自分は南半球ばかり追いかけていて北半球の国に疎かったのだが、ヨーロッパにはめっちゃ投資しなくても永住に近い長期滞在をさせてくれる国はあるようなので目からウロコであった。
ヨーロッパ諸国って、永住権取得には数千万円単位の投資が必要なイメージを持ってたのよね。
永住権そのものにこだわらなければやりようはあると。
またそうして長期滞在してれば永住権への道も開けたりする。
そんなわけで
- 北半球:オランダ、ルーマニア、フィリピン
- 南半球:インドネシア、NZ、パラグアイ
について書いてみます。
なお高額なお金がかからないと言っても永住権申請それ自体にかからないということであって、住んでる期間が条件になってる場合、その間の生活費等は当然かかる。
またネット上の情報と伝聞なので、真偽含め確認は各自でお願いします。
■北半球
北半球で永住権や、長期滞在を経ての永住権のハードルがそこまで高くないのは以下の国だ。- ヨーロッパ圏:ルーマニア、オランダ
- アジア圏:フィリピン
ルーマニアの起業ビザ
ルーマニアは、日本人とアメリカ人は起業ビザを取りやすい。必要な資本金がタダみたいな値段なのと、現地人を雇用しなければならないという縛りも無いという。
で、5年間、毎年10ヶ月以上ルーマニアから出ないでいると永住権が申請できるらしい。
さらにこれは全ヨーロッパ諸国でほぼ共通とのこと。
これがヨーロッパのどこでも同様であるなら、物価の安い国を見つければ、いろんな人に可能性が出てくることになる。東欧とか中欧とかよさそうですなー。
オランダの起業ビザ
スペインと同じく起業ビザが取りやすくなったというので注目度の上がったオランダだが、永住権も長いが取りやすいという。4年とか5年の滞在で申請できるらしいのだが、ここもルーマニアと同じく連続でなくていいというのが大きい。
英語がある程度通じるので頑張れば業者を通さんでも自分でやれるらしい。
ただ、仕事して住んでるのが条件らしく、納税してるのが証明になるらしい。
よって観光ビザではダメ。
フィリピンの永住権(リタイアメント)
有名だけど、SRRVというリタイアメント用の特別永住権があって、リタイアと言いつつ35歳から取得できる。$20,000の預託金を預ける必要があるが、永住権を返上すれば返ってくる。
実際に取った人に聞いたことがあるが、手続きはエージェント使わなくても「自分で全然できる」と言っていた。
ただしこれはリタイアメント用のビザなので働くことができない。
仕事もしたい場合、クォータ・ビザというのがある。
ただエージェントに手続きしてもらうために高額な手数料が必要で、自分では相当のコネが無いと取れないらしい。
ちなみに数年前に200万円とか聞いたのだが、最近取った人は800万円かかったというΣ(゚Д゚)
実はSRRVでも別途ワークパーミットを取れば働けるので、そっちが現実的だと思われる。
ヨーロッパは長期滞在後に永住権へ
しかしルーマニアとオランダは英語も通じ、起業ビザも取りやすいようなので、仕事を立ちあげられれば長期滞在がしやすい国だと言えますな。起業してるのでお金が得られ、その仕事のためにそこに住んでて、そのためのビザも取りやすい=ずっといられるので永住してるのとほぼ同じ。
で、5年以上とかのはずなんだけど、長期滞在してればいずれ本当の永住権にも繋がる。
これは未来だと思うのですよ。
さらに条件次第で市民権まで取れる道も開けるはずなので、日本以外の国籍がほしい人は調べてみるとよろしい。
■南半球
南半球ではインドネシア、NZ、パラグアイを挙げる。
この中でインドネシアは永住権取得自体にスゴい投資はいらないもののハードルは高く、男性の場合は子どもに国籍がもらえないなど、ちょっと微妙である。
またオーストラリアも移民プログラムはあるが、非常にハードルが高くなったので詳しくは調べていない。
インドネシアの永住権
インドネシアは連続で5年間、合法に滞在してないと永住権を申請できない。一度でも国外に出たらダメ。
だからずーっと学生してるか、就職するしかない。
起業でもいいけどけっこうな額の資本金が必要でハードルは高い。
ただ出入りしていても、トータルで10年合法に滞在していたら申請できるらしい。
でも10年は長すぎるわね(^_^;)
またその10年にノービザや旅行ビザ、ソシアルビザでの滞在が含まれるかは不明。
あと現地のひとと結婚して長期滞在するという手もある。
インドネシアは父系主義なので、父親が日本人の場合は子供にインドネシア国籍がもらえない(子供は父親と同じ日本国籍)ことには注意。
NZの技能移民
このブログでも書いたけど、お金持ちじゃなければ技能移民で永住権を狙うことになる。いくつか記事書いたので詳しくはそれ参照。
あと、NZ人か永住権保持者とパートナーであれば、パートナー向け永住権というのもある。
パートナーとの関係は、結婚してなくてもいいが最低2年続いていないといけない。
その間どうやって住むんやろね(^_^;)
ということを考えるとこれも学生か就職で、独立志向の人は年間200万円はする学費を払って学生するしかなく、かなりコストがかかる。
博士課程なら現地人と変わらず年間50万くらいみたいなので、そっちに潜り込んでその間になんとか現地のパートナーを見つけるという方法があると言えばある。
パラグアイの移民協定
これは有名ですが、戦後の日本との移民の協定が今も生きているらしく、現地に行った人に聞いたら”書類揃えればフリーパス”とのこと。ただ定員は8万5000人で、そこまでで打ち止めらしい。
あとどれくらい残っているかは不明。
南米はあまりにも遠い気もするが、一度行ってみてどんな感じか確かめてみたいと思っている。
しかし東北の震災からもう5年。
直後にヨーロッパやらに出て頑張って移住した人はそろそろ永住権をゲットしたり、申請したりできることになるわけで、やっぱ着実に、現実に動く人が結果を得るものなのだなあと感じる。
でもそれは今からでも動けば、数年後には外国の永住権をゲットできてるかもしれないということでもあるわけです。ご参考に^^
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