2016年8月17日水曜日

【実録】タイで学んだ、バスターミナル周りのボッタクシーを回避する方法



ボッタクシー。。それは主にバスターミナル周辺などに生息し、何も知らない旅行者に法外な運賃をふっかけるタクシードライバー。東南アジアではトゥクトゥクやバイタクがバスから降りると同時に群がってくる。

タイに限らずどこでもそうだけど、バスターミナル周りで待ち構えていて、向こうからやってくるのは基本的に全てボッタクリだ。ガンガンまとわりついてきて、公共ソンテウで10バーツの距離を100バーツとか平気で言ってくる。

これは1泊300円とかで泊まってるバジェット・トラベラーには大きな脅威だ。ヘタしたら宿に行くために宿代と同じような額が飛んでしまうのだから!

今回は行く先々に待ち構えるボッタな人びとを華麗にかわし、なんとか最安で移動し続けた、そのノウハウを公開したい。

とりあえず一通り書いとくと、

  • 大通りに出て公共バスを探す
  • 深夜で公共バスがない場合は、人の良さそうな人を見つけて有料ヒッチハイク!
  • 客引きがいるところは客引きを通さず直で
  • 複数人なら楽できる分、ちょっとくらい高くてもいいかも

といったことを地道にやれば、ボッタはほぼ回避できる。特に最終手段として有料ヒッチハイクができるようになるともう無敵である。

今回行ったカンチャナブリー、深夜のプーケット、タイから日帰りで行けるミャンマーのコータウンでも、上記技術により最安移動を実現したのだ(・∀・)

■昼間なら、大通りに出て流しのソンテウを探そう
土日を利用して、戦場にかける橋を見にカンチャナブリーに行った。ターミナルには残念ながら、いくら交渉しても100Bから一向に下がらないソンテウ・タクシーがうようよ。

カンチャナブリー・戦場にかける橋

もしターミナルに着いたのが昼間なら、一つの手段は大通りに出て乗り合いソンテウを探すことだ。

カンチャナブリーではターミナルから西のSangchuto通りに出れば、中心地に近いカンチャナブリー駅前に行くソンテウに、10バーツで乗ることができる。実に10分の1である!

そこから安宿のあるエリアには徒歩圏なので歩けばよろしい。

ただ乗り合いソンテウはどこに行くかが分からないから、ドライバーに行き先を確認しなければならない。

そのとき、宿のある通りだけではなく、その近くの、特に大通り沿いのランドマークに行くか聞いてみるというのが一つのポイントだ。カンチャナブリーでも、宿のエリアに乗り合いソンテウは行ってなかったが、駅前なら行けた。

またスマホでGoogle Mapを用意しておき、見せるのもいい。ソンテウのドライバーさんは英語も通じないことが多い。Stationすら通じないときがあるのだ。そのとき、Mapで行き先の場所にタイ語表記があったら、それを見せれば分かってくれる。

なお駅前にはひょっとしたらターミナルに来ているこの青いバスでも行けそうなのだが、確認できなかった。これで行けたら大通りに出なくてもターミナルから乗れるんだけど。

このローカルバスも駅前まで行ってるかも?


■深夜バイタクはヒッチでかわす!
今回、タイの最終地はプーケットだった。理由:格安のフライトがあったから。以上!( ̄▽ ̄

さてプーケットには夜の11時頃と遅い時間に着いた。ターミナルからすぐのホステルを取ってたから遅くても歩いていけると思っていたら、プーケットには2つターミナルがあり、遠い方に着いてしまったことが判明 Σ(゚Д゚)

群がってきたバイタクさんに聞くと、プーケット・タウン(町の中心部)まで7kmもあるという!ターミナルに接する大通りには乗り合いソンテウのバス停もあったのだが、深夜なのでとっくに終わっている。

バイタクの言い値は100Bで、タクシーだと倍の200B。他に移動手段が無いのでバイタクも強気で、交渉の余地一切ナシ。

ここで普通なら諦めてお金を払うところだが、そこはわたくしBimboの民。なんとか50B以内で収める算段を考えました。幸いターミナルは大通りに接していて交通量は多い。バイクもバンバン走ってる。これはヒッチハイクできるのでは?

自分はいつもなんとなくだけど若い人は避けて、人の良さそうなおっちゃんバイクを探します。するとサイドカーにダンボールを載せたおっちゃんがとことこ・・とやって来ました。すかさず手を上げたら停まってくれた!

英語すら通じない中、「プーケット・タウン?」「バス・ステイシヨン」だけでワイ をしてお願い (T人T)すると、分かった、いいよと。

なんていい人なんだおっちゃん!!(T▽T

その後おっちゃんも道が分からない中、道すがら人に聞きながら何とか町中のバス・ターミナルまで送り届けてくれました。バイタクが言ってた通り、けっこうな距離でした。

辿り着いた瞬間、よかったな!と笑ってくれたおっちゃん、お金を要求する素振りすら見せないのが男前でした。

もちろんそれだけの距離を乗せてもらって何もしないわけにはいきません。40Bをお渡しし、互いにコップンカー!いい思い出にもなった夜でしたよ(・∀・)

そして深夜12時過ぎにやっと辿り着いたホステル、ほんまホッとしましたわ。。町中のターミナルからは徒歩1分なんだけどね。

今回泊まった500円以下で泊まれる格安ホステル
東南アジアはこういう、ヒッチに応じてくれる現地びとが結構いるので、プロのバイタクに頼らなくても実は移動できたりします。深夜とか、ちょっと女性には難しいかもだけど、おっさんならぜひお試しいただきたい。

というかおっさんならそんくらいの金使えって感じですか(^_^;)

■客引きを通さず必ず直で
ミャンマーのコータウンというところが、タイの温泉町ラノーンからでっかい汽水の川を渡った先にある。ミャンマーの田舎は素朴で、人と自然が調和してる感じが好きなので行ってみた。

田舎ながらヤンゴンの有名なパゴダと同じというパゴダがあったり、すごい見晴らしのいい山上のルックアウトがあったりと意外に見どころいっぱいのいいところであった。もちろん町並みも緑がいっぱいですごいいい感じであった。

なかなか立派なパゴダ

それはともかく移動である。ここに行くのはボートで40分くらいかけてどでかい川を渡っていく。値段は片道50B

しかしミャンマー側には謎のガイドがうようよしていて、帰りに港に行ったら「タイに渡るのか?よし200Bだ」とか訳の分からないことを言ってくる。

海かと見まごう広大なクラブリー川

だいたい乗ってきた場所から帰るだけなので、ガイドの必要は1ミリもない。なのにそれが商売になると思えるのはいったい何故なのか理解に苦しむ( ̄▽ ̄

まあ向こうも必死なのだろうが。。まとわりついてくるのを「ごめん、50Bの探してるから」と断り、船頭さんに直で話しかけ「フィフティバー?」と確認。向こうがうんと言えばその値段なので、謎ガイドの皆さんも諦める。

よく分からないガイドを通させないよう、そこはしっかりと主張しましょう(・∀・)

なおコータウンではガイド兼バイタクに案内してもらったのだが、料金は交渉して1時間100B、3時間あちこち回ってもらって300B。適正価格かどうか分からないので、知ってる人は教えて下さいm(_ _)m

でもミャンマービールが30Bだったんで、そんなもんかなあと思うんだけど。いやビールもボラれてたりしてな(^_^;)

ミャンマー・ビールは30B、タイビールより2割ほど安い


■相乗りできる人は探せる?
最後に、もし友だちなどと複数人の場合だったら、というのを考えてみる。

ソンテウ1台チャーターして100Bだったとしても、3人なら30Bちょっと、100円くらいである。

確かに乗り合いソンテウの10Bに比べたら3倍なのだが、荷物抱えて通りに出て、来るかどうか分からない乗り合いソンテウを探すことを思えば、この程度なら出してもいいかもしれない。

なのでターミナルでバスから降りたら、一緒に降りてる外人さんがいないか探してみるのもいいと思う。どうせ宿は似たような場所だろうから、ライドシェアできる確率は高い。

ソンテウをチャーターしても割り勘なら安く済む

まあ複数人になったときにボッタクシーがいくらと言ってくるかという問題もあるのだが(^_^;)

そうして外人さんと知り合いになることもできるし、その夜飲んだりして楽しく過ごせるかもしれないので、最安ではないが考えてみてもいいオプションではないかと思う。

そんなわけでタイで体で覚えた最安移動術、これを駆使すればボッタクリとは無縁で思い出も増える、快適旅ライフが実現するぞ(・∀・)


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