2016年10月17日月曜日

永住権を取るその日まで…ジョブサーチビザほか、NZで稼ぎつつ滞在できるビザはこれ



NZ移民を目指す場合、最近は必要なポイントが上がったこともあって、おそらく現地で就職しないと難しいと思う。

必要ポイントが上がる以前でも、オフショアで永住権を取れた人はいないに等しい状況だった。

しかしワークビザ(就労ビザ)のサポートは企業側にコストがかかるので、少々キャリアがあっても外人が職を得るのはかなり大変のようだ。

よってワークビザ以外で就労許可のあるビザを検討する必要がある。

一番簡単なのはワーキングホリデーだが、年齢制限があるので今回は


  • ワークビザ以外の
  • 年齢に関係なく取れるビザ


についてまとめてみる。


■就職までの生活費をどうするか

ワークビザのサポートをしてもらうのは、実際大変であるらしい。

大学の就職フェアでInternational Studentとバレると多くの企業は門前払いで話すらしてくれないという(笑)

オフィスへの道はけっこう遠い

そうして就職活動が長引く中、その間も生活費は当たり前にかかるわけで、その日銭を合法に稼ぐ必要がある。

そのへんはさすがにNZ政府も分かっているのか、ワークビザ以外にもNZでバイトを含め、就労できるビザはある。


  • 学生ビザ
  • 就職活動ビザ


の2つである。

■Student Visaは制限つきで就労可能

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NZ移民を目指す人にとって、一つの有力なルートは学校に入ること。修了すれば移民ポイントを稼げる。

しかしその間まったくの無収入だとあの高額大国では日々胃が痛くなる。
そういうことをさすがに考慮してか、学生ビザ(Student Visa)では制限付きながら就労が許されている。

学生ビザの就労許可は週20時間までで、時給1,500円でバイトするとして週に3万円程度。

それで学費を賄うのはとてもムリで、あの高額大国では生活費としてギリというところか。

バイトは楽しそうだが。。

また20時間は土日を全部当てるような感じになるので、ずっととなると精神的にもキツいよね。

アメリカでDiploma行ったときはけっこうノルマが厳しくてリーディングだけでヘトヘトだったが、NZはどうなんだろう。

なおマスターの2年目とPh.Dはフルタイムジョブ可能で、RA職とかゲットできればそれなりに稼げるのかもしれない。

■卒業後の就職活動ビザ

そして学校関係でもらえる就労可能なビザというと、なんといってもジョブサーチビザである。

これはNZで学校を出るともらえる就職活動用のビザで、卒業後1年間は滞在も就労も可能となる。

就職できればワークビザに切り替え

ジョブサーチビザが有効な間に就職すれば、就職先にサポートしてもらってワークビザなどに切り替え、1年の期限後もNZで滞在できる。

※ジョブサーチビザはその後、NZ国外の学校を卒業した人にも出るようになったようです

ただワークビザというのは冒頭書いた通り企業にとっては面倒なものなので、それよりもサポートが楽な Job assisted Experience みたいなビザもあるらしい。

これだと最大2年まで。
その間にワークビザに切り替えてもらえるよう、職場にお願いしていく感じになるのかな?

進学すれば何度も取れる

なおジョブサーチビザは、既卒より上のレベルの学校を出た場合は何度でも取れる。

例えばPostgraduate diplomaを1年やってジョブサーチビザを取ったけど、卒業後の1年で仕事が見つからなかったとする。

すると今度はマスターの2年目をやって、またジョブサーチビザを取って滞在し、さらにPh.Dに行き、卒業後ジョブサーチビザを取る、なんてことも可能ではある( ̄▽ ̄

いや俺なら諦めて帰国するが( ̄▽ ̄ カネモタンワ


■永住権申請とビザ

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NZ滞在中に永住権を申請する場合、当然ながら適切なビザを持ってなければならない。

ジョブサーチの1年の間に就職してワークビザを取れればいいが、そうでなければ何か他のビザに切り替えるか、いったん出国するしかない。

神よ我に永住権を…!

ワークビザと永住権申請

NZ永住権は日本から申請(オフショア申請)すれば無料になるので、NZでJob Offer(内定)を取った後に、いったん帰国して申請するとコスト的に助かるのかもしれない。

ただ内定もらったのに働かないでいったん帰って日本から申請というのがOKなのかどうかは分からない。

会社に入社時期を交渉してちょっと間を空けてもらえばいいような気もするが、あんまややこしいことせんほうがいいのかも(^_^;)

そういうことやった人、いたら教えてください(^_^;)

また既に就職してワークビザを持っているときに永住権を申請して、その後に仕事が変わった場合は、また書類をあれこれ出しなおさないといけない。

要するに申請中、ずっと合法に滞在してると証明せんとあかんということなんでしょうな。

ジョブサーチビザでも永住権は取れる

ちなみに知り合いでマスターを出て、NZで仕事が決まり、永住権の申請をした人で、申請から5ヶ月というチョー速攻で出た人がいる。

めっちゃ早くてみんな驚いたらしいのだが、かなり専門性の高い職種なのでそれが大きいのだろう。

ジョブサーチの期限切れギリギリだったらしいが、逆に言えばワークビザでなくても永住権取得はできるようだ。

でも多くの人は就職してワークビザに切り替えた後に申請、という流れになるのだと思います。

そんなわけであの手この手で滞在しながら日銭を稼ぐ方法はこんな感じ!
粘って現地就職まで行けばおそらく永住権は大丈夫だ!

そして特に妙齢の女子の方は永住権取得後、わたくしに連絡をいただけるとですね( ̄▽ ̄


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2016年10月16日日曜日

永住権ポイントを短期で積み増せるDiplomaほか、ニュージーランドの学歴システムを理解する



以前、NZ移民に関して学歴関係のポイントについてまとめた。

そのときに、実際に永住権を取った人にNZの学校システムについていろいろ教えてもらったので記録しておく。


その記事でも書いたが、NZの学歴には日本人に見慣れないものがある。
それがGraduate diplomaPostgraduate diplomaという1~2年のコース。

ポリテクと呼ばれる職業訓練校や大学で提供されており、どちらも学卒、マスター、ドクターと同じように一つの学位として認められていて、修了していれば移民申請の際のポイントとなる。

しかしこの2つのDiplomaコースは、NZの学校システムの中で、いったいどういう位置づけのものなのか?
またそれ以外の学位も、日本と同じものと考えて良いのだろうか?

といったNZの学歴システムの謎に、今回は迫ってみます :)

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■Bachelor(学卒)とマスターの間

まずDiplomaについてだが、なんでこんなんがあるかというと

  • マスター(大学院修士)に行く準備
  • マスターに2年も学校通えないが専門の勉強したい人の1年コース

というものになる。

そしてBachelorやMasterと同じく学歴として認められる。

Graduate diplomaでBachelorと別の専門へ

Graduate diplomaは
「Bachelor(学卒)の後、別の専門のマスターに進みたい場合などに、学部レベルの知識を身につけるため」
に行くものらしい。

なので学歴レベルもBachelorと同等のレベル7。

移民ポイントのために行く人には、たった1年で学卒と同等の資格がもらえるので、かなりおいしいコースであると言えよう。


ただひょっとしたらGraduate diplomaに入るのにそもそも大卒資格がいるのかもしれず、それだとマスターに進学しない人には意味ないのかも(^_^;)

どうなんだろうね。

Postgraduate diplomaはマスターの一部

Graduate diplomaが専門を変える人のためのコースであるのに対し、Postgraduate diplomaは学部と同じ専門のマスターの一部という感じ。

1年目にPostgraduate Diplomaを修め、2年目に論文を書くとマスターになれる。

Postgraduateの学歴レベルは8、マスターは9で、学卒扱いのGraduateより少しレベルが高い。

マスターの準備であり学位でもある

大学で提供されているDiplomaは、Graduateの場合は学部の講義から、Postgraduateの場合はマスターの講義からチョイスして単位を揃える。

ポリテクは独自にカリキュラムを持っているかと思うのだが、今のところ詳細不明。

要するに2つのDiplomaは両方ともマスターの準備コースという感じなのだが、

「マスターに進まなくてもGraduateやPostgraduateだけの修了もできて、それはそれで学歴になる」

ということだ。

なおGraduate Diplomaは要するにBachelorのクラスなので、普通に授業があって実習があって、テストがある感じらしい。

Postgraduate Diplomaはマスターなので、評価はほとんどエッセイで授業はほとんど無いという。

■NZの学校の進学パターン

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Postgraduate Dipomaは学卒後の進学先だが、大学を卒業しただけでは入学できない学校やコースがある。

また場合によって飛び級や編入なども可能で、日本の画一的な学歴システムと全然違う柔軟さと複雑さがある。

学卒の学位だけではない?入学条件

Postgraduateは大学卒業後すぐに入れるかというとそうとは限らず、例えば南島のLincoln UniversityではPostgraduate入学以前に3年間の社会経験が必要であるという。

専門にもよるだろうが、例えば社会系や経済系で社会経験なしに勉強だけしてもしょうがないので、自分的にはとても合理的だと思える。

Postgraduate→マスター2年目と進み修了した場合、卒業式はPostgraduateとマスター両方にあり、2つの卒業資格をもらえる。

Graduate DiplomaのほうはBachelorと同じという位置づけなので、学卒後すぐでも入学できるようだ。

実例としては、学卒後すぐにPostgraduate Diplomaを申し込んだけどだめで、Graduate diplomaをやってから次の年Postgraduate Diplomaに入学した、という人もいる。

この場合はPostgraduate前に社会経験が無いことになるので、やはり大学次第で条件は違うのだと思われる。

飛び級、編入

NZの学校システムは日本に比べるとかなり柔軟だ。学業優秀な人がどんどん先に進めるよう、途中編入が割りと普通にあるよう。

例えばPostgraduate Diplomaの成績が良いと、2年目からマスターではなくPh.Dに進むこともできるらしい。というか先生からオファーがあるそう。

それがPh.Dの2年目になるのか、1年目編入なのかは分からないが、聞いた感じ2年目になる?のかな??

別の例ではPh.D希望でPostgraduateに入り、成績が不十分だったのでマスター2年目をやり、3年目にPh.Dの2年目に編入になる、という人もいたという。

なおPostgraduateの後マスター2年目にいくには成績が一定以上でないと進めない。

疑問なのはマスターに進めない成績なのに卒業はできるという状態があり得るのかということ。

その状態にハマってしまって、それでも進学したい人はまた別の学校のPostgraduateとか通うのだろうか?(^_^;)

■高校生の進学先

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ここまでは主に大卒で進学する人向けの話だったが、高校生にはBachelor以外の進路もある。

またBachelorの入学や卒業も日本より柔軟で、場合により就学期間は様々だ。

GraduateじゃないDiplomaとは

ここ↓を見ると、学業というのとはまた違う、調理師など職業訓練的なDiplomaもあることが分かる。

>> ニュージーランド 留学情報センター【専門学校・移住留学:専門学校のシステム】

そういうのはコース名にgraduateという言葉が入っていない。
大学出てなくても行ける、日本で言えば専門学校みたいなイメージだろうか。

学歴レベルとしてはBachelorよりも下になり、NZの学校を出るともらえるジョブサーチビザの条件も厳しい。

ジョブサーチビザは就職活動用のビザで、1年間は滞在も就労も可能となる。
その間に就職して、ワークビザなどに切り替えればその後もNZで生活できるわけだ。

このジョブサーチビザ、GraduateやPostgraduateなら1年コース修了後にもらえるのだが、GraduateではないDiplomaでは2年コースを卒業しないともらえない。

コスト的になかなか厳しいものがあるのであった(^_^;)

Bachelor(学部)は3年、高校から飛び級もあり!

最後にBachelorについて。

Bachelorは日本で言う大学、学部で、卒業すればいわゆる学卒の資格を得ることとなる。

では日本の4年制大学と同じかというとこれがまた微妙に違い、NZ人のBachelorは基本的に3年である。

ところが外人が高卒でNZに来て大学に入ると、Foundation yearという教養課程みたいな一年間を取らないといけないのでそれで結局4年になる。ああややこしい。

そしてそしてさらにややこしいのだが、Foundation yearも成績優秀なら外人でも飛び級できる。

高校2年生のときNZに来て、成績優秀なので高校は飛び級で大学のFoundation yearに入り、さらにそれも1学期だけでもういいよ、となった人がいるらしい。

で、そのままBachelorを修了して、20歳で卒業したという(すげえ!)。

オサレなカフェで勉強したい

親に金出してもらえるなら、俺ならもっとゆっくりしてたいと思うが( ̄▽ ̄
頭いい人はまた違うのであろう。

そんなわけで移民について調べてたらいろいろと教えてもらい、ヒジョーに興味深かった。

特にDiplomaについて、これなんだろう?とモヤモヤしていたのでかなりスッキリである!^^


NZ永住権、学歴ポイント情報はこちら

ニュージーランド永住権のための学歴ポイントについて


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2016年10月15日土曜日

ニュージーランド永住権のための学歴ポイントについて



NZ永住権を目指すときに、NZの学校で学歴をつけるとボーナスポイントがもらえてよろしい。

さらにその学歴と一貫した(←これ重要)仕事で就職すると、最近必要なポイントが上がったとは言え十分クリアできるのではないかと思う。

もちろんそれには最低1年間学生になり、たっかい学費を払いつつ、たっかい物価の国で生活し続けねばならないことを意味するわけではあるが。。

クライストチャーチの大学

ではどういう学歴をつけるとどれくらいのポイントになるのか?
今回、大卒以上の学歴についていろいろ聞けたのでまとめておく。

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■NZ永住権のハードルが上がった!

最近、NZ永住権のハードルが上がり、PR(Permanent Resident)目指している人の間でちょっと話題になった。

ちなみに必要ポイントを140から160に、2年間上げるというもの。
それによって5千人の移民を減らす方向らしい。

>> Fewer migrants to be granted residency over the next two years - National - NZ Herald News

NZ移民はだいぶ過熱気味だったので、そういうこともあるかと思っていたら本当にそうなった。ちなみに昔は190って時期もあったらしいよ。

よって今までよりポイントアップが必要で、そのための一つの方策は学歴をつけること。
その場合(日本ではなく)学歴のレベルに応じたポイントに加え、NZの学校を卒業するとボーナスポイントがもらえる。

なお一応注意だが、必ず移民局のサイト等で公式情報を確認すること。
ここに書いてるのも伝聞だし、時期によってルールが変わることもあるので。

例えば移民局の用語ではpostgraduate studyという言葉が使われていて、ここで書くpostgraduate diploma がそれに本当にあたるのか、等。

たぶんそうだと思うんだけど確実ではなく、本当に確実なのは移民局だけなので。

■NZのDiplomaとは?

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NZの学歴は基本的に日本と同じく、学卒(Bachelor)、マスター、Ph.Dでレベル分けされている。

ややこしいのはNZではそれに加えて、Graduate diplomaPostgraduate diplomaという最短1年間のコースがあることだ。

学歴については、このdiplomaも視野に入れて検討する必要がある。

Diplomaとは何か

このdiplomaだが、まずGraduate diplomaはUndergraduateと同等、つまり学卒(Bachelor)扱いとなる。

Postgraduate diplomaはマスターの1年目と同等とのことで、学卒よりは1段上のレベルとなる。

なんでこんなんがあるかというと、Graduate diplomaはBachelorの後に別の学部の院に進みたい場合に行くものという位置づけらしい。

Postgraduate diplomaは同じ専門のマスターに進む場合に行くもので、そのままマスター2年目に継続することもできる。

Diplomaはどこで取れるか

Graduate diplomaは、ここでもちょこっと書いたのだがポリテクと呼ばれる職業訓練校のようなところで提供されている。

今回聞いたらどうも大学でもそういうコースを持っている。
特にPostgraduateはポリテクではあまりやっていなくて、通常、大学のほうで取るらしい。

また最近1年で取れるマスターも増えてるらしいが、それは1年に3学期あり、値段は普通の年間の1.5倍となる。
だから内容的には1年というか1.5年という感じ。

学歴レベルとしてはそれぞれ、学卒(Bachelor)とGraduate diplomaでレベル7、Postgraduate diplomaがレベル8、マスターがレベル9、Ph.Dでレベル10となる。

一応、オフィシャル情報はこちら↓

>> New Zealand Qualifications Framework - New Zealand Immigration Service

■学歴レベルと移民ポイント

で、それぞれのレベルに応じて付けられる移民ポイントは変わってくる。

コストと必要なポイントをにらみつつ、自分の状況に合わせた計画が必要だ。

学歴ポイントとボーナスポイント

学歴と移民ポイントは、整理するとこんな感じ。

学歴
年数
レベル
ポイント
学卒(Bachelor
4年
50
Graduate diploma
1~2年
Postgraduate diploma
1~2年
マスター
1.5~2年
60
Ph.D
3年
10

Postgraduate diplomaはマスターの1年目ということで学卒と同等のGraduate diplomaより1段高い学歴レベルだが、ポイントとしては同じである。

しかし学歴には上記とは別にボーナスポイントというのがあり、これに関してはGraduateとPostgraduateで少し扱いが違う。

通学年数とボーナスポイント

ここを見ると、NZ国内のPostgraduateは1年コース修了で10ポイント2年間だと15ポイントのボーナス。

しかしGraduateのほうはBachelorレベルなので、2年で10ポイント、1年だとボーナスポイントはつかないように思われる。

なのでボーナスポイントに関して言うと、


  • Postgraduate diplomaでは年数に応じて10ポイントか15ポイント
  • Graduate diplomaは2年行けば10ポイント


の加算がもらえることになる。

またNZで大学を出てればもちろんBachelorレベルなので、やはり15ポイントもらえるのかも。ちなみにNZの大学は通常3年間らしい。

マスターやPh.Dのボーナスポイントもどうなるか分からないのだが、Postgraduate と同等なら15ポイントのはずだ。

■自分の状況に応じて学歴ポイントを稼ぐ

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以上を踏まえて、コスパの高い学歴取得について考えてみたい。

なおNZの大卒、マスター、Ph.Dでもdiplomaと同じくボーナスポイントがもらえる前提で計算する。

学歴のコスパ

もし大卒資格を持っていないなら、NZでGraduate diplomaの1年コースを取るのがコスパ的によさそうだ。

1年間のGraduateはボーナスポイント加算は無いが、レベル7の学歴ポイントの50ポイントが稼げる。

でも頑張ればこんなとこに住めるんだぞ!

そしてもっとたくさん学歴ポイントが必要な人は、2年のマスターで60+15=75ポイント稼ぐことができる。

これが学歴ポイントとしては最高値である。
また1.5年マスターだとコストは抑えられるがボーナスポイントが減りそうで、60+10で70ポイントかな?

博士課程に関しては、ちゃんとPh.Dを取れれば60+15=75ポイントと、学歴ポイントの最高値をもらえるはず。
ただプロレベルの論文を書かねばならないし、相当な英語力も必要となるだろう。

ちなみに博士課程の学費はNZ人と同じ扱いとなるので格安で、NZ$6,500とからしい。
奨学金もNZ人と同じように申請できるらしいが、学費・生活費を部賄えるようなものは少ないらしく、あってもたぶん狭き門だ。

卒業後はジョブサーチ

NZでこれら学校を卒業すると1年間、ジョブサーチ(就職活動)のためのビザをくれる。

1年間は滞在も就労も可能で、就職してワークビザなどに切り替えればその後もNZで生活し続けることができる。

現地で就職できればおそらく移民ポイントはクリアできるはず。

ちなみに自分は日本の情報系のマスターを持っていて、NZのIT業界で就職すればたぶん問題なくPRはもらえる。

が、わたくし就職したくないのです(^_^;) ←望めばできるかのようにw

なので就職せず独立して永住権が取れる方法はないものか日々頭を悩ませている。

というか現地にNZ人のパートナーがいればパートナー枠で取れるんで、ぜひ日本人の彼氏がほしいという美女がいたらご一報を( ̄▽ ̄


その他、NZ永住権のためのの学歴情報はこちら

ニュージーランド永住権、学歴ポイントを積み増すコスト
ニュージーランドで投資しながら博士号を取る方法を考えてみた


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2016年10月9日日曜日

手刈りはざ掛け天日干し!これが日本の稲刈りだ\(^o^)/生きるためにはたらくぞ!



そんなわけで日本の拠点を作るべく九州某所に潜伏中の僕様だが、地元の農業組合さんが主催のイベントに参加させてもらった\(^o^)/

黄金色の田んぼ

授業の一環でやる大学生を招いての稲刈りイベントであり、久々の田んぼ、チョーテンションが上がる僕様である!

果たしてイベントは成功するのか?
そしてワカモノたちはここから何を受け取って帰るのだろうか?

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■快晴の稲刈り日和!

当日は雨の予報もイベントの間だけはきれいに晴れ、暑いくらいの稲刈り日和である!

青い空が最高だ!

ちなみに実はこのイベント、大学の授業の一環でやっていて、大学生が40名も参加しているのであった。

自分が昔、稲刈りイベントやったときは1反に20数名で、その日夕方までやって終わらんかったけど、5畝にこれだけ集客したらあっという間に終わりそうである。

。。と思っていたが半分弱で終了( ̄▽ ̄


まあ2時間くらいしかやってなかったし、今年は雨が多く足元が超絶に悪かったのでそれもあるだろう。


刈った分ははざかけして、とりあえず体験終了!

あの大学生の子らがいい歳になる頃には、石油が高騰して機械が使えんこともあるかもなので、手作業で食いもんが作れること、米を食うということにどれほどの労力がかかるかなど、いつか本当に生きる貴重なことを知れたんじゃないかと思う。

自分的には運営上、何人くらいでどういう役割分担で、とか自分がやったことない、知らない作業が無いかとか、いろいろ目を光らせながら泥に足を取られていた。

自分にとってもいつか役立つだろうと思うし、組合の方々と少し言葉も交わせて、貴重な機会であった。

■お昼は山の幸&猪づくし!

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そんでもってお楽しみのお昼!めっちゃうまそうなイノシシ焼肉!!
そして実際めちゃめちゃウマい!!


リアル(゚Д゚)も出現!


しかしてその実体は猪汁の釜なのであった。


大人数分、ズラリと並んだ猪汁が壮観だ。


焼肉はもちろん、ゴーヤやイチジクの漬物、高菜におにぎり、身体を動かした後にはまじで最高\(^o^)/


日々100円メシの僕様としては、貴重な栄養補給の機会でもあったのであった( ̄▽ ̄


なんつーか、泥で足を取られながらの稲刈りは重労働だったけど、そうやってみんなでワイワイ作業して、腹減ったところに食うメシ、これはほんま最高やね。

昔読んだトマト農家さんのブログ本に、農作業の後のメシのうまさにもうゾッコンなのさといった話があったのだが、まったくもって賛成の僕様である。

■はたらくということ

そして最後に総括の時間。
いろいろな話を伺えたが、中でもはたらくということと稼ぐことのちがい生きものと共生するということ、そういう話が心に残った。

実は前々日、会場の田んぼの準備を少しだけ手伝ったのだが、そのときも田んぼに水気は多く、イベントのため少しでも水を抜いて田んぼ内を乾かさねばならなかった。
そのために排水の溝を掘ると、泥の中からドジョウが次々出てくる。

それをいつかの晩ご飯にと捕まえていたのだが、それはもちろん稼ぐという意味ではほぼ無意味だ。
しかし生きるためにはたらいているのなら、その意味はとても大きい。楽しい。

それに、ドジョウは田んぼがきれいに乾いていたらいなくなるか、全滅している。
人間の都合だけ最優先していたら、はたらくことができなかったのだ。

魚、鳥、獣、虫、、ここに住まう生きものたちに思いを馳せる

生きるためにはたらくということと、生きものと共生するということと、、学生たちもこの話のとき、顔つきが変わったように思う。

■次世代に伝われ

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しかし今回は今どきのワカモノの物怖じしなさにかなりΣ(゚Д゚)な僕様であった。
とにかく軽口が滑らかで、何か言われても絶対に受け流す心に決めてるかのよーである(笑)


俺も同じ歳のときは大して変わらんかったように思うが、頭の中で思いはしてもそれを五十は歳上の大先輩にそのまんま言う勇気はなかった。

農家さん「落ちとるのは後は鳥に食べさせるから拾わんでいい」

ワカモノ1「食物連鎖っすね」
ワカモノ2「食物連鎖っすよ」

うん話聞け( ̄▽ ̄
別にその掛け合いいらん( ̄▽ ̄
その口のぶん手動かせ( ̄▽ ̄
ハラハラするわ( ̄▽ ̄

それはともかく、久々の稲刈りでとても楽しかったし、同時に生きるということがどういうことか、深く考えさせられる機会にもなった。

今どきなワカモノも聞いてないようで、受け止めるべきことにはきちんと気づいていたように思う。
「鳥に食べさせる」という一言の、実は持っていた意味というかね。

やっぱ田んぼはいいよ。


その他の九州で農業手伝ってみた記録はこちら :)

今は機械もあるから楽だし農業始めたいとか思ってるやつちょっとこい( ̄▽ ̄


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2016年10月8日土曜日

経済大国・ニッポンで100円飯は可能なのか?!



そんなわけで日本に滞在中である。
拠点候補の某所に、地元の繋がりを作るべく農家さんの稲刈りを手伝いに来た。

とは言え別にバイトでもないのでニートの身分に変わりはない( ̄▽ ̄

物価が東南アジアと比較して段違いのニッポン、いかにして生活費を切り詰めるかは喫緊の課題である。

というわけでご飯はもちろん基本、自炊。
あの高額大国NZや豪でもパスタだけ食ってれば100円飯は可能であった。

よってこの日本でできないはずはないのだ!

と思っていろいろ試してみました(・∀・)

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■これが自炊100円飯 in Japanだ

スーパーで安い食材を眺めながらなんとなく安くできそうなのをいくつか作ってみた。

細かく計算してみたが、100円程度のご飯はとりあえず可能です(・∀・)

3玉焼きそば

というわけで自炊グッズを100円ショップで買い揃え、記念すべき最初の自炊はこれ。


3食100円の焼きそば+安売り玉ねぎでランチである。

玉ねぎは4個250円くらいのを半個使い、100円ショップの削り節でタンパク質を補給。
8パック108円の削り節を、1/4パックくらい使っただろうか。

というわけで大体だが、

  • 焼きそば  33円
  • 玉ねぎ     35円
  • 削り節       4円

計72円。
ガス代を入れて100円切るくらいだろうか?

レトルトカレー

しかし焼きそばだけというのは正直すぐ腹が減る。
ので次はご飯ものを作ってみた。

お米は特A級を取ったという北海道ゆめぴりか2kg920円。


インドネシアの標準米が1kgで1万ルピア(80円弱)なことを思うと倒れそうな価格である(笑)
でもおいしいのを食べたかったんだよう!


レトルトカレーを買ってきて、玉ねぎを1/4個、ご飯の蒸らしに合わせて投入。
タンパク質は例によって削り節(・∀・)


しかしこの削り節はええ買いもんやったなー。
焼きそばもそうやったけど、肉ナシでもちょっと入れるだけで削り節の旨味でおいしくなる。


カレーは4袋セットで240円だったか。
なのでこの削り節カレーは、

  • ご飯(150g?) 70円
  • カレー1袋        60円
  • 玉ねぎ              18円
  • 削り節                4円

計152円。
ガス代がいくらか全然分からないが、何となく合計で170円くらいかな。

お米は安いのだと5kgで1,200円弱くらいのもあるので、それを使えばお米代を半額くらいにするのも可能です(・∀・)

ミートソースパスタ

そして貧乏人の味方といえば、のパスタも作ってみた。
いつものミートソースだ。


竹田のにんにくと玉ねぎ、ひき肉120gが2割引きで200円、100円ショップのパスタ500gとオリーブオイル、ホールトマト。

にんにくは150円で10かけ入ったやつを1かけ使った。玉ねぎは半個。

  • にんにく      15円
  • 玉ねぎ       35円
  • オリーブオイル   10円
  • ホールトマト  108円
  • ひき肉     200円

でミートソースを作って、計368円。ガス代入れて400円くらいと見た。

で、食べるときは100円ショップの108円パスタを使い、それを4回くらいで完食。
なので(108+400)÷4=127円/1食だ。

パスタ茹でたりミートソース温めたりのガス代入れて150円/1食ってところか。


ただいま冷蔵庫がないのでミートソース作ると絶対に連食せねばならないのがアレだが、でもまあ2日連続程度なのでおいしくいただけます^^

■日本で100円ご飯は全然可能!

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まあそれはともかく、自炊って実際どれくらいかかってるんだろうと思っていたが、日本でも100円台は全然可能なのだと証明されたのであった。

100円ご飯まとめ

というわけでまとめると、作るときのガス代まで含め

  • 焼きそば                   100円弱
  • レトルトカレー        170円
  • ミートソースパスタ  150円

という感じ。

レトルトカレーよりよりいろいろ食材の入ったミートソースのほうが安いのが印象的でんな。

カレーも普通に作ったらレトルトより安いのかもしれない。

またベジなメニューにすれば1食100円ってけっこう楽勝?な気がしてきた。

東南アジアにはかなわないが、、

しかしこうして計算してみると、東南アジアの外食がいかにものすごい安さか実感する。

物価が高いと思っていたジャカルタでも、これ↓で140円いかないくらい(^_^;)


バリのサヌールのこれ↓なんて70円っすよ70円!


自分で全然作らなくてもこの値段で食えるのなら、日本の物価ってなんなんだろうなと小一時間(^_^;)

それはともかくこれからも日本でできる100円メニューをどんどん開発してゆく所存であるが、次来るときははバリで成功した吉野家(風)牛丼とかも試してみたいなー。

うまくいったら開業するかな(笑)
ここ牛丼屋ないし流行るかも(・∀・)


その他、日本のシンプルライフ情報はこちら^^

僕様的・新生活セット^^生活を始めるにあたって必要なものは全て100円ショップで揃う。1,400円で始めるシンプルライフ!
冷蔵庫はひょっとしたら足かせかも?自由とは土とは家族とは何か、冷蔵庫の無い生活が思考を誘う


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2016年10月2日日曜日

日本語や英語が通じて狂犬病ワクチンを射ってくれる東南アジアの病院~タイ、カンボジア、インドネシア~



あれはちょうど2年前。
タイの国境アランヤプラテートで犬に噛まれた。

よってめでたく狂犬病の治療が必要となったのだが、それには1ヶ月間、5回くらいに分けてワクチン注射を射ってもらわねばならない。

ちょうど東南アジアを転戦していた時期だったので1つの病院では終わらず、行く先々の病院で射ってもらうことになった。

2年経ってさすがにもう発症しないであろうということで、あの注射は問題なく効いたのであろうから、どこも英語や日本語も通じて信頼もできる、良い病院だったのだろう。

まあそもそも感染してなかったのかもしれないけど、いずれにせよせっかく東南アジア各地、

  • タイの辺境(アランヤプラテート)
  • カンボジア(プノンペン)
  • インドネシア(バリ)

の言葉が通じる安心な病院を知ることができたので、紹介しておきたい。

※ここに書いた情報は素人が記憶をたどって書いてるだけです。絶対に鵜呑みにせず、現地で適切な病院を探し、必ず医師の指示を仰いでそれに従ってください。

自然豊かな東南アジアの田舎は残念ながら野犬の宝庫

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■旅先で犬に咬まれた!

自分はタイで室内犬に咬まれたが、東南アジアは狂犬病が根絶されていないので必ず病院に行ったほうがいい。

言葉の問題もあるので、Google翻訳などがとても役立った。

狂犬病と破傷風

狂犬病は感染した犬などの体内で増殖しており、人間にも咬み傷などから体内に入ればやはり感染する。

発症すれば間違いなく狂死するという恐ろしいものなので、必ず24時間以内に病院に行かねばならない。

同時にワクチンさえちゃんと射てばまず間違いなく効くので問題はない。

ところでこのワクチン、

  • 狂犬病
  • 破傷風

の2種類を射たねばならない。

破傷風も発症すれば死に至る恐ろしいもので、破傷風菌は土の浅いところにいるらしい。

で、犬は外で何かを拾い食いしたりするときに一緒に破傷風菌入りの土くれを口に入れている可能性がある。
それが伝染ることがあるらしいのだ。

狂犬病が多発する東南アジア

自分が咬まれたのはマッサージ店で飼われてた犬だった。
室内犬だから病原菌を持ってる別の犬と接触してる可能性も低く、小型犬だったので傷口も浅い。

だからまあ大丈夫だろうとは思ったのだが、やはりタイは狂犬病多発地帯

犬にワクチンを射ってるか分からないし、射ってたとしても獣医が怪しくて本当にそれがワクチンなのか分からないこともあるという(ーー

お寺とかにも野犬はけっこう住みついている

お金かかるとか余計なことは考えず、とにかく病院行きましょう。
保険がなくてもタイなら1回1,000円くらいです。

東南アジアで安くて言葉の通じる病院を探す

ただ病院に行くにあたって不安なのは言語。
東南アジアには日本語話せるドクターがいる外人向け高級病院もあるのだが、そういうところは考えられないくらい高い。

保険が使えればいいのだが、自分は運悪くちょうどクレジットカードの保険が切れていた。
海外旅行保険の裏技とか、キッチリ使っとかんとあかんなと心から思った。

不幸中の幸いで自分はなんとか英語・日本語が通じて、ワクチンの備蓄があるローカル病院を各地で見つけられた。

どうやって探したかと言うと宿の人に聞いたり、Facebookで現地在住の人たちに聞きまくっただけ。

犬に咬まれたアランヤプラテートでは英語も通じず、ホテルのスタッフにGoogle翻訳で「犬に噛まれた」「狂犬病」「注射」「病院」をタイ語にして見せて病院を教えてもらった。

長く住んでる人は病院もけっこう知ってたりして、あれは本当に助かりましたm(_ _)m

またGoogle翻訳なども駆使して、現地語で必要そうな単語を表示して尋ねるのもよい。

とりあえずGoogle翻訳とFacebookは必須のアプリですよ。

■タイ、アランヤプラテートで最初の注射

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さてタイでは宿の近くに赤十字と、もう一つ大きな病院があり、両方英語が通じた。
赤十字では狂犬病の注射はやっておらず、大きな病院のほうに行った。

再びタイ語のGoogle翻訳を見せつつ英語で伝える。英語では”dog bite”、”rabies”、”injection”といったところだ。

次の日にはカンボジアだと伝えたら、治療計画のカードみたいのをくれて、この通りに射ってもらえばOK、と。
ただ日程は重要なのでちゃんと守れとのことだった。

さらに次の行き先のシェムリアップにはバンコク・ホスピタルというのがあるからそこ行けばいい、と教えてくれた。

なんとか無事に注射を射ってもらい一安心。その足でタイを発った。
その後カンボジアで2回、インドネシアで2回、ワクチンを射ってもらうことになる。

■カンボジアの日本人経営のクリニック

その後の移動先のカンボジアでは、知り合いに教えてもらい日本人医師がやっているクリニックに行くことができた。

言葉の面でとても安心だったが、日本の国保の書類も置いてあり、帰国後に申請することができた。

けっこうお金はかかったので、少しでも返ってきたのはありがたかった。

プノンペンの日本人クリニック

カンボジアはシェムリアップにまず入ったのだが、できれば1度は日本語で相談してみたい。

シェムリアップにはアンコール病院とかいう外人向け高級病院があって、英語はもちろん日本語も通じるクオリティの高さなのだが、その分お値段も高い。

SNSで現地の知り合いに聞いたら初診で5万円だという( ̄▽ ̄

払えるかボケ 貧乏人は死ねってかハゲ

と思ったがまあしょうがないのでそっちは諦め。
バンコク・ホスピタルも考えたがどうしても日本語で相談したく、別の知り合いに庶民向け病院を尋ねてみた。

するとプノンペンに日本人経営のクリニックがあると。
それがケン・クリニックというクリニックで、狂犬病の予防接種もやっているという!

日本人も多く住む、大都会プノンペン

これはワクチンもあるのだろうと電話したら見事にビンゴ!
2回目期限の1週間までにとシェムリアップは早々に発ち、プノンペンで2回目と3回目を済ませたのでした。

プノンペンで国保の証明書をもらう

ケン・クリニックで聞けたことはタイで英語で聞いたんと結局同じことやったけど、やっぱ日本語でいろいろ聞けると安心。

さらにいいのは、ここは国民健康保険の証明用紙が置いてあるということ!

診療内容明細書というものだが、これを書いておいてもらって、後で領収書とかと提出すると国民健康保険でお金が多少戻ってくるのだ。

たしか日本で同じ治療をした額が基準だったか。。詳細は↓とか見るといい。

>> 海外で治療を受けたとき(海外療養費) | 国民健康保険ガイド 保険料・手続きの解説

ついでに残り2回分のコピーももらい、おかげで全5回中4回は保険が効いて、後で大した額じゃないけどいくらか返ってきました。

なんというか、インドシナ諸国で何かあったらここ行くとよいですよ。

■インドネシアは2つの病院を渡り歩く

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そして4回目と5回目の注射はインドネシア、バリ島だった。

2つの病院にかかったが、観光地・バリだけあって両方とも普通に英語が通じ、コミュニケーションには何の問題もなかった。

ちなみに5回目は破傷風のワクチンも必要になるが、そっちを持ってる病院を探すのは少し手間取った。

日本人も行ってるバリのクリニック

こちらも現地在住の知り合いに聞いたら、いつも子どもが行っているクリニックを教えてくれた。

日本人も行ってるならそこがいいだろうと訪問。
それがウブドのToya Medika Clinicで、狂犬病の注射もやってくれていた。

しかしここでは5回目に必要な破傷風の注射がなく、後で分かるが他の病院でもあまり見つからなかった。

どうもインドネシアびとはあまり破傷風はワクチン射たないらしい。
ちなみに破傷風は英語で”tetanus”ね。

ウブドの大きな病院

で、5回目どうしよかなーと思って他の知り合いに聞いたところ、ウブド近辺にはAri Canty(アリ・シャンティ)という大きな病院があるという。

大きいところならあるかもと行ってみたものの、ここでも破傷風ワクチンはなかった。

しかし非常勤で来ている医師が自分のクリニックで予防接種をやっているから、彼ならたぶん持ってるはず、とのことで電話して聞いてくれた。

すると、どうもワクチンを持っているらしい!

その人が来る曜日を教えてもらい、病院のではなく彼のクリニックから持ってきた破傷風ワクチンを射ってもらうことができたのであった。

■治療完了!気になる料金は?

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そんなわけでなんとか3カ国に渡った狂犬病&破傷風の治療が完了!

というか日本だと6回目もあるみたいなのだが、国によっては5回で終了のところも多く、東南アジアは実際5回でした。

まあ今生きてるのでそれで大丈夫なのであろう( ̄▽ ̄

治療の全行程

おさらいすると、

1回目:タイ(狂犬病、破傷風)
2回目:カンボジア(狂犬病)
3回目:カンボジア(狂犬病)
4回目:インドネシア(狂犬病)
5回目:インドネシア(狂犬病、破傷風)

というのが自分が実際にかかった治療の全工程となる。

※記憶違いもあるかもなので、必ず医師の指示を仰いで下さい

自分は旅程上、仕方なしに病院がバラバラになったが、本来は同じところで一貫して治療を受けたほうがいいと思う。

さてこの狂犬病5回、破傷風2回の延べ7回の注射だが、無保険だといったいいくらくらいかかるのだろうか?

東南アジア、狂犬病の治療費

料金はうろ覚えなのだが、タイで350バーツだったのは覚えている。

他は金額自体は覚えてないが、カンボジアの2回はその倍くらい、インドネシアの1回目がさらにその倍、2回目は破傷風の分もあるせいかさらにその倍、という感じだった。

インドネシアはたぶん外人価格で、最初のタイが1,000円くらいだったのとえらい違うなーーとタメイキだったのを覚えている(^_^;)

だってタイの1回目が狂犬病と破傷風のセットで1,000円、最後のインドネシアが同じく2つのセットで8,000円なんだよ(^_^;)

とは言え払うしか無いのでね。
バリのAri Cantyは高い分、カード払いもできます。
ただし3%チャージされる(^_^;)

一月分の生活費に匹敵する注射の後、バリの風景に癒やされる( ̄▽ ̄

まあそんなわけで、料金的にはタイの病院が一番安くてよさそうだ。
バンコクにも外国人に有名な、リーズナブルな狂犬病対応の病院があるそうな。

■保険は大切!

先にも書いたが、今回の治療代は保険が切れていたせいで完全実費である。

大丈夫だろうと高をくくらずに、保険はかならずかけておきましょう。

実は海外でも使える国民健康保険(国保)

結局今回はトータルで2万円弱の費用がかかっている。
クレジットカードの保険を裏技で延長してなかったのが実に痛い。

しかしクレジットカード付帯などの任意の保険に入っていなくても、日本で国保に入っていると、そちらで保険を申請することはできる。

ただし書類に医師に治療内容についていろいろ記入してもらい、サインももらわねばならない。

自分の場合、もちろん国保の書類など持っていってなかったので、プノンペンのクリニックで書類をもらう前にかかったアランヤプラテートの病院の分は申請できなかった。

そもそも国保が使えることなど知らなかったし、アランヤプラテートでは注射してもらうのに頭がいっぱいでそんなことまで頭が回らなかった。

国保の使い方

ちなみに国保の書類は紙で持っていなくてもネットでダウンロードできる。
たぶんこれがその書類なので、印刷して病院で項目を埋めてもらえばよろしい。

あとで記入内容を自分で翻訳して(書類に直で書き込み)所管の役所に提出すると、所定の額が後で振り込まれる。

ちなみに実費の30%負担で70%が返ってくるかと思っていたのだが、それよりも遥かに小さな額だった。

海外の治療費は「日本で同等の治療を受けたときにいくらになるか」が基準だと聞いたことがあるので、そのせいかもしれない。

必ず病院に行こう!

そんなわけで自分もあれからもう2年なので、おそらく発症することはないだろうと情報を公開してみた。

犬に噛まれたら、とりあえずここに書いた病院に行ったら死なずに済むと思われる(笑)

なお狂犬病も破傷風も、発症したら治らない類のものっぽいので、横着せずにとにかく病院行きましょう。

ちなみに最近ではフィリピンで犬に噛まれ、帰国後発症して亡くなられたケースもあるようです。

✔クレジットカードで無料の海外旅行保険!

そんなわけで今回、クレジットカードの裏技の重要性が身にしみてわかった。 

クレジットカードの裏技とは、旅行先で公共交通機関の決済をすると、その時点から90日、付帯の保険が使えるというもの。 

クレジットカードの付帯保険は出国から90日というのが多い。 

しかし、こういう付帯保険を使うとさらに90日、保険を延長できるわけだ。 

自分は90日を過ぎて犬に咬まれ、これをやってなかったせいで保険を使えなかった。 

で、その裏技が使えるのがリクルートカード。 

けっこう高額なポイントバックがある入会キャンペーンもやっている。 

海外旅行保険代わりのクレジットカード、特に裏技を使えるカードは本当に助かるので、長期に旅する人は必ず作っておいたほうがよい。

まだ持っていないひとはこの機会に、上記リンクからゼヒ申し込んでおきましょう!


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