とは言え町には劇場や映画館、大きなグラウンドもあり文化的には一通り揃っている。
コフィンベイのほうまで車を走らせると、牡蠣のおいしい店もある。
たぶんここ。
牡蠣も美味いがここで食ったパスタは生涯で一番美味かった。
クリームソースに濃厚なコクがあり、何が入っているか聞いときゃよかったな。
とまあそれなりに観光めいた楽しみもあるのだが、こういうのはずっとは続かない。
しかしこの町の魅力はおそらくそういうところではない。
この町の本当の魅力、それは穏やかで優しい人にあるのだ。
■控えめで優しいポートリンカーン
オーストラリアの人は明るくフレンドリー、というのがイメージだと思う。ポートリンカーンでも人はフレンドリーだ。
しかしその質は都市部とだいぶ違うと自分は感じた。
そしてその感じがとてもすきだった。
ポートリンカーンでディナーに誘われた!
ポートリンカーンは海の町であるので釣りがさかんで、桟橋や岸辺にはいつも釣り人が集っている。お世話になった農園主さんもボートを持っており、ときどき釣りに誘ってくれた。
残念ながら予定が合わず行けなかったのだが、よく釣れた週末などは食事に誘ってくれた。
ご馳走になったのは農園主さんとこで採れたオリーブのオリーブオイルと、パセリとニンニクをふんだんに使った魚のグリル!
まじで最高であった^^
ところでわたくしは純日本人であるので、ガイジンさんのパーリーピーポー♪な感じは実は苦手である。
まさに稲中の井沢状態である( ̄▽ ̄
「井沢、ホームパーティーてお前外人クラスじゃねーーか!?そんな事できんのか!? 」「見ず知らずの家族と楽しくメシを食うなんて……考えただけで恐ろしい……」
そんなわけで、旅先で泊まるのが多いホステルなどでは白いワカモノが毎夜パーリナイな感じなのだが、おっさんは夜眠いこともあり全く溶け込むことなくすぐ寝るw
しかし農園主さんとこのディナーはそんな感じではなかった。
フレンドリーさの質が違うというか。。
無理に盛り上げるでもなく、おいしい魚とワインを飲みながら、その日あったことを訥々とお互いに話す感じ。
英語が苦手なのでそんなに会話が続くわけでもないのに、なんかしゃべらんと。。というプレッシャーも全然感じることがなかった。
ポートリンカーンびとの人となり
別にぽんぽん会話が弾まんでも気にしない、隠然とした、ヘンにポジティブなコードがない感じ。それはポートリンカーンの町中のお店やカフェで店員さんと話したりしたときにも感じるものでもあった。
もちろんシドニーやメルボルンのような大都市でもオーストラリアびとはみんなフレンドリーだ。
しかしやはり忙しいのか用件を対応したらハイ次の人!という感じをいつも受ける。
またガイジンらしいというか豪人らしいというか、ウェーイ♪みたいな感じのフレンドリーさも井沢のごとく”考えただけで恐ろしい”(笑)
そこいくとポートリンカーンは都会のスピードとは違い、ゆっくりと人を受け止めてくれる感じがする。
グイグイ来るのではなく、黙って見守ってくれている感じ。
それがとても心地いい。
■ポートリンカーンでボランティアに行ってみよう
そんなわけでここが気に入った人のために、地元に溶け込み知り合いをつくる方法を紹介したい。
それはつまりいわゆるひとつの、ボランティアである。
オーストラリアのコミュニティ文化
オーストラリアは西洋文化なのでコミュニティというものを大事にする。ポートリンカーンのような田舎町ではますますそうなのか、町にはたくさんのボランティア機会が埋まっている。
ディナーに誘ってくれた農園主さんもボランティアで畑を手伝っていた縁だ。
またそこに来るお客さんとも交流があった。
そうやって入り込むと町でお客さんをやってるのとは違い、ジモティの皆さんとぐっと距離が縮まる。
移住など長くいるつもりなら地元に溶け込む上で本当にいいと思う。
リサイクルショップでボランティア
ボランティアを見つける一つのパターンはリサイクルショップ。ポートリンカーンにはコミュニティのため、超安く売っている店があり、コストを抑えるため店員はボランティアがやってることが多い。
なんとオーストラリアなのに、靴が$1.5!!!とあり得ない価格で売っている。
ここは服も$2だったり、他にもあらゆるリサイクルの生活雑貨が超格安で売っている。
どう考えてもボランティアで回さないとオーストラリアでこんな値段は不可能なので、おそらく申し出ればやらせてもらえるはずだ。
この店はちょっと外れたところだが、中心部にもリサイクル・ショップはあって、
THE SALVAGE ARMYという店でもボランティア募集の貼り紙があった。
こっちのほうが場所的には行きやすいかもしれない。
図書館のコミュニティ情報
小さな町、ポートリンカーンにも図書館がある。自分は使わなかったが受付で申し込めばWiFiも使えるらしい。
名前はそのまんまでPort Lincoln Libraryなのだが、ここにはコミュニティの掲示板があり、ボランティア募集がいくつもあったりする。
例えばこれは高齢の方にPCを教えるボランティア。
英語の練習にもとてもよさそうだよね。
観光案内所でボランティア情報ゲット
同じようなコミュニティ情報は観光案内所にもあり、自分が行ったときはコミュニティ・マーケットのお知らせがあった。
そういうところで野菜など売ってる人に話しかければ、農園ボランティアもできるかもしれない。
またスタッフもとても親切なので、話している内に仲良くなれると思う。
このようにポートリンカーンは行政施設がいろいろとボランティアを後押ししている。
HPにも情報があり、
>> City of Port Lincoln - Volunteering
ここで調べて連絡してみるのもいいだろう。
■バッパーもあるぞ
あまりガイドブックにも載ってなさそうなポートリンカーンだが、バックパッカー宿も少しだがある。
その一つがここ。
Adventure Backpackers Port Lincoln
行ったときは誰もいない感じだったが。。(^_^;)
他にはYHAもある。こういう宿にはたいてい掲示板があり、そこでもボランティア情報は見つけられると思う。
またCouchSurfingで知り合いを作るというのもいいだろう。
■ひとの町・ポートリンカーン
そんなわけでポートリンカーンは外国にいるはずなのに日本人でも違和感なく溶け込める、そういう文化を持っている穏やかな町だ。異文化であるからこそ、そろそろと近づいていけること、それはとても大事なことだ。
この町の雰囲気のほとんどは町並みというより人が作っているように思う。
そしてボランティアは利害を超えて人と深い部分で繋がれる、そして旅行ビザでも問題なくやれる、とても良い選択肢である。
この町が気に入ったら、ゼヒ機会を見て参加してみると良いと思うのである\(^o^)/
その他のポートリンカーン情報はこちら
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