例えばエストニアで2ユーロ台のフードを出すレストランを見つけるのは不可能だ。
一方、宿代はそう変わりなく、10ユーロちょっと出せばタリンでも安宿は見つかる。
とは言え8ユーロ前後の宿がまだ存在するヴィルニュスやリガとは違い、10ユーロを切るところはまず無い。
。。のだが、タリンにはなぜか1軒だけ、しかも観光エリアの旧市街ど真ん中に、バルト三国で最も安い宿が存在したのだ!
■タリン最安宿、ホステル・ワン
その安宿、名前はホステル・ワンという。見ての通り2泊で約13ユーロ、つまり一泊6.5ユーロという超絶な安さ!
こんな安いと大丈夫か?と不安にもあるが、実際便利でアットホームで、とてもいい宿であった。
ロシアびとの家族経営ホステル
ホステル・ワンは旧市街の広場から徒歩ですぐという素晴らしいロケーションにある。ヴィルニュスやリガでもちょっと外れの場所に8ユーロをギリギリ切る宿はあったが、ここは観光エリア真っ只中でこの値段なのである。
行ってみると見た目いかつい、しかしめっちゃ優しいロシアびとが経営していて、どうも家族経営でこの価格を実現しているようなのだ。
ちなみに6.5ユーロという価格はいつもというわけではなく、平日の直前割引ではある。
でもそれにしても安いよね。
入り口は分かりにくい
しかしここはちょっと見つけるのが難しい。通りに看板も出てないし、住所はSAUNAという裏通りなのだが、入り口はそれと交差するVäike-Karja通りにある。
その通りのKARJA KELDERというタリン最古のパブの隣の格子扉が入り口だ。
で、呼び鈴で扉を開けてもらい中に入り、これまた何の目印もない中を左に曲がると階段が見えてくる。
これを上がるとやっとホステルの看板が!これが見えれば正解である。
なんとか頑張ってたどり着いてください(^_^;)
■ホステル・ワンの設備
ホステル・ワンはキッチン兼共用スペースが広々で居心地がいい。
何よりオーナーがフリーフードを置いてくれているのが素晴らしい。
一方でロッカーが無いなど微妙な部分もある。
共用キッチンとフリーフードがチョー充実
ホステル・ワンは、キッチン兼共用スペースがけっこう大きい。採光も十分でとても明るく居心地が良い。
キッチンが広々なので料理もしやすい。
自分が泊まったタリンの他のホステルはどこもキッチンがかなり小さかった。
またここで特筆すべきはフリー棚の充実具合だ。
他の客が置いていったものもたくさんあるが、
何よりすごいと思ったのは、オーナーがパンや即席麺、さらにはパスタを無料で置いてくれてるのだ!ただでさえめっちゃ安いのに!
ここにこもってればほぼ生活できてしまうという素晴らしい安宿なのであった。
その他の設備は微妙な部分も
ただ、ここのドミトリーの居室は2段ベッドに加えて簡易ベッドを空きスペースに所狭しと詰め込んでおり、かなりのギュウギュウ感ではある(^_^;)ただこれは儲けようとしてるというより、安さを求めてやってくるワカモノをできるだけ泊めてあげたいというオーナーの優しさなんじゃないかなと思う。
だってあと1,2ユーロ値上げしたって他より安いので人は来るし、それでも同じだけ儲けられるし、少ない客で儲けたほうが運営は楽なはず。
また自分的に大きな問題はロッカーが無いことで、こればかりは割り切るしか無い。
鍵のかかるストレージルームはあるので、スタッフを信用して預けるという手はある。
自分は南京錠をかけたカバンにノートPCだけ入れて預け、パスポートなど本当に貴重なものは持ち歩きました。
■長期の若者でいっぱいの安宿
安さとフリーフードに惹かれてか、ここにはずっといる感じのワカモノが多い。
いかついオーナーは共用スペースでよく彼らと談笑している。
そしていつも「あれ全部フリーだぞ!食えよ!」と声をかけてくれる。
またタリンもたまーにアルコール禁止のホステルがあるのだが、ここは全然OKなのもうれしいポイント。
そんな優しいロシアびとのホステル、安い分で僕様もビール代をひねり出せて大変満足である。
いや実際、またタリンに行ったら泊まりたいですね。
その他のタリン情報はこちら(・∀・)
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