2020年2月26日水曜日

ジョージア、キャッシング手数料無料のATMをクタイシ空港で発見!



初ジョージアはLCCのWIZZエアークタイシ空港から入国だった。

入国を済ませてまず必要なのは現地通貨。

新興国ではまだまだクレジットカードより現金が必要だ。
特に自分は(現金商売の)安宿が多いので、けっこう現金を確保しとかないといけない。

しかしヨーロッパのマイナー国で日本円が良いレートで両替できるとは思えない。

そこで手数料無料のATMがあれば、最大限効率的に現地通貨を手に入れられる。

ジョージアにはそういうATMはあるのだろうか?

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■ジョージアの通貨と物価

ジョージアの通貨はラリで、表記はGEL。

ラリは英語読みで現地読みではジェルだそうな。

ラリとテトリ

ジョージアの通貨の現地読みはジェルだが、外国人相手であればジョージア人でもラリ、と発音する。

1ラリは日本円にしてだいたい40円前後。

お札で5、10、20、100ラリがある。

コインは1ラリ、2ラリが見たことある。


もっと少額のコインもあり、それがテトリ。

100テトリ=1ラリで、まあ1セントみたいなもんですね。

ジョージアの物価

ジョージアの物価は安い。

東南アジアやモロッコに似ている。

ホステルはモロッコより安く、東南アジアと同じくらいな感じ。
だいたい3ユーロ前後で、ワンコイン出せばまずドミトリーは見つかる。
自炊できる宿が多いのが助かるね。


レストランはドリンク入れても5~10ユーロ出せばまあ食べられる。

ヒンカリというジョージア小籠包みたいのが安く、1個1ラリ前後。


ただ1個だけでは出してくれず、3~5個が最低限という感じ。

有名なハチャプリは300円~ワンコインくらい。


そして自炊すれば100円ご飯は全然可能である。


パスタの最安が400gで80円て感じかな。

■クタイシ空港に手数料無料のATM!

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ジョージアでは空港で手数料無料のATMを発見した。

空港にそういうATMがあるのは本当に助かるね。

クタイシ空港のATMコーナー

というわけで降り立ったクタイシ空港のATMだが、まずホールに出るとバスやSIMのカウンターがある。


で、このカウンターの右に行くとATMコーナーがある。


ずらっといくつかの銀行ATMが並んでいます。

有料と無料のATM

まず最初に試したのが、ジョージアの代表的な銀行と思われるBank of GeorgiaのATM。

しかし残念ながら有料であった。


ただ手数料2ラリは80円程度で、先進国で何かというと5ユーロとか請求されるのに比べれば激安ではある。

で、隣のTBCという銀行のATMを試してみたところ、


こちらはFEEの表示がなくいきなり現金が出てきた!

レシートを見てもクレジットカードに上がってきたのを見てもATMの手数料はかかっていない。

なのでジョージアではTBCのATMをまず試してみるのがオススメですよ。

■ジョージアはUSドルのキャッシングも可能!

ちなみにBank of Georgiaでは、なんとUSDのキャッシングも可能である。

これはバトゥミのカジノの中にあるBank of GeorgiaのATMだが、見ての通りGELとともにUSDがあるのがわかる。


選べる額は$50~500で、手数料は$1と有料だがとても安い。


任意の金額も引き出すことができ、左上を見ると


  • $100札で
  • 最高25枚まで


と出ている。


実際にキャッシングしてないのでわからないのだが、その表示を見る限り最高$2,500というかなりの高額をキャッシングできることになる。

知る限りUSDをゲットできるのはBank of Georgiaだけだが、他にもあったら教えて下さい m(_ _)m

■トータルでどれくらいの手数料だったのか?

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キャッシングにかかるのはATMで取られる手数料だけではない。

クレジットカード会社が取る各種手数料があり、その全部がキャッシングのコストということになる。

キャッシングのコスト

知ってる人も多いと思うけど、キャッシングでかかるコストは通常、以下の4つだ。


  1. ATM設置業者(銀行など)が取るATM使用手数料
  2. クレジットカード会社が取る為替手数料
  3. 同じくクレジットカード会社が取るキャッシング手数料
  4. 同じくクレジットカード会社が取る、キャッシング返済日までかかる利子


今回無料だったと言ってるのは上記の1.のことである。

実際にかかった手数料

上記の4つのコストのうち、2.~4.のコストは普通にかかっている。

では結局全体でどれくらいかかっているのだろうか?

まず今回キャッシングしたのは1,200ラリ。

クレジットカードに上がってきたのは日本円建てで47,952円。
為替レートは39.96円/ラリの計算だった。

キャッシングした日のレートは39.663なので、日本円にして約47,596円。
為替に356円、0.75%程度の手数料が乗ってる感じだ。

で、繰り上げ返済したのが7日後で、返済額は48,069円。

結局、1,200GELに対してトータルで

為替356円+カード側手数料220円+利子117円=693円

の手数料がかかっていることになる。

手数料率1.5%

手数料693円、これは手数料率にして1.5%というところ。

外貨の両替では手数料2%が標準的なところかなあ、というのがあちこちの国で両替してきた自分の実感値。

なんでそこそこのレートだと思う。

また返済がぼーっとしてて7日後だったんで、翌日返せばもっと率は良い。

USドルだとどうなる?

ついでに実際にはキャッシングしてないのだが、USドルを最高額でキャッシングしたらどうなるかも試算してみる。


  1. ATM手数料:$1
  2. 為替手数料:0.75%
  3. キャッシング手数料:220円
  4. 利子:翌日返済で年率18%の1日分


で$2,500キャッシングしたとする。

利子が

$2,500×18%÷365≒$1.2

で、$1=108円とするとキャッシング手数料が

220÷108≒$2

である。

よって手数料総額は

1+$2,500×0.75%+2+1.2=$22.95

手数料率にして

22.95÷2,500≒0.9%

とかなり安い。

ちなみにカンボジアの両替はもっと安い(0.75%くらい)ので、カンボジアってすごい(゚∀゚)

■ジョージア、円の両替もそこそこ良い

また一応ジョージアで実際に円を両替したひとに話を聞けたのでついでにどんな感じかまとめておく。

ちなみに率のいいところで両替すれば、上記のキャッシングの手数料率1.5%よりも悪いが、そこまでひどくはない。

街なかの両替所

だが街なかでの両替は最悪のようだ。

公式レートで1万円で268ラリのとき、トビリシの両替所ではなんと200ラリだったという。

1万円の両替の手数料が68ラリということは約2,500円もかかっている。

また円の両替がそもそもできない両替所も多い。


USドル、ユーロ、トルコ・リラ、ルーブルなんかはたいていできます。

銀行のレートはそこそこ

それに対し銀行の両替は意外にもそう悪くないらしく、トビリシのBank of Georgiaで1万円を替えたら260ラリ以上だったそう。

それだと手数料率は2%台で、円からヨーロッパ圏のマイナー通貨の両替としてはかなりの好レートだと思う。

キャッシングよりちょっとレートは悪いことになるが、繰り上げ返済など面倒がなくていいというメリットもある。

レートよりも手間の楽さを取るなら銀行の両替レートはチェックして良いかもしれない。

■ジョージアではTBC銀行でキャッシングせよ

そんなわけでジョージアでも現地通貨を手数料無料でキャッシングできるATMを発見できた。

ジョージアは円からの両替も悪くないが、最高のレートでラリをゲットするならやはり無料ATMでキャッシングがよろしい。

TBC銀行は空港にあるくらいだからメジャーな銀行だと思われ、実際、町中の便利なところにけっこうある。

Google Mapで「TBC bank」で検索すれば出てきます。

他にも手数料無料のATMはあるかもしれないので、ご存じの方、教えて下さいねm(_ _)m


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