2025年9月9日火曜日

絶景の棚田!ベトナム北部ムーカンチャイを満喫する5泊6日プラン



ベトナム北部に、ムーカンチャイという山岳地帯がある。

日本人にほとんど知られてなかったと思うが、青年海外協力隊のゆっかさんというひとが紹介し始めて日本語圏の認知が上がった。


自分もそれで知ったのだけど、行ってみると棚田と山が折り重なる風景がもうであった。


ベトナムで棚田と言うとサパが有名どころだが、こちらも全然負けてはいない。

自分も2、3日と思ってたら倍に延長してしまったので、ムーカンチャイを満喫するおすすめプランを紹介してみたい😃

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■ムーカンチャイの行き方

ムーカンチャイヘはハノイからバスが出ており、だいたい7~8時間ほどかかる。

旧市街からバスが出ているミーディン・バスターミナルにはローカルバスの34番等で行ける。


これがミーディン・バスターミナルからの夜景。

高層ビルの膝下の町はけっこうローカルなレストランだったりして、現代ベトナム、って感じです。


自分が乗ったのは7時半発の夜行バス。


ただ、夜行と行ってもそれくらいの時間発しかなく、現地に深夜3時くらいに着いてしまい宿泊代の節約にはならない。

中途半端なんで午前中の便に乗って行くのが自分的にはオススメです。

どこか12時発のバスとか運行してくれんかなーー😕

■ムーカンチャイ満喫プラン、全体の旅程

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いつ行っても神々しいムーカンチャイだが、やはり刈り取りが終わったあとより稲が並ぶほうが壮観ではある。

また棚田もいくつかポイントがあり、1つだけではもったいない。

山上のゲストハウスは外国人がけっこう集まるし、山岳民族ご飯も種類があるので1泊では満喫できない。

できればいいシーズンに余裕をもったスケジュールで訪れるのがオススメだ。

ムーカンチャイのベストシーズンは?

自分がムーカンチャイに初めて行ったのは4月。

サパに負けない棚田の風景に目を奪われた。


しかしやはり稲が並ぶシーズンはワケが違う。

ベストシーズンという9月に行くと青々とした棚田がもう神々しくて。。❗️


2回目だったが本当に行ってよかった。

ちなみに秋を過ぎると稲穂が黄金色になりそれもナウシカ気分に浸れて素晴らしいかもしれない。
刈り取りが進みまだらにはなるらしい。

ムーカンチャイおすすめ5泊6日プラン

そんなわけで自分的にオススメなのは以下のプラン。

初日   ハノイからムーカンチャイへ
2日目 マーケット界隈を町歩き、山上のホームステイへ
3日目 Mam Xoi Beトレッキング
4日目 下山、モン族ろうけつ染めワークショップ
5日目 Mong Nguaトレッキング、中心部町歩き
6日目 ムーカンチャイからサパへ

山上のゲストハウスに2泊はしてほしい。

そしてろうけつ染めワークショップはまじで必須。
自分で染めたろうけつ染めは我ながら感動したよ。

✓ムーカンチャイ行くならこれを読め!

ムーカンチャイの伝道師といえばJICA青年海外協力隊のゆっかさんを置いて他にはいない。 
noteに様々な情報をまとめてくれているので、まずは👇️から順に見てみるのがチョーおすすめ。


自分もここから情報をかき集め、ゆっかさんにも質問させてもらってムーカンチャイを満喫することができた。
ゼヒ上記noteやこの記事を参考に、自分なりのプランを立ててみてください😃

■ムーカンチャイ初日

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初めて行った4月は夜行バスで3時深夜着し宿で仮眠。

モン族が経営してる宿で、ベトナム語ではなくモン語が飛び交っている。

モン族の麓の宿

初日に泊まったのはMu Cang Chai Center Homestay
もちろん深夜3時着なので着いたときはまっくら、これは次の日の朝ね。


その時間に起きてきてくれた主人にも、起きてくるまでクラクション鳴らしてくれたドライバーにも感謝だ。

部屋は個室で100kVND。
WiFiも使えるし、ホットシャワーは熱くてとてもありがたかった。。


ただ4月に行ったときはめちゃめちゃ寒かったので、できたらブランケットをもう1枚もらったほうがいい😳

モン族の焼酎を試し飲み!

ここは宿でもあり、家族の生活の場でもある。

庭には見たことないでかい鍋が。


鍋ではお米が籾のままぎっしり煮られている。


これはなんだろう❓️


と思っていたら、なんと米で焼酎をつくっているところであった❗️🍶


ちょっと飲む❓️とススめられもちろんいただいてみた。

ベトナムの米焼酎は売られてるやつもあって、実は自分はぬか臭く感じて自分は苦手。

しかしここで飲ましてもらったのはそんな臭みもなくめっちゃウマかった❗️😋

おそらくこの季節でないとつくってないんでないかと思うんで、寒かったけど4月に行ってよかった😃

■2日め:麓から山上へ

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初日の宿はもともとINDIGENOUS HOMESTAY Iという名前だった。

2日めは棚田トレッキングのためもっと山の中へ行くのだが、そっちの宿がINDIGENOUS HOMESTAY IIだった。

つまり同じ家族の経営の宿で、Iのほうからバイクで送ってもらえる。

とりあえず宿でお茶をいただき、


ちょっと麓の市場界隈を町歩きし山へ上がろう。

マーケット?界隈を散策

Mu Cang Chai Center Homestayから道沿いに南に歩くと市場があるエリアがある。


ローカルなレストランやカフェがあるので、ランチを済ませたりスーパーで買い出しするとよい。

こちらの1999カフェはコーヒーが20kVND。


市場っぽいエリアはこんな感じ。


山岳民族の手芸品も売ってます。


ぽつぽつローカルレストランもあり、


これ👇️で50kVNDでした。


ちなみに山上まで上がらなくてもけっこう見応えあると思う。


道すがらの景色も楽しみながら歩きましょう😃

山上のホームステイへ

山上で泊まったのはINDIGENOUS HOMESTAY II改めIndegenous Homestay
初日の麓の宿からは50kVNDで送ってくれる🏍️

部屋は安い順に150k、200k、280kVND、自分はもちろん最安の部屋を。


最安部屋は壁の上が空いて外と通じてるがそんなことは気にしない❗️w

なおここも4月は相当寒かったのでブランケットもう1枚もらうのは必須。
9月は1枚だけで普通に寝れました。

山岳民族の暮らしを垣間見る

宿のわんこはみないい子で全然客に吠えてこない。


中庭には家族でやってるガーデンが。


そしてこれが宿から見える絶景❗️


朝起きていきなりこれが飛び込んでくるってのがもうね。。

最高のモン族ご飯!

この宿で特に素晴らしいと思うのがご飯❗️

ほんの80~100kVNDでこの豪華さ❗️


自分がいたときは鶏、豚、魚が順に出て、どれもシンプルにしてうめーーー❗️😋

宿泊客でシェアしながら食べて、外国人の友だちもいっぱいできます。

寒い季節はまたこのいろりがありがたくてね。。


ネコも片時も離れません(笑)


しかしこのハーブ入りチリ醤油みたいのがチョーうまかった❗️


これなんて言うんだろう❓️

普通のベトナム料理じゃ出てこないので、おそらくモン族のソースだと思うんだけどめっちゃレシピ知りたい😳

■3日め:棚田トレッキング!

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3日めはいよいよムーカンチャイのメインディッシュ、棚田トレッキングだ。

Indegenous HomestayからはMâm Xôi bé(マムソイベー)という棚田スポットがある。

有料のビューポイントもあり、そちらも入ってみるのをオススメする。

Mâm Xôi béへの道

宿からマムソイベーは普通にGoogle Map見て歩けば迷わないと思う。

ビューポイントまで行く道すがらで既に心が洗われるので俗世の心の垢を落としながら歩けます。
水も豊かな感じがまたよかったなあ~。。


ちなみに👇️が4月で、


👇️が9月の風景。


やはりベストシーズンの9月はすごい美しいね😳

で、唯一迷いそうなのはここ❗️


この看板に従ってここで左に降りて行きましょう。

9月に行くと途中にビューポイントもつくってあって有料らしいのだが、


そこのおいさんがまあいいから見てけ❗️と手招きしてくれてタダで見れた。

そんなムーカンチャイびとが大好きだ。。❗️😆

Mâm Xôi béの絶景と有料ビューポイント

マムソイベーに着けばそれはもう絶景が待っている。


9月に行くと4月には未完成だった有料ビューポイントができていて、入場料は20kVNDぽいが徴収するひとがいないときも😅


登っていくとドリンクなども売っている。


ブランコに揺られて絶景を眺めるのもよし。


またさらに奥に入ると別途10kVNDが必要なエリアがある。

こっちはモン族のばーちゃんがしっかり番をしていて、払わずに行こうとすると強めの腕引っ張りが待っている。←引っ張られたひと😅

あとモン族衣装に惹かれてばーちゃんの写真撮るとそれもお金が(たぶん10kVND)かかる感じがする。

いや👇️に気づいてなかったんだよう❗️


ハートのベンチが目印なのでここ👇️に来たら10kVND追加と覚えておきましょう。


ほんでこのベンチもおっさん1人にはむしろツラいわけだが、とりあえず座ってやったさ❗️1人でな

それはともかく有料のビューポイントだけあって広がる光景には息を呑む。


有料といっても合計30kVND≒170円弱、ケチってる場合じゃないので絶対入ってみるべき。

そしてぜひベストシーズンに行ってみましょう。

✓閑話休題:小水力発電できそうな、、

マムソイベーに行く途中には沢が流れてるところがある。


自分が山岳に興味あるのは小水力発電ができそうだから、というのもあり。 
ムーカンチャイは居住エリアを流れる水量も落差も十分で、


うまいこと水路をつくればフツーに発電できそうな気がする。


うーんこの沢の近くで家貸してくれんかなあ❓️😅

■4日め:モン族ろうけつ染め体験

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山上で2泊すればモン族ご飯も鶏・豚・魚と一通り楽しめたはず。

4日めは下山して中心部を町歩きしつつ、ムーカンチャイのもう1つの必須アクティビティ・ろうけつ染めに挑戦しよう。

中心部のドミトリー宿

中心部は初日・2日めの市場近くのエリアよりかなり北にある。

そのエリアにもA Lử Homestayというドミトリー宿があり、1泊120kVNDと安い。


ドミトリーといっても2段ベッドが並んでる感じではなく、カーテンで仕切られたスペースに布団を敷いてある。

ある程度プライベートがあるがロッカーはないので貴重品はちゃんと管理しましょう。

近くにレストランもあり、👇️の具だくさんフォーCHAで30kVNDだったかな。


下山したとはいえやはり景色は美しい。


👆️は4月なんだけど、山上が稲刈り終わったあとでも麓はまだ青々と稲が植わってるのがわかる。
適期が違うんだね。

モン族藍染めワークショップ

そして下山してきたらムーカンチャイのもう1つのハイライト・ろうけつ染めに挑戦だ。

自分はムーカンチャイの伝道師ゆっかさん経由でお願いしたがFacebookページから予約もできるそうな。

モン族のニンさんが教えてくれるのだが、宿が遠い場合は片道50kVNDで送迎もしてくれる。
場所はこの店なので近くに宿を取るのもいいかもしれない。

ろうけつ染めはこの蝋の染料を専用の道具につけて、


布に紋様を描いていく。


紋様1つ1つに託された意味があり、文字を持たないモン族の文化継承がこうしてされてきたことも学ぶことができる。

やり方はニンさんがちゃんと教えてくれるので初心者でも大丈夫だ😃


ちなみに布自体も手工業でつくってて、つくるとこも見せてもらえるよ。

というわけで紋様を描き終えるとこんな感じ👇️


藍に浸けて1日置いた完成品がこれだ❗️


いやーなんつーか感動したなーー。。

思わずツイートしてしまう僕様(笑)


まじでこれは勉強にもなるしゼヒ参加してほしい❗️

中心部の激安オススメご飯

中心部には田舎らしい激安のごはん屋さんがある。

Googleマップにも載ってるQuan Con Khiという店で、


この盛りだくさんコムタムが30kVND❗️


コムタムも今どきこの値段はなかなかないよなー。。


さらにびっくりするのはかまぼこのブンで、


なんとこの21世紀に20kVND❗️
実に110円である😳


さらにビールも1番安いのが10kVND≒55円😳🍺


数年前まで商店で買えばそれくらいのはあったが、これレストランの値段やからね😳

■5日め:Móng ngựaトレッキングと町歩き

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ムーカンチャイは麓でも棚田トレッキングのスポットがある。

それがMóng ngựa(モングア)で、距離的には一応町から歩いて登るのが可能だ。

バイクも入口あたりで待ってて、(たぶん往復で)100kVNDで乗せてくれる。

またモン族とまた違う、タイ族の住むエリアもあるそうな。

Móng ngựaへの道

ちなみにモングア、自分はバイタクをケチって徒歩で登ったのだが、


最初のほうが特にものすごい勾配で参った😂

ずっとこの調子なら戻ってやっぱバイタク❓️とすら思ったが途中からそこまでではなくなる。

登り切ると見えてくるカフェ。


ただ4月のオフシーズンだったせいか改装中だった。

地元のひと❓️が道沿いで物売りしてるのでドリンクくらいは買える。


まあやってみれば歩ける距離ではあった。

が、普通はバイタクかな😅

Móng ngựaの絶景!

さてカフェ横の道を入っていくと、、


そこがモングアだ❗️


マイソイベーに負けず劣らずの絶景が迫る。


棚田のぐるぐるで少々目眩も😅


棚田の中を歩いて伝統的な風景を見て回ることもできる。


自分は4月にしか行けなかったが、9月のいいシーズンに行けばもっとものすごいと思う😳

ムーカンチャイ中心部を町歩き

ムーカンチャイの中心部は店も宿も多い。

こんなオサレなカフェも☕


これは市場のエリアかな。


中心部らしくI LOVEサインもあります。


宿もあたってみたが安いとこで200kVNDというところ。
もちろん個室です。


agodaに載ってるもっと安いとこもあるんだけど、なんか閉まってたような、、

またタイ族の住むエリアで泊まってタイ族文化に触れるのもいいかもですね。

■最終日、ムーカンチャイからサパへ

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ムーカンチャイからはサパやラオカイに出るバスが出ている。

最後はハノイに戻らずバスでラオカイへ出た。

とりあえず宿から歩いてバスターミナルに9時到着。


ターミナルの職員さんにお茶を振る舞ってもらったよ😃


バスは10:30とのことで、職員さんがバスに電話してターミナルに立ち寄るよう言ってくれる。

立ち寄るといってもターミナルに入ってくるわけじゃなく前を通るとき停まってくれるだけ。
だから道の前で待って止めるのでもいいが、電話しといてもらうほうがもちろん確実だろう。

というわけでこれがそのバス❗️
公共バスぽいですね。


ムーカンチャイのお隣ギアローから来てサパ、ラオカイと動くようだ。

なお宿でバスに電話してもらうこともできるようで、その際別にマージンも取らない😳みたい。

なので宿で事前に聞いて、電話しといてもらうのがベストやね。

自分も本当はターミナルまで歩かんでも宿から乗れたのであった😅

■ムーカンチャイを満喫せよ

そんなわけでムーカンチャイを満喫した僕様、見どころ、安宿、安飯などけっこう網羅できたと思うので参考になれば😃

これでも時間的にギリだったのでホントはもう少し長めに滞在して山上でのんびりするのもいいかもしれない。

タイミング次第でモン族の農業体験や音楽体験もできるみたいだし、タイ族の宿に泊まるのもいいし、棚田でパラグライダーとかもあるそうな😳

そのへんはゆっか師に聞いたりnote記事を読めばいろいろ情報があると思う。
とりあえず師匠のついったフォローしんさい😃

自分も師匠の発信なしにはマイソイベーもわからないし、山上のゲストハウスも見つけられなかっただろう。

前から興味のあったベトナムの山岳少数民族の世界を垣間見れて本当に有意義だった。

いつか山岳民族の地に暮らしてみたいと思ってるので、また通いたいと思うムーカンチャイであった😃


その他ベトナム北部、山岳地域情報はこちら



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