックパック(今使ってるのはCabin Zero)はそこまで大きくなく、たまたま混んでなかったのでバス内持ち込みさせてくれました。
自分の乗ったバスは電源があり、移動中に充電できたのも助かったなあ。
スプリットはFLIXBUSもあるぞ
またスプリットにはFLIXBUSも発着している。値段的に安いほうの部類で、また荷物代もいらないので、時間が合うなら利用すると良い。
ネットで予約できて、クレジットカード決済できるのでそういう意味でも便利ですね。
■バスでドゥブロヴニクに到着したら
スプリットからドゥブロヴニクは4~5時間というところ。
昼過ぎに出ればまだ明るいうちにドゥブロヴニクに着くことができる。
ドゥブロヴニク最安の宿には市バスに乗る必要があるが、ほぼ24時間走っているので実は夜中に着いても問題ない。
途中の絶景を楽しみつつ入出国
スプリットからドゥブロヴニクの道中は、湖や岩山など自然が素晴らしい。絶景と言っていい景色が連続なので、なるたけ寝ないで窓の外を眺めるのがおすすめだ。
またドゥブロヴニクに行く陸路は途中でお隣の国ボスニア・ヘルツェゴヴィナに区切られており、その後またクロアチアに入ることになる。
よってパスポート・コントロールがあるのだが、バス内でパスポートをチェックするだけでスタンプもなかった。
ちなみに上記の湖と岩山もたぶんネウム(Neum)というボスニア・ヘルツェゴヴィナの町のあたりのはず。
山道から見下ろす農地?も美しかったなあ。。
ドゥブロヴニクのバスステーションと港
というわけでドゥブロヴニクのバス・ステーションに到着。午後6時くらいだけど、まだ全然明るいですね。
港もバス・ステーションの近くにあり、フヴァル島からフェリーで来たらそっちに着くのだと思う。
ドゥブロヴニクの市バスはほぼ24時間運行
バス・ステーションから中心地の旧市街には1Aか1Bのローカル・バスで行ける。自分の泊まったのは郊外の安宿だったが、そっちにも同じバスで行けた。
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バス停はステーションの前の通りにあり、朝の2時~4時以外はずっと走っている。
夜の9時半着がイヤでフェリーを避けたが、市バスがほぼ24時間走ってるなら問題なかったなー。
でも市バスの情報はネットで見つからなくて、現地行かんとわかりませんでした。
またほぼ24時間運行なのは夏のハイシーズンだけかもしれないので、その点も注意ですな。
■フヴァル島/スプリット→ドゥブロヴニク移動のプランニング
ハイシーズンのドゥブロヴニクへの移動は何かというと混む。
なので自分のように満席でフェリーに乗れなかったりしないよう、事前にある程度プランニングしておくのがよい。
ここではそのプランニングのポイントについて考えてみる。
直通フェリーかスプリット経由か
上述した2つの行き方を以下のポイントで比較してみる。- 価格
- 時間
- 乗り心地
まず価格だが、
- 直通フェリー:210クーナ(≒3,500円)、3時間半
- フヴァル島-スプリット-ドゥブロヴニクに高速船&バス:
100+101=201クーナ(≒3,300円)、1時間+乗り継ぎ待ち+4~5時間=7~8時間
で、安いバスに乗れればカタマラン(高速船)とバス乗り継ぎのほうが200円ほど安い。
しかし時間は倍ほどかかる。
乗り心地はフェリーのほうが乗ってないのでわからないのだが、バスは電源もあり、車窓から楽しめる景色はすばらしかった。
フヴァル便は時間や場所によって激安便も
またスプリット-フヴァル島の移動で知っておきたいのは、スプリット-フヴァル島の船はほぼ半額の便もあるということだ。カタマラン(高速船)はスプリット発の午後3時以降、フヴァル島発の早朝便だと55クーナという激安便もある。
ただせっかく行くのに島に夕方着いて次の日の早朝帰るのも微妙である(^_^;)
フヴァル島で2泊するならいいのかもしれない。
なおフヴァル島の中心地はフヴァル・タウン(Hvar Town)で、この記事に書いた便はすべてフヴァル・タウンの港行きの便である。
が、島の北にあるスターリ・グラード(Stari Grad)の港行きであればやはり55クーナの便があるようだ。
スターリ・グラードからはフヴァル・タウンに市バスが出ている。
早めにプランしよう
上記を考慮に入れて、自分なりに最適な移動をプランニングしてほしい。ハイシーズンのドゥブロヴニク行きは本当に混みまくるので、早めに便を押さえるのが肝要だ。
自分はスプリット2泊、フヴァル島1泊だったが、55クーナのカタマランも考慮に入れると、
- スプリット1泊、チェックアウト後は15時まで観光
- 15時の55クーナ便でフヴァル島へ
- フヴァル島で2泊して朝の直通フェリーでドゥブロヴニクへ
といった感じがいいかなと思う。
フヴァル島に渡航する前にスプリットでもし買えるなら、事前に朝の便を買うかな。
また自分は夜遅く着くのが嫌でやめておいたが、ドゥブロヴニクは夜でも市バスが走ってて夜でも大丈夫そうな印象だった。
なので、夕方フヴァル発の不人気フェリー便もアリだと思う。
と、いうわけでこの記事も参考に、自分に最適なプランを組んでみてくださいーー!^^
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