2015年12月28日月曜日

バリ移住について考えたこと



バリは日本から近い。直行便なら7時間だ。

インドネシアは東アジア、東南アジアで唯一の南半球にまたがる国だ。
バリは南半球に入り、原発ひしめく北半球と、海流も大気も流れが逆になる。
放射能漏れがあっても比較的安心だ。

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もちろんガンガン汚染水を垂れ流してる状況では南半球だからといって大丈夫とは言えない。しかしインドネシアと日本の間にはフィリピンがあり、少なくとも海流は入り込んで来なさそうだ。

バリには固有の文化が息づき、息を呑むような美しい文化的景観に溢れ、それに惹かれた外人が多く住む。

文化と自然が融け合う

バリは外人が多いので、英語が通じる。
外人向けの学校もある。GREEN SCHOOLは金持ちの外人に人気の学校だ。
象竹で作られた校舎が本当に素晴らしい。

バリは地元に住み続ける人が多く、外人も多いので東南アジアとしてはかなり治安がいい。とは言え日本ほどではないだろう。

バリは生活費が安い。ローカルに近い暮らしなら、1人で月額1万円切ることも可能だ。
同時に外人向けの家もたくさんあり、プライベート・プール付きのヴィラに住む人も多い。それでも東京の家賃とそう変わらない。

お金を出せばこんな生活も

バリはご飯が美味しい。MSGフリーの美味しいベジタリアン・レストランもある。
それでいてとても安く、100円くらいで食べることも可能。
もちろんもっと出して外人向けのハイソなところに行くこともできる。

質の高いベジごはんが、100円!

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バリはいいことばかりではない。
途上国、新興国にありがちなプラスチック・ゴミはバリでも大問題だ。
水不足な上に水質は悪く、田んぼでクワを入れるとプラスチックの破片が無数に出てくる。
日本人のグループがこの問題に取り組んでいる。


バリは土地が高い。
毎年30%上がっているという話が本当なら、3年経てば倍になる。
農地も高く、1R借りるのに2万円程度する。日本の10~20倍である。

バリは地球上で紫外線がとても強いエリアにあたる。
このブログを読んでいるあなたはそうではないかもしれないが、白人は特に気をつけたほうがいい。
地球がそういうものなら、個人的に対策しつつうまくつきあうしかない。

ケミカル赤道に、残念ながらインドネシアはすっぽり入っている。
バリに来ると咳が多くなる気もするので関係あるのかな、と感じることも。
最近インドネシア中で火山活動が活発なので、火山灰のせいかもしれない。

ケミカル赤道は人災なので、社会的に対処せねばならないと思う。
それは対処療法ではなく、原因そのものを無くせるものなのだから。
紫外線も、オゾン層の問題なら同じことだ。

インドネシアはイスラム主流の国家だからか、酒が高い。
たぶん税金がかかっている。ヒンズーが主流のバリも例外ではない。
販売目的でない自家製は合法なので、ローカル酒を作ってみてもいい。

ビンタン・ビールも最安で140円くらい。ワインなどはとても高い。

インドネシアはもともとオランダの植民地だ。バリもその中に含まれる。
いつもニコニコしているバリ人からは窺い知れないが、この島にも悲しい歴史はいくらもある。

それを繰り返さないことに手を携えられるなら、私たち外国人がここに来る意味は大きい。おそらくそれはこの美しい文化を護り、自然を回復する中にあるのだろうと思う。

折しもインドネシアは最近、2050年まで原発を入れないことを決めた。
南半球国のブランドを護り、向上したナショナル・ブランドは未来志向で有為な人々を惹きつけるだろう。

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海外移住と紫外線の世界地図
http://emigration-atlas.net/environment/ultraviolet.html

地球の大気を二分する"化学赤道"
http://ameblo.jp/akitamamoru/entry-10593886060.html

住み良い街の条件とは?世界を回って考えてみた(・∀・)
http://airtanah16.blogspot.com/2015/12/blog-post_73.html


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