2015年10月27日火曜日

一本苗に見る、バリと日本の自然農



バリのやり方を教わりながら少しずつお米作りを進めています。こちらも無農薬・無施肥でやってますが、日本の自然農とはだいぶ違う。
早くこんな感じに植えつくしたい
まだ始めたばかりですが、日本の自然農と根本的に違うのは、一本苗にこだわるかどうか、というところにあるように思います。

前回は表面が泥の感じの苗床、今回はトレイの水をやった土の上に籾を手で播きました。自然農だと播いた後に2~3cm離すんですが、バリ式は適当にバラバラっと播くだけ。

播種機があればうまいこと分かれますが、そんなものはバリにはないし、自然農でも使わない。トレイもお手製なので、播種機があってもどうせセットできませんね(^_^;)


でもまあ少しは自然農ぽくやってみようということで、一部のトレイでは密集し過ぎてるところをチマチマ手で分けてみました。が、これがなかなかやりにくい。

自分が学んだ自然農では畑苗が基本なので、手で籾同士を離すのも乾いててやりやすい。狭いトレイの中の水を含ませた土にのった籾は、土にも手にもくっついてその作業がやりづらい。

自然農の一連のプロセスは、いろいろと有機的につながってるんだなあと気付かされます。

日本の自然農では「一本植えにできる強い苗を育て田植えする」という目標に向かって効率的にやれるよう、いろんなプロセスが結集している。そんな感じです。

バリ式でやった前回はあまり苗が大きく育たず、ほとんどが3本植えでの田植えとなりました。

トレイの上とかバリ式の密集した感じだと、一本苗は育ちにくいんでないかなあ?と思うので、今回田んぼで疎植にした苗床と、苗の育ち具合を比べてみようと思います。

なんにせよ、風土の違うところでやることで、日本の自然農の姿もまた見えてくる。それもまた面白いです。

スポンサーリンク


スポンサーリンク


0 件のコメント:

コメントを投稿