オーストラリアのコミュニティで自然農実践畑を作れるかも、ということでいろいろ構想(妄想)していたのだが、前にも書いた通り水についてちょっと迷っている。
コミュニティの食料を自給する圃場を作るとのことなので、自分の実践学習用の畑の水はそちらと共用もできるのだが、やはり自分たちでコントロールできる系統があるといろいろ便利だろうと思う。
また土地は提供してもらえるかもしれないのだが、事業の継続性などを考えると分譲してもらうほうがいいかもしれない。営農で食ってくわけではないので、土地は最初は2畝(200平米)で考えていて、将来を見越しても1反もあれば十分である。
そこで土地を分譲してもらい、水回りを自分で敷設したらどうなるか見積もってみると、だいたいで
となり、トータルで100万円ちょっととなる。なおポンプとタンクはオーストラリアの値段が分からないので日本の価格で代用した。
ただモノ以外にも色んな経費がかかるので、実際にはもっとかかるだろう。そんなこんなをいろいろ考えたので以下に詳細を残しておく :)
■ポートリンカーンの土地の相場
地元不動産屋さんに行ったところ、土地を提供してもらえるかもしれないコミュニティの予定地近辺は、1km四方で相場的に80万豪ドル超、約7千万円となる。
そういうと高そうに思えるが、1km四方は100万平米なのであって、1反≒1,000平米に換算するとその千分の1、つまり反あたり7万円という激安価格なのである。
昔買わない?と打診された奈良某所の田んぼは100万円/反で、田んぼとして整備はされているとはいえポートリンカーンよりずっと高い!
■オーストラリアの土地を使う現実策
ただ外国人の場合、オーストラリアの土地は家付きでないと買えないようで、
更地の土地を買ったら1年以内に家の建築を着工しなければならない。
これはなかなかのハードルなので、土地は永住権を持ってる人の名義で買い、一部を長期レンタルで貸してもらうような契約にするとかでクリアできんかな?と考えている。
ちなみにバリで外人が土地を押さえる場合は、そういう方式でやることが多い。レンタル権の売買も可能で、土地を直接売り買いするのでなく、25年レンタル契約の10年残ってる土地がいくらで、といった感じで権利が売り買いされている。
この方式だと不動産取得や固定資産税的なものも省けるのではないかとも思う。その分、当然価格は元値の7万円より高くなるので、20万円としてみた。これで25年レンタルとかだと現実的ではないだろうか?甘いかな?
■水回りは必要か?
バリでやってたときは圃場に井戸が一つで、畑と田んぼと、さらに母屋も共用していて使い分けがけっこう面倒だった。オーストラリアは水不足の国なので、独立して水回りを持ってないと関係者の都合が噛み合わないことも起こるかもしれない。
予定地↓を見る限り問題そうなのは木を伐採しまくっていて、保水力が減ってそうなのと、小川の類をほとんど見かけないことだ。
コミュニティの食料を自給する圃場を作るとのことなので、自分の実践学習用の畑の水はそちらと共用もできるのだが、やはり自分たちでコントロールできる系統があるといろいろ便利だろうと思う。
また土地は提供してもらえるかもしれないのだが、事業の継続性などを考えると分譲してもらうほうがいいかもしれない。営農で食ってくわけではないので、土地は最初は2畝(200平米)で考えていて、将来を見越しても1反もあれば十分である。
そこで土地を分譲してもらい、水回りを自分で敷設したらどうなるか見積もってみると、だいたいで
- 土地(1反):20万円
- 井戸掘り:$1,500≒13万円
- 井戸ポンプ:20万円
- 雨水タンク:50万円
となり、トータルで100万円ちょっととなる。なおポンプとタンクはオーストラリアの値段が分からないので日本の価格で代用した。
ただモノ以外にも色んな経費がかかるので、実際にはもっとかかるだろう。そんなこんなをいろいろ考えたので以下に詳細を残しておく :)
■ポートリンカーンの土地の相場
地元不動産屋さんに行ったところ、土地を提供してもらえるかもしれないコミュニティの予定地近辺は、1km四方で相場的に80万豪ドル超、約7千万円となる。
そういうと高そうに思えるが、1km四方は100万平米なのであって、1反≒1,000平米に換算するとその千分の1、つまり反あたり7万円という激安価格なのである。
昔買わない?と打診された奈良某所の田んぼは100万円/反で、田んぼとして整備はされているとはいえポートリンカーンよりずっと高い!
■オーストラリアの土地を使う現実策
ただ外国人の場合、オーストラリアの土地は家付きでないと買えないようで、
外国人のオーストラリア不動産の購入 | ワールド・サバイバーズ・クラブ
更地の土地を買ったら1年以内に家の建築を着工しなければならない。
これはなかなかのハードルなので、土地は永住権を持ってる人の名義で買い、一部を長期レンタルで貸してもらうような契約にするとかでクリアできんかな?と考えている。
ちなみにバリで外人が土地を押さえる場合は、そういう方式でやることが多い。レンタル権の売買も可能で、土地を直接売り買いするのでなく、25年レンタル契約の10年残ってる土地がいくらで、といった感じで権利が売り買いされている。
この方式だと不動産取得や固定資産税的なものも省けるのではないかとも思う。その分、当然価格は元値の7万円より高くなるので、20万円としてみた。これで25年レンタルとかだと現実的ではないだろうか?甘いかな?
■水回りは必要か?
バリでやってたときは圃場に井戸が一つで、畑と田んぼと、さらに母屋も共用していて使い分けがけっこう面倒だった。オーストラリアは水不足の国なので、独立して水回りを持ってないと関係者の都合が噛み合わないことも起こるかもしれない。
予定地↓を見る限り問題そうなのは木を伐採しまくっていて、保水力が減ってそうなのと、小川の類をほとんど見かけないことだ。
ちょっとしたクリークでもあれば、傾斜地だしそこから引けそうなのだが。。ついでに小水力発電もできるのにね。
また自然農という性格を考えると、本来は水やりするのではなく天水で育つものを見極めたいところ。雨の少ない時期はそれに適った作物を作って食べればいい、というのが本来の考え方だ。
しかし地元農家さんに聞いたところ、雨の少ない時期はとことん水が足りなくなるのでとても不可能、ということであった。実際、この農家さんでも仕方なしに水道水を使っていて、かなりの負担になっているとのことだった。
ただ、試そうと思っている農法の一つ、たんじゅん農法ではバリの乾季でも水やりなしにやれているという。
たんじゅん農法とは何か、知ってる限りでまとめてみる~理論編~
簡単に言えば、土中の微生物が活性化すると空気を土に吸い込み、その空気に水が含まれてるので、作物が育つ上で十分な水分は乾季でも土中にある状態になる、ということだ。
アラスカでも試行しているというし、やっぱり地球上のどこでも普遍的にやれるのはたんじゅん農法なのかもなあ、と思ったりする。
■水回りに必要なもの
まあでも純自然農な畑とパーマカルチャーも試そうと思っており、
南オーストラリアで自然農実践畑を構想してみる
そっちでは雨の無い時期、やはり水やりは必要そうだ。コスト的にも自然農の理念的にも水道は使いたくないので、地下水や雨水を使いたい。
よって井戸を掘るのか雨水タンク(オーストラリアは巨大なのがある)を設置するのか、そういう投資も必要となってくる。
井戸はバリなら20万円くらいで25mくらいのを1本掘れるのだが、地元農家さんに聞いたところ、オーストラリアでは1mあたり$1,000くらいであるという。その農家さんでは15mくらいだったらしいので、$1,500。
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雨水タンクも併用するとして、5,000Lで50万円くらいという値段。
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いやしかし楽天市場、なんでもあるね(笑)
水やりだけでなく用具や手足を洗うのに、こういうのあると便利に思う。5,000Lがどの程度使えるものなのか分からないのだが。。
ただ、これに関してはもっと大きなものをコミュニティで用意して共用するほうが現実的かなとも思う。
しかし初期投資を見積もっていて、土地と水がある前提だと13万円程度とそんなにかからないのだが、自前でインフラを持つといきなり額が跳ね上がる/(^o^)\
棚田を作ろう! in バリ
■その他の費用
モノ以外にかかるお金として、運搬や設置費用もかかるかもしれない。様々な法的手続きやらで費用もかかるだろう。また井戸から圃場にパイプを巡らせるならそれも必要。
パイプはともかく、オーストラリアで人を使うといったいいくらかかるかと考えるとくらくらしてくるが、目をつむってコミコミ倍額と考えても200万円。雨水タンクをコミュニティと共用なら150万になる。
前回見積もった圃場のセットアップ費用13万円はもちろん込みなので、インフラをある程度自前で確保するとしてもかなり現実的な額であることが分かる。
高額大国・オーストラリアでもこれくらいなので、たぶん地球上のどこでも土地を貸してくれるなど現地の協力者がいれば、自然農実践畑は実現できそうに思う!\(^o^)/
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