2016年8月16日火曜日

ミャンマーの南端、コータウンで考えた



タイ南部の温泉町ラノーンからは、大きな川を渡ってミャンマーの南端、コータウンに行くことができる。

ほぼ海のクラブリー川

自分はミャンマーはこれまで1度しか行ったことがないのだが、田舎の素朴な風景がかなりいい感じな国である。

バガンのローカルな裏通りとか歩くだけですごい癒やされたなあ。

なのでせっかくすぐそこなんだし、と思って日帰りで行ってきた。

今回はコータウンへの行き方や町の感じなどレポートしてみたいと思います :)


■コータウンへの行き方

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コータウンへはタイの温泉町ラノーンからボートが出ている。

巨大な川を40分くらいかけて渡ることになる。

ラノーンの港に出る

ラノーンの町中からは、マーケット前から3番のソンテウが港に行っている。

タイ側、ラノーンの港

ちなみにPier!ミャンマー!を連呼してソンテウのドライバーにアピールしていたら、なぜかLittle Myanmarというレストランなのか地域なのかよく分からないところで降ろされて往生した(^_^;)

どこやねん

で、周辺で道を聞いたら、バイク乗ってる兄ちゃんがなんとタダで乗せてってくれた!

バイクなら一瞬やけど、道も分からん中で歩いたらけっこう大変だったはずで、本当にありがとう優しいタイびと。
なんとなくだけど、南のひとは優しいね。

タイ側の港の入口

港にあるイミグレで出国手続き後、船賃50バーツを支払いボートで40分くらい?
けっこう長く、雨の日など川が荒れていてかなり怖かったりする。



コータウンでのミャンマー入国

コータウンはイミグレが船着場にはない。
なんと入国手続き前に上陸できてしまう!

上陸後、すぐ近くのイミグレへ歩いていって手続きするのであった。

だからイミグレーション無しで入ることは可能ではあるが、滞在許可証なしにはホテルすら泊まれず、ミャンマーの入出国記録なしにタイに帰ったら入国もできないので確実に死ねる( ̄▽ ̄

コータウン側、港の界隈

しかしミャンマー入国時にはピン札の$10(USドル)が必要で、ピン札ってなかなか難しい。

だからミャンマー行ったけど$10受け取ってもらえなくて入国できずに帰ってきたよ~~と言えばタイに再入国できたりせんだろうか。自分は絶対やりませんが(笑)

なお帰りは16時まで。たぶんイミグレがその時間までしか開いていない。

入国時に滞在日数を聞かれるのだが、日帰りしますと言っておいてそれに間に合わないとどうなるかは分からない。怖いので遅れないように(^_^;)

■コータウンを町歩き

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まあそんなわけで入国手続を済ませ、とりあえず町歩き。

コータウンの町はのんびりしてていい雰囲気だが、それほど見るものもない。
しかし郊外をバイタクで回ると見どころはけっこうある。

ミャンマーだがバーツが使える

小さなコータウン、プラプラ歩いて飯でも食って帰るかーと思ってたが、歩ける範囲だとあっという間に終わりヒマになったw

ちなみに国境の町だけあって通貨はバーツが使える。

20Bでたっぷり謎の野菜の揚げ物が(うまい)

しかし屋台で食い物を買ってミャンマービールを飲んだらやることがなくなってしまった(^_^;)

さて困ったどうしようかな~と考えてながら川沿いを歩いていると、たむろしてるバイタクが観光を営業にやってきた。

バイタクをチャーター

バイタクは基本的に英語が話せないが、たまたま一人だけ英語が通じる人を発見できた(というか話しかけてきた)。

他に選びようもないので案内してもらうことにした。
お値段は言い値の150バーツ/時間を交渉して100バーツで。観光は3時間かかって300バーツだった。

高いか安いかは分からないが、たぶん200Bでも行ってくれる感じはする。
てゆーかたぶん300バーツはあの町では破格なんじゃないかと思う。

コータウンの観光

コータウンはヤンゴンのシュエダゴン・パゴダと同型のパゴダがあって、丘の上にあるのでそこからの眺めもよかったり、

かなり立派なPyidawayeパゴダ

山上のルックアウトがあってそこからの眺めもまた素晴らしかったりと、けっこう見どころはあって楽しい。
バイタクのおっちゃんもええ人やった。

突然の嵐、だが眺望良し

人と町と自然が調和する

そしてそういう分かりやすい見どころもいいけど、なんというか”人の町”という感じの素朴さがやはりよかった。

緑の中に家があり、人が暮らしている。
なんというか、コンクリートで押しのけてではなく、自然の中に人間が溶け込んで住んでいる感じがする。

コータウンに多く残る緑

ヘンに近代化に走るんじゃなくて、この自然と町と人間が調和した暮らしに自信を持って、新しい物を入れるんでなく今あるものの価値を大切にしてほしい。

それをコンテンツ化すれば、ミャンマーは文化で食っていけると思う。

■対岸タイと対照的な町

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でも文化で食っていくためには、町全体、地域全体が、コンクリと直線にズタズタにされず、長い時間の中でできた調和の中に留まらなければならない。

それはクラブリー川を挟んだラノーンの町を思い出すと実感する。

直線は郊外までに

これはラノーンの町なかを通る道路なのだが、

タイ、ラノーンの道路

こういうズドーン!とした直線を町中にまで入れたらあかんよ。
人の住む場所はもっと非効率で曲がりくねってていいの。

道路と電線が無かったらきっと美しい

物資の流通も効率的にならないと、便利なものも普及しづらいから、郊外までは幹線道路を直線で入れればよい。
で、それより内側は伝統的な町並みを開発して壊さないようにすることはできるんでないか。

お金があって開発できると幸せか?

だからミャンマーも家の中を水洗トイレやホットシャワー入れたり、蚊帳を導入したり、今の町並みを壊さない方向の豊かさが導入されていくといいと思う。

ビル建てたり大きな道路通したり、そういう破壊的ではない方向はあり得るはずだ。

これ幸せか?

日帰りでタイに帰ってくると、コンクリの中に人がいる感じ。歩いていても気持ちよくないのよね。
お金があって開発できれば幸せかというと、全然そんなことはない

そんなことを実感させてくれるコータウン、入国に$10かかるので1泊くらいしてもよかったなーと思っている。
ただもっかい行く機会はなかなか無さそうやなー^^;


関連リンク:
風土と街と近代と、愚図なやつらばっかじゃないぜ
ブランドなき国の植民地化―情報時代の野蛮人から(2)
タイ・清流と温泉の町、ラノーンに行ってきた~ラクサワリン温泉と安宿情報~

参考リンク(外部):
「コンクリートの田舎に、誰が帰りたいの?」 古民家再生の第一人者アレックス・カーさん、地方創生を語る
バリは燃えているか | FUTURUS(フトゥールス)


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2016年8月15日月曜日

タイ・清流と温泉の町、ラノーンに行ってきた~ラクサワリン温泉と安宿情報~



今回のタイは南のプーケットからOUTということで、途中ミャンマー南端と接する温泉町・ラノーンを訪れてみた。

バンコクでこまごまと用事に追われたので、温泉で癒やされようという魂胆である(^皿^

実際行ってみると緑に包まれた川沿いの温泉は本当にいい感じだった!

というわけで今回はそんな温泉の町ラノーンの宿や食事、町がどんな感じかなどレポートしてみたいと思います :)


■ラノーンの安宿

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ラノーンにはバスターミナルすぐの安宿がある。
またソンテウで町なかに移動して泊まってもよい。

どちらで泊まっても値段は変わらず1,000円程度である。

バスターミナルの宿

ラノーンにはバンコクの南バスターミナルから夜行バスを9時間、朝の6時にラノーンのバスターミナルに到着。

その時間では宿も開いていないので、9時くらいまで時間を潰してターミナルから徒歩1分のこの宿↓に投宿。

Kiwi Orchid & PL Guesthouse

朝だったがすぐ部屋に入れてくれた。
ドミトリーはなく個室で、日本円にしてだいたい1,000円くらい。

ラノーンでは一番安いんでないかと思う。

町なかの安宿はかなり古い

また町中のほうも安宿はある。
ちなみにラノーンはドミトリーがなく、こちらも安くとも1,000円前後の個室となる。

agodaにも出ているシンタウィー・ホテルが町中では最安だと思うが、ここの問題はWiFiが無いこと!
これはいかに安くともキツい。ちなみに部屋もかなり古い。

次に安いとことなると同じ通りを少し南下したところにあるアジア・ホテルで、ここも設備は古そうながらWiFiはある。
しかし問題は水シャワー。1,000円近い値段で水シャワーはやはりキツい(-o-

ラノーンおすすめの宿

なのでラノーンの町中では今のところ予約サイトに出てこないBoutique Hotel&Mallというところがオススメだ。
上記アジアホテルの2軒隣くらいにあり、Google Mapにも載っている。

1泊350バーツ(1,000円ちょっと)と上記2つのホテルと比べると一番高い。
ドミトリー慣れしてる身としてもちょっとお高いのだが、しかし部屋はとてもきれい!


もちろんWiFiもあり、ホット・シャワーがあり、しかもエアコンまで付いているのだ!!
さらに朝食も出るという素晴らしさ。

とにかく安く済ませるならシンタウィーという選択肢もある。

しかしラノーンの町のほうは1泊もすれば十分なので、1泊くらいならやはりBoutique Hotel&Mallではないだろうか。

■ラノーンの食事

プーケットもそうだが、ラノーンはバンコクに比べ外食が微妙に高い。
だいたいどこも50バーツ~という感じである。

そんな中、先に書いたバスターミナルの宿・Kiwi Orchidの1Fのレストランは少しだけ安いメニューも出している。

このぶっかけ飯↓がラノーンでは貴重な40バーツ!ちょっとありがたかった。

ラノーンでは貴重な40バーツ飯

ただしぶっかけ飯はランチしかやってない感じで、他のメニューはもうちょっと高い。

他にも40バーツのお店があったら教えてくださいm(_ _)m

■バスターミナルから徒歩圏、熱々のラノーン温泉!

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ラノーン名物のラクサ・ワリン温泉は町からはちょっと遠く、バスターミナル近くの郊外にある。

ターミナルから徒歩圏

バスターミナル近くの宿・Kiwi Orchidからは徒歩圏である。
宿から15~20分くらいはかかるが、温泉エリアに入れば緑も多く、散歩がてらちょうどいい距離だと思う。

道すがら緑が心地よい

ラノーンの特徴は、清流の川があるということ。
タイはけっこう土色の川が多いので、こういう美しい流れにはとても癒やされる。



日本人のナットクの温泉^^

そして肝心の温泉だが、これが日本人もナットクの熱さで最高!

おっさんの足でお楽しみください

これは40バーツでロッカー・タオルつきの温泉プールなのだが、無料のプールもいっぱいある。

外国の温泉はぬるい温水プールみたいな温度のところが多いが、ここの一番熱いプールは十分な温度であった。

しかもそこはタイびとには熱すぎるらしく、ほとんど入ってないので湯もきれい!
独り占め状態である^^

■ラノーンを町歩き

そして2日目は町に移動してちょっと観光。
ラノーンはバスターミナルに15バーツの、町や港に行くソンテウが来ていて便利だ。

特に見るものはない(^_^;)

でも町のほうはあんまり見るところもないかな(^_^;)
とはいえ町並みはところどころ元の自然が残ってる感じがして、緑の多さに癒やされる。


タイもなー、こういう伝統的な家をもっと残せばいいのにと思う。


こういう、ずがどーん!と通った直線に疲れを感じる僕様なのであった。



直線とコンクリとアスファルト

ラノーンはなんというか温泉エリアの自然を活かした感じと、町のコンクリで埋め尽くした感じのコントラストに、近代の功罪を感じられる場所でもあると思う。←おっ急にマジメなw

がっつりコンクリ流し込んでつまらない町に作り変えるより、自然に乗っかって作った場所で、自然の恵みに浸かってるほうがずっと幸せ。

そういうことを温泉浸かりながら実感できるところでもありますよ。

源泉は65℃

そんなわけで緑溢れ、ちゃんと熱い温泉があるラノーン、一度は訪れてみてもいいと思います。
まじであの緑に包まれた温泉は極楽よ~^^


ミャンマー南端、コータウンに行ってみよう

ラノーンからは巨大な川を隔ててミャンマーの南端・コータウンに渡ることができる。
自分ももちろん行ってきました^^

>>ミャンマーの南端、コータウンで考えた

日帰りでも行ってこれるし、のんびりしたいい町なんで行ってきてもよいと思うぞ~。


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2016年8月13日土曜日

市バスに乗ってバンコク・南バスターミナルに行ってみよう



バンコクから西や南の地方に旅立つとき、南バスターミナルからのバスに乗ることになる。

今回、戦場にかける橋があるカンチャナブリー、温泉がありミャンマー南端と接するラノーンに行ってきたのだが、どちらも南バスターミナルから出発だった。

カンチャナブリー・戦場にかける橋

この南バスターミナル、バンコク市内からはかなり遠く、電車も通っていないので行くのがけっこうめんどくさい。

時間にして約1時間、混んでいたら2時間はかかる。タクシーで行くのはちょっと躊躇われる距離だ。

そこで安い市バスで行きたくなるところだが、どのバスが行ってるか分からないのでネットを探しまわることになった。

たぶん南バスターミナルに行く人はみんなそうなると思うので、記録を残しておく。

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■南バスターミナルは「サイターイ・マイ」

市バスで移動する場合、目的地はタイ語で言えたほうがいい。

市バスの車掌さんは英語を話せるのはごく一部で、South Bus Terminalと言っても通じないことが多い。
また英語で言うならバスターミナルはどちらかと言うとBus Stationと言ったほうがタイでは通じやすい。

タイ語では、バスターミナルは”マイ”というらしい。南バスターミナルがあるのはサイターイという地域なので、「サイターイ・マイ」と言えば確実に通じる。

南バスターミナル

これはもちろん他のターミナルでも同じで、例えばモーチットにある北バスターミナルはタイ語で「モーチット・マイ」になる。

■市内各地から南バスターミナルへの行き方

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繁華街も近く便利なエリアと言えばタニヤ通りのあるシーロム、中心部のスクンビットあたり。その辺りからも南バスターミナルへの市バスは出ている。

また便利な行き方として、BTSで近くまで行ってタクシーに乗り換えるという方法もある。

シーロムから出る市バス

シーロムからだと、中心からちょっと外れたSathon Tai通りから南バスターミナル行きの市バスが出ている。

シーロムでのバス乗り場

Sathon Tai通りNaradhiwat Rajanagarindra通りの角からちょっと西に入ったバス停から、149番が南バスターミナルに出ている。

Google Mapにもこのバス停は出ている。もう少し分かりやすい場所としては、同じSathon Tai通り沿いのBTS Surasak駅近くのバス停でもいいはず。

またシーロム界隈でこのバス停に出やすいホステルだと、ここが一番近い。徒歩で全然行けます。

マッド カウ ホステル シローム (Mad Cow Hostel Silom)・バンコク
149番が来るバス停

このバスがどれくらいの間隔かは分からないのだが、自分の時は10分くらい待ったら来た。

シーロムからの所要時間

そして南バスターミナルへの道が激混みで1時間半くらいかかった( ̄▽ ̄

時間は午後1時くらいで、ラッシュアワーでもないと思うのだが、バンコクの渋滞はもう時間とか関係ないのかな(^_^;)

エアコン無しのバスだったので、そんだけ乗って9バーツ。
や、安うという感じであろう。

なお、カンチャナブリーに行くときには、この渋滞を考えると南バスターミナルよりBTSのVICTORY MONUMENT駅から出ているロットゥー(ミニバン)で行ったほうが早いと思われる。

>> バンコクからカンチャナブリーへの簡単な行き方 - タイ旅情報

だいたい3時間くらいでカンチャナブリーに着くらしい。

スクンビットからも市バスで行ける

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スクンビット大通りからも南バスターミナル行きの市バスが出ている。

スクンビットでのバス乗り場

スクンビット通り沿いのソイ12あたりのバス停からは、511番で南バスターミナルに行くことができる。他にも40番で行けるらしい。

511はPak NamからBTS Bearing、中心部アソーク界隈を経て終点・南バスターミナルへ向かう

ちなみに511番には2種類あり、サイターイ・マイに行くのはバス前面に青のパネルが出してあるほうだけだ。
乗り込む前に「サイターイマイ?」と確認しよう。

これが正解

なお511の運賃はエアコンバスなので19バーツ。タクシーだと何倍かかるのだろう(^_^;)

夜行バスへの接続も可能

今回行った南のラノーンは南バスターミナルから9時間くらいかかるので、夜行バスが便利だ。
だいたい夜8時~9時くらいに出て朝6時くらいに現地に着く。

その点、511は夜も走っているので問題なく夜行バスに接続できる。
市バスの公式サイトを見ると22時まで走ってるみたい。

>> 511 | Bangkok Mass Transit Authority (BMTA)

ちなみに自分が乗った夜行バスは403バーツだった。参考まで。

所要時間は1~2時間超

ところでスクンビットの大通りは本当に、ものすごく、地獄のように渋滞する。

旅人も呆然とする大渋滞

なので時間帯によっては恐ろしく時間がかかる。

夜7時に乗ったときはターミナルまで1時間くらいだったが、混むときなどバスが全然来ず、意地で2時間待ってようやく乗れたと思いきや、そこからターミナルまでさらに2時間かかったこともある。

その時は平日の午後だったが、早朝か夜でないとそれくらいかかるものなのかもしれない。

安いのはいいのだが、時間の読みにくさはかなりの問題だ。

渋滞を避けるならBTS&タクシー

よって渋滞を避けてBTSでできる限り近くまで行き、そこからタクシーというのもいいと思う。ここ↓を見ると、


>> バンコクの南バスターミナルへの行き方|「バンコクから世界を元気にするブログ!」


BTSの西端駅、Bang Waまで行ってそこからタクシー15分で着くという。
タクシー代が75バーツくらいで、BTSの運賃も含めれば計100バーツちょっとというところだろうか。

バスに比べれば確かに値は張るが、それでも300円ちょっと。
ターミナル着くのに4時間かかるくらいなら検討の余地はありまくるだろう。

だいたいターミナルが目的地じゃなくて、そこから何時間と乗るのだから( ̄▽ ̄

■夜は食べるものを事前に購入しよう

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なお夜になるとターミナルのレストランはけっこう閉まっていて、かつ開いていても屋台ご飯よりずっと高い。

隣のガススタンドの前に市バスは停まるのだが、そこに一つだけ屋台があるので食い物を買って行くといいかも。

まあターミナルはコンビニもあるので、そこで何か買うという手もあるんだけど、自分は市内で買って持っていきました。

またタイでは法規制があるのか、バスでビールを飲むことができないみたい。
なのでコンビニにも置いてなかったりする。豆知識な。


南バスターミナルから行けるタイ南部情報はこちら

タイ・清流と温泉の町、ラノーンに行ってきた~ラクサワリン温泉と安宿情報~
ミャンマーの南端、コータウンで考えた


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2016年8月12日金曜日

100円屋台メシから日本食まで、バンコクで開拓したリーズナブルでおいしいお店を公開しちゃうぞ



久々にバンコクに1週間ほど滞在して、けっこううまいもんを開拓できたきろく(・∀・)

ちなみにバンコクはお金出せば日本食含め美味しいものはなんぼでもあるのだが、帰国の際にちょくちょく東京に寄る自分としてはそれなら東京で食うわ、と思ってしまう。

なのでいつも探すのはリーズナブルでうまいもの。

あたくしの常食・100円飯はもちろん、ちょっと質のいいタイ・フードや日本食など、探せばあらゆる種類のご飯が食べられるのがバンコクなのであった。

■まずは屋台で100円飯
インドシナ各国であるぶっかけ飯。タイではご飯の上におかずが1品で35バーツ、2品載せれば45バーツというのが多い。


こうやってオムレツや目玉焼きが無料で載ることもある。卵好きとしてはうれしい^^

おかずの味付けはトムヤムクン的というか、タイ独特のあのハーブ&スパイシーテイストが多い。タイ来たなーって感じることうけあいです^^

35バーツは今のレートで105円てところでしょうか。これは100円飯としては完璧ではない(細かいわ

なのでさらに安く、完全に100円で済ませようとする場合、タイにはこのオムレツライスがあるのであった!


これがご飯ものの最安で、30バーツのことが多い。安いからといって侮ることなかれ、これめっちゃウマいんだよ^^

■麺類もタイ独特
これも定番だが、ローカル店で食ったタイラーメン。ぜーたくして揚げポークと海老ワンタンと椎茸が載ってる豪華版で、たしか90バーツくらい。タイラーメン、実は自分はそこまで好きではないのだが、なぜ紹介したかというと上に載ってるポーク!


屋台でも100g、40バーツくらいで売ってて、英語表記ではCrispy Porkというのだが、これがヤバいうまさなのだ。今回タイラーメンと食ったらどうなるだろうと思って頼んでみたのだが、まあラーメン自体は普通であった( ̄▽ ̄

また屋台でも麺類は売っている。タイ焼きそばのパッタイも安くてうまいが、これはちょっとお高めな海鮮ラーメン60バーツ。


海鮮と野菜がふんだんに入り、味付けは例によって例のごとく酸っぱい&ハーブ&スパイシー。さっぱりと、しかしお腹いっぱいになる1品なのであった。

で、このトムヤムクン・テイストに飽きてきたら試したいのがこの北部の味・カオソーイ。タイのカレーうどんみたいなやつで、チェンマイあたりの食べ物なのだが、バンコクでももちろん食べれます。


前にチェンマイの北にあるチェンダオで食べたときには20バーツだったのだが、今回はスクンビットのオサレなベーカリー&レストランということでなんと100バーツ。ぐええ。

オサレなスクンビット・ソイ23界隈にあるPak Bakery
しかしその分クーラーの入ったWiFi完備のオサレな店内でいただけ、でっかいチキンドラムがどーん!と入ってたりして満足度は高いのであった。パクチーもたまらんね。


■タニヤで日本食ランチ
バンコクの日本食はそれなりに高い。ベトナムのローカル寿司屋が飲んで食って850円だったが、こっちの日本食レストランでそんなことしたら簡単に何千円と行ってしまう(^_^;)

そこでチェックしたいのがランチ!こちらでも外人向けレストランではランチ文化も輸入されており、ディナーで行くのとは格段に安く食べることができる。これは牛角の焼き肉ランチで、280バーツ


カルビやロースはもちろん、サラダにキムチにデザートまでついてこの値段。ご飯はなんとおかわり自由!!食後にはコーヒーまで出るのであった。これで900円弱はとってもおトクじゃないかい?


他にも寿司屋や居酒屋がランチをやっていて、だいたい300バーツ程度までで食べることができる。自分も次は寿司を試してみたい。

またランチでなくても、そこそこリーズナブルに食べれるものもある。

これはタイというか、東南アジアで一番ウマいと思っている内田家のラーメン。名前の通り家系がオススメだが、このまぜそばもうまい!確か250バーツだったかな?他のラーメンもだいたいそれくらいの値段です。


東南アジアの日本ラーメンはまあ、まずくはないけどわざわざローカル食の7~8倍も出して食わんでもなあ、というところが多い。そんな中、この内田家は東京ラーメンと比べても遜色ないウマさなのだ。

ちなみに九州ラーメンもあり、そっちはまあわざわざ食わんでもなあという感じ( ̄▽ ̄
家と付くんだから太麺で家系食いましょう。

また名古屋からは味噌カツの矢場とんも参戦している。ここのトンカツはとても良心的で、なんと150バーツ前後、いわゆる一つのワンコインで定食が食べれるのだ!


しかも安い店でよくあるカスッカスのカツではなく、ちゃんと油がジューシーですごいウマい。この値段でこのクオリティを出してくれる矢場とんに拍手を送りたい、バジェット・トラベラーのわたくしである。しかしただのBimboもカタカナ言葉にするとそれっぽくていいな( ̄▽ ̄

これらの店は全部日本人街・タニヤ通りにあるので、周辺に泊まったときにはゼヒ行ってみるのオススメ。久々に食ったりすると、日本食ってなんて素晴らしいんだろうと再確認することうけあいである。

あと野郎一人で夜行くと、次から次と襲来するカラオケの客引きになんてウザいんだろうと思うのもうけあいだ( ̄▽ ̄

■TERMINAL21のフードコート
最後にもひとつ。スクンビットの交差点に位置する高級デパート、TERMINAL21は意外にもバジェットの民にも欠かせないところなのだ。

ここの最上階のフードコートなのだが、あらゆるメニューが屋台並みの安さなのである!!

高級デパートなのに、35バーツご飯!
35バーツのご飯を、クーラーの効いた、高層からバンコクを見渡せる、清潔な店内でいただけるというのはかなり考えられないおトクさなのだ。連れてってくれたシャチョーさん、本当にありがとう。

コーヒーもスタバで飲んだら簡単に100バーツ超えてしまうのだが、ここで飲めばなんと30バーツ!!


その分というかなんというか、このフードコートではTERMINAL21のWiFiが使えなかったりする。まあこの値段で長居されたらやってけんのかもね(^_^;)

おかげでこの食環境でこんなに安く食べられる、文句は言えまへん(・∀・)

そんなわけで大都会バンコクは、いろいろな楽しみがあるから誘惑が多い。しかしこうしてリーズナブルなところを見つけると、そこまで金をかけずとも、バンコクの多様性を楽しむことができるのだ。

お試しあれ!(・∀・)
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2016年8月4日木曜日

サイゴン(ホーチミン)はファングラオ通りの安宿を起点に、格安ローカル・バスでどこでも回れるぞ



ベトナムでちょっとした移動というとタクシーが頭に浮かぶと思う。まあ普通の日本人ならそうでしょう。

どんなに高くてもまあ、市内なら数百円で済むわけで、気にするような額でもない。

例えばサイゴン(ホーチミン)の安宿のあるファングラオ通り界隈から、もっとも近代的なドンコイ通りに行こうと思ったらタクシーで50,000VND、だいたい250円くらい。

実は歩いても15~20分の距離なのだけど、暑いし安いし道はカオスで危ないしで、まあ考えるまでもない。

。。と言いたいところだが、わたくしのようなBimboの民はそうはいきません(笑)数百円あったらローカル飯が数回食えてしまうのだから!

そこで使いたいのがバス。1回乗ってだいたい5,000か6,000VND、実に30円弱くらいで乗れてしまうのだ!

特に自分が泊まったバックパッカー街・ファングラオ通りは目の前にバスターミナルもあり、実は以下のような主要なところのほとんどにバスで行ける。

  • ベンタイン市場
  • ドンコイ通り
  • 超リーズナブルでウマいお寿司屋さん、すしコ
  • イオンモール(めちゃ遠い)
  • 空港

これは使わない手はないのであった!\(^o^)/

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■バックパッカー街・ファングラオ通り

ベトナムで安宿といえばファングラオ通り(Pham Ngu Lao)。
ホステルが山ほどひしめいていて、路上店や屋台などの格安ご飯もある。

マッサージなどもドンコイの高いとこに比べたら半額以下で、$5くらいから。
利用したことはないのでうまいかどうかは分からない(^_^;)

そんな中、今回泊まったのはここ。

中心からほんの1ブロック外れただけだけど、そのエリアでいちばん安い価格帯($5を切る)で部屋も清潔で、サイゴンの定宿にしようかと思ってます^^

トゥイ ティエン ホテル (Thuy Tien Hotel)
ファングラオ通り沿いのバスターミナル

トゥイ ティエン ホテルは目の前がバスターミナルで、ローカルバスで市内のどこでも行けるのも便利^^

■バスの行き先を確認する

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でもバスはどこ行ってるか分からんし。。そこは根性。

ゲストハウスで行き先を告げてバスの番号を教えてもらったり、来たバスを止めて車掌にここ行く?と聞いたりGoogle Map見せたり。

バスを止める場合、車掌に聞いてる時点でバス内なので、違うと分かってもとっくに出ていて1回分払うハメになるリスクはある。

コツは、行き先近くに行く大きな道路を見つけて、その方向のバスを捕まえること。

行き先が近くであればそう間違わない。
間違っても近くには行くのでそこから歩いてもいいし乗り換えてもいい。
乗り換えは車掌が教えてくれるはずだ。

遠くだとゲストハウスや、バスターミナルで英語話せるスタッフを見つけて教えてもらうしかない。
ターミナルのひとはほとんど英語話せないが、探せばたまーにいるのでなんとかなる。

あとバス停で待ってる人に聞くと、けっこう英語話せる人もいて助けてくれる。

そうしてかき集めた情報をここに書いているので、読めばそんな苦労しなくて済むぞ(・∀・)

■ファングラオから出ているバス:近場編

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そんなわけでバックパッカー街・ファングラオ通りからバスで行けるところを、参考までに書き残しておきたい。

ファングラオからは、ベンタイン市場、ドンコイ通り、安くておいしいすしコが、バスなら10~15分くらいのすぐ近くにある。

ベンタイン市場

ヘンなTシャツを始め、色んな物が売っているベンタイン市場。
ただ何か高いイメージはあるな。。Tシャツで$4とか。

カンボジアなら$2で買える。
ただクオリティはカンボジアよりちょっといい気もする。

スタバのパクリT

ベンタイン市場近くは大きなバスターミナルがあるので、結構バスの最終地になっている。

バスの行き先表示にBEN THANHと出てたらそこに行くバス。色んなバスが行ってるのですぐ捕まる。なのでこれはあまり難易度は高くない。

ファングラオからは徒歩圏なのでバスもいらないが、便利なのはどこかに出かけて帰ってくるとき。

どこにいようととりあえずこの表示のバスに乗れば帰ってこれるし、多くのバスがベンタインを目指して走っているから、結構どこにいてもつかまるのだ。

ただ夜になるとバスはなくなるから、それが問題なんだけど。

左の建物がベンタイン市場

ドンコイ通り

これも観光の定番・一番開発された地域であるドンコイ通り。
自分は高いだけに感じてあまり寄り付かないのだが(^_^;)

ちなみに安く済まそうと思えばこういう界隈もまだある

ここへは直接行っているバスはない。
しかし1本隣のハイバーチュン通り(HAI BA TRUNG)に行ってるバスはあるので、それに乗ればファングラオからほんの10分くらいで着く。

確か19番35番
サイゴンのバス停は結構バスマップが掲げてあるので、それで確認もできる。

超おすすめローカル寿司屋・すしコ

サイゴンのリーズナブルでうまい寿司と言えばここ!のSUSHI KOだが、ファングラオからは南に行った位置にある。

ングエン・タイ・ホック(NGUEN THAI HOC)というデタム通りの隣の大通りが南北に走っているので、南行きに乗れば行くだろう!
と思って車掌に聞いたらやっぱり近くまで行っていた。

ほんの5分も乗れば東西に走るHOANG DIEU通りにぶつかるので、そこで降りてVINH KHANH通りに入ってしばらく歩けば右手にすしコが見えてくる。


ファングラオからすぐなのでぜひ行ってみてほしい。



■ファングラオから出ているバス:ちょっと遠出編

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ファングラオから遠めのところでは、アンドン市場と空港近くのイオンモールに行ってみた。

アンドン市場

ベンタインもベタなので、他のマーケット無いかなーとGoogle Mapを眺めてたら見つかってので行ってみた。

これはファングラオから南のチャン・フン・ダオ通り(TRAN HUNG DAO)で01番のバスに乗ればいい。
アンドン市場に直接は行かないが、アンビン通り(AN BINH)で降りればそこから徒歩圏。

ただ行ってもそんなに面白くはない(^_^;)近隣は安い屋台がいくつもあるので、それは楽しいかな。

ちなみに01番はチョロンまで行っている。

イオンモール

空港近く、タンプー地区のセラドンシティという新しく開発された地区にイオンモールがある。
吉野家が入っていて、東南アジア牛丼研究家としては行かざるを得ない。

苦労して行ったが米が微妙だった

ファングラオからはかなり遠いが、ファングラオにあるバスターミナルから、69番がすぐ近くまで行っているようだ。

6,000VND、1本であれだけの距離を行けるのはすごいが、自分はドライバーに騙されて(いや間違っただけで騙すつもりはなかったのだろうが)途中で降ろされ、乗り継ぎまくってえらい目にあった。

でもまあ間違えなければ6,000VNDで行けてしまうのだろう。
ちなみにこれ↓が見えたら向かいのとおりに入っていけばイオンがある。


ちなみに日に4,5本だがレタントン通り(日本食レストランが多いところ)から無料のバスも出ている。

先に書いたバイバーチュン行きのバスでレタントンに行って、そこからシャトルでもいいかもしれない。シャトルの時間はここに出ている。

イオンモール・セラドンシティ

その他

あとベンタイン市場近くのバスターミナルからも、主要なポイントにバスが出ているみたい。
自分は乗ってないが、ダムセン公園には11番、スイティエン公園に53番が行ってるらしい。

これらのバスがファングラオ通り近くを通過するかは不明だが、ファングラオからベンタインは歩いてもすぐなので、ベンタインまで歩いて乗ってもいいだろう。

■空港にもバスで行ける!

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タンソンニャット国際空港はタクシーでもそんな距離でもないが、やはりバスなら格安だ。
空港バスもファングラオ沿いのバスターミナルから出ている。

普通のバスが緑なのに対し、空港バスは黄色なので分かりやすい。
ちなみに番号は109番だ。

朝の5時から深夜1時まで走っていて、相当ヘンな時間でも大丈夫だ。
LCC族としてはかなりありがたい。


料金は20,000VND、100円弱。
や、安う。タクシーの何分の一で済むのだろう(・∀・)


時間的には40分くらいかかった。
ちなみにベンタイン市場近くのバスターミナルからも空港バスは出てるらしく、そっちは10,000VNDだという。

でも18時までしか出ていないらしく、LCC族には使いづらい。
LCC族はたいていパッカー族でもあるので、普通はパッカー街のファングラオから乗るし関係ないかな。

そんなわけでサイゴンは縦横無尽にバスが走っていて、活用できれば超・格安で移動が可能だ。ぜひお試しあれ~~^^


その他のホーチミン情報はこちら

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ホーチミン、リーズナブルでチョーうまいスシ子さんに会いにいく
エッグコーヒーって?ブイビエン通りのB級グルメを食べ歩く


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2016年8月3日水曜日

サイゴンで友だちができました。



サイゴンのバックパッカー街・ブイビエン通りを歩いていると、毎夜子どもが物売りに出ている。小さい体に籠をかけて、大抵はミサンガだったりティッシュだったり、ベトナム扇子(これはちょっといい)なんかを見せて回る。売り文句はシンプルで、”buy something.


ちょっと優しい人だと思われると、向こうも必死なのでかなり食いついてくる。路上店で晩ごはんを食べながら、頑張ってるなあと1人の男の子をぼんやり見ていたら目が合って、店を出た途端3人の小さいひとに追いかけ回されることになった。

しかし正直売ってるものが全然いらない上に、自分はLCC7kgの制限の中で旅してる身。荷物を増やすわけにもいかないのです。だからやんわり断ろうとするのだが、小さいひとたちは遊び半分でだんだん遠慮がなくなってきて、断るほどにキャッキャゆっている。

最終的にしょうがないので順番に高い高いをやってごまかそうとしたが、余計に1人の、いちばん小さい女の子になつかれて、もういちど断ったら思いっきりツネられた。そして片言の英語で「じゃあ明日買ってね!」と言って笑って去っていった、その笑顔は最初もの売りにきたときの営業スマイルとは、全然別のものに思えるのでした。

それが午後8時くらい。その後バーでビールを飲んで、宿に帰って横になったら深夜に目が覚めた。眠れないので、またブイビエンに散歩にでかけた。もう深夜の2時だったが、驚いたことに彼らはまだ物売りに回っていた。


そしてまたあの女の子に見つかって、追いかけ回されることになった。あまりに健気に頑張ってるので、根負けしてそのときポケットに余っていた10円くらいの札をあげることにした。受け取った女の子は「サンキュー」と短く言って、浮かない顔できびすを返すように去っていった。

あの浮かない顔は、あげた額の小ささと関係ない気がした。やはり貰うんじゃなくて、ちゃんと物を売ることで稼ぎたかったのかなあと思い、ちょっと悩んだ。


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2016年7月21日木曜日

エージェント手数料も含めた、就労もできる永住権申請はいくらかかるのか比較してみる~フィリピン、パラグアイ、NZ~



富豪でなくても現実的に取れる海外永住権というのがある。しかし言語も違う中、自分でやるのは結構ツラい。また、コネ社会ではコネを使わないと実質的に取れない場合もある。

よって申請は役所に払う以外に、エージェントの費用も見ておいたほうがいい。

最近ちょこちょこエージェント関係の情報を得たので、フィリピン、パラグアイ、NZの永住権についてまとめておこうと思う。永住権というのはリタイアメントと違い、就労もできるもののことを言う。

ちなみに全てネットの伝聞である。必ず自分で確認をお願いしたい。

というか全てにおいてその自覚がないと、海外移住はおろか日本に住み続けるのも現実的ではない。そういう時代であると思う。

■フィリピン、仕事もできるクォータ・ビザ
フィリピンというと35歳から取れて、2万ドルの預託で取れるSRRV(Special Resident Retiree's Visa、つまりリタイアメント・ビザ)が有名なのだが、これはリタイアメントであるだけに働くということができない。

では就労は絶対ダメなのかというと、実は就労もできるビザというのも存在する。リタイアメントではなく移民のイメージだ。

それがクォータ・ビザと呼ばれるもので、年間50人だけが取れるという。面接してフィリピンに必要な人と認定されないと取れないのだが、面接で落ちるということはまずないらしい。

またお金的にもかなり有利で、SRRVだとビザを維持するために2万ドルをずーーっと預けとかないといけない。しかしクォータ・ビザだといったん5万ドルを見せ金として数ヶ月間預金しておくだけ。その後は引き出しても日本に送り返しても大丈夫なのである!

さらに年会費もいらない。SRRVだと毎年$360支払わねばならないのだ。

しかしフィリピンはコネ社会。こんな年間50人などという関所には、コネがないとアクセス自体できない。

そこでエージェントの出番となるわけだが、どこかで見たのは手数料なんと150万円(!)。なかなかのお値段だ。こういうエージェントではなく、お役所のキーマンにコネを作って手数料を払うという手もあるらしいが、その場合でも5~60万円程度はかかるようだ。

就労できて、年会費もなく年1度手続きするだけという、移民関係ではある意味最強のビザなのだが、金銭的ハードルは非常に高い。

安いコースを狙ってお役所にコネを作るにしても、フィリピンでしばらく住んでないと難しいわけで、なかなか考えこんでしまう。

誰か自分で手続きした人、いませんか?やりようがないのか聞いてみたいと思う。

ちなみにSRRVのほうは「自分で全然できる」と自分で取った知り合いが言っていた。でもフィリピンは金利も2%を切るくらいでそんなに高くないので、やはりお金を稼げないのはツラい。

フィリピンにおける銀行預金金利の比較

現地に長く住むなら仕事もしないと世界が広がらないだろうしなー。貧乏暇無しは実はいいことなのだな。

逆に貧乏暇有りが最悪ね。つい使ってどんどんカネなくなり、焦って現実逃避に夜の街に出かけたりしてまたカネなくなると思われる( ̄▽ ̄

ああ貧乏が前提( ̄▽ ̄

■パラグアイの永住権申請
最近ネットで、パラグアイで永住権取得支援をしてる人からいろいろ聞くことができた。

その人によると、永住権の申請自体に$500~600くらいかかるという。またそれ以外に銀行に3ヶ月間、$5,000の預金が必要。銀行に預ける見せ金がフィリピンと一桁違うのが目を引く。

自分でやれるかどうかは分からないのだが、何しろスペイン語圏なので役所で英語すら通じない可能性が高い。

そこでこの人にエージェントを頼むと、永住権支援の支援に$500でやってくれるという。これはすごく良心的な値段。だいたいこういうのって日本円にして最低20万とかかかるのが普通な気がするから。

上に書いたフィリピンと比較するといかに良心的かわかると思う。ちなみに昔この手の代行業は$1,500だったという。

さらにパラグアイではセドラーという身分証明書があるらしく、これを常に携帯しなくてはいけないらしい。この取得支援も$70とのことであった。

この永住権とセドラーを両方取得すれば、就労も起業も可能らしい。パラグアイ、日本からの遠さが気にならない人にはかなり有力な選択肢であると言えるだろう。

これもなー、自分でやった人がいたら話を聞いてみたい。実際可能なのか、英語でもできないか、等々。。知ってる人いたらぜひご連絡下さいm(_ _)m

■NZ永住権は自分でできそう
最後に一つ、エージェントを入れないでできそうなケースも書いておく。

NZの永住権は、実際に取った知り合いに聞いた限り、自分で頑張れば手続きできそうである。英語圏なので、パラグアイに比べれば多くの日本人にとって言葉の問題が小さいだろう。

また手続き中、移民局から細かなチェックで電話がかかってくるらしいのだが、移民局の人はかなり親身に話を聞いてくれるという。どうやったら通してあげられるか考えてくれる、実にありがたいですね。

この手続きにかかるお金は、↓にも書いたが$500+$1,800で$2300(NZドル)かかる。しかしオフショア、つまり日本に居ながらにして申請すれば日本とは協定を結んでいるので無料である。

ニュージーランド永住権、最初の一歩を踏み出すための基礎知識――これからNZ移民の話をしよう(1)

ただ、この移民局への申請以前に、自分の学歴などを証明する必要がある。NZで認められている大学の、認められている学部であれば卒業証書だけで自動認定されるのだが、そうでない場合には個別に認定機関に認定してもらわなければならない。自分も大学自体は認定されてるのだが研究科が新設なので自動認定はしてもらえなそうだ。

認定機関についてはここに書いたが、

就職したくない人の、オフショア申請でポイントを積み増す方法――これからNZ移民の話をしよう(3)

NZQAという機関がそれにあたる。EOI(申請の第1段階)で$138、本申請時の審査で$746かかる。これがオフショアなら無料になるかは分からない。でも申請そのものではないので払うしかないのかな?と思っている。

先進国の技能移民はこういう学歴や職歴の証明がかなりめんどくさい。審査申請も面倒だが、それ以前に英文でこれまで取った学歴や資格の証明をかき集めねばならない。

そんなわけで総額だが、オフショアでやるとしたら$138+$746=$884、NZに既に住んでる人はさらに$2,300上乗せの$3,184かかることになる。

そう聞くとオフショアでやりたいところだが、今のところオフショアはNZで内定があるとかいう人でないと実質取れないとも聞く。居住実態がないのに永住権だけ保持しとく、というのが最近は嫌がられているようだ。まあそれだと経済効果なさすぎるもんね。

■各国の申請費用を比較してみよう
そんなわけで日本円で、エージェント代も含めた費用を比較してみると、
  • フィリピン  50万円~150万円
  • パラグアイ 12万円弱
  • NZ    7万円弱~24万円弱
    ※$1=110円、NZD1=75円くらいを想定

となる。先に書いた通り、それ以外に銀行預金とかも必要な場合があるので注意。

一番めんどくさくなく、値段もリーズナブルなのはやはりパラグアイに思える。実際に向こうに調査に行った人も、書類揃えればフリーパスみたいに言っていた。俺も一度行ってみて、ここに住んでみたいと思えるか確かめてみたいなあ。

また、申請にはそれ自体にかかるお金以外に渡航費、滞在費もかかる。何度も行き来しないといけないかもしれないので、お金と時間をちゃんと作れるよう、計算に入れておきたい。

ちなみにその意味ではパラグアイはかなりキツい(^_^;)何回も行き来してたら軽く死ねるので、ビザランしながら取れるまで周辺に居続けるしかないかな?(^_^;)
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