秋に日本で稲刈りなのよね。
で、短期だしホステルでいいかーと思ってたんだけど、予定が延びたのでローカル・コスに入れないかあたってみた。
コス(KOST)とはバリのローカルの人が住むアパートのようなところ。
魅力はなんといっても安さで、数千円くらいの家賃で入ることができる。
1ヶ月を切る場合は交渉で日割りにしてくれることもある。
ローカル・コスのガーデン |
そんな激安アパートは、日本人にも耐えられるクオリティなのだろうか?
ちょっと紹介してみたい :)
■ホステルと比較しても桁違いの安さ
ウブドのホステルはバリの中でもかなり安いが、それでも30日いれば1万円以上はかかる。ではコスのひと月の家賃はどれくらいなのだろうか?
コスの家賃は2千円から
最近はコスもだいぶ値段が上がって、6,000~7,000円くらいのところが多くなった。ローカルびとであれば500,000ルピア(4,000円くらい)で借りられるみたい。
そんな中、たまにエアポケットのように昔の値段のままのところもある。
さすがに便利な立地ではないが、なんと2,000~3,000円くらいで借りられるところもあるのだ!
ローカルなエリアに安いコスはある |
ホステルと価格比較
今回最初の1週間はウブドのホステルに泊まっていた。そこでは1泊540円で、1週間いれば4,000円弱、約500,000ルピアの計算だ。
それが例えば300,000ルピア(2,400円くらい)のコスに日割りで入れたらどうだろう?
1泊10,000ルピア(約78円)だから1週間で7万ルピア、実に560円!
ほぼタダ同然で泊まれるのであった。
まあホステルは高い分WiFiもエアコンも朝食もあるけどね。
ホステルのオサレな朝食がよかったなーと思うこともあると認めざるを得ない( ̄▽ ̄ |
電気やネットは別
コスはアパートなのでもちろん電気代は別。しかしそれだって前回いた時は1ヶ月で300円くらい。
家電が裸電球しかなかったからでもあるがな( ̄▽ ̄
だから電気代は1週間ならまあ、80円くらい。これまたタダ同然である。
要するにトータルで、ウブドの安ホステルであってもほぼ6倍の値段がしているのであった。
コスでネットを使いたい場合は携帯でテザリングが一番カンタンだが、使い放題のSIMは無いのでそれなりにお金がかかる。
カフェに行って50円くらいのバリコピ(コーヒー)頼むのが一番手軽でいいかもしれない。
■部屋のクオリティはそれなり
ではローカルの人が住むというコス、どんなところなのだろう?
正直、普通の日本の住宅に慣れてる人にはなかなかのカルチャーショックだと思う。
でも住んでみると慣れるよ。
ほぼ箱( ̄∇ ̄
というわけで本邦初公開、これが2,400円アパートだ!!ぱんぱかぱーん! |
見ての通り、ただの箱( ̄▽ ̄
壁紙も剥がされ、壁には棚の跡がある。
。。えー微妙に何かの狂気を感じないでもない( ̄∇ ̄
キッチンはスペースだけ
この部屋は奥に謎の水道があるが、ここはキッチンを据え付けるところらしい。現地の人は仕事や学校の関係でけっこう移動するので、その都度キッチンも棚も持って移動するという。
自分もあちこち放浪してるが、棚を持ち歩くという発想はなかった。
これが本当のノマドかと膝を打つ( ̄▽ ̄
隙間だらけ設計
居室に天井はあり、裸電球がぶらさがっている。しかしバスルームは経費節減のためか屋根が直に見えている。
採光に透明瓦が乗せてあるので、別に穴が開いてるわけではない(笑)
扉の上には換気のためか隙間が作ってある。
この隙間だらけ設計のため、蚊やGは防ぐことができない。
ここのコスは蚊は少なめだが、川沿いや木が茂っているエリアではけっこう来るだろう。
Gも普通に来るので居室には食いもの置かないことがオススメ。
呼び寄せてしまい、夜中に顔に落ちてきたりとかしたらもうパニックである( ̄▽ ̄
バスルームも東南アジア仕様
シャワーはなく、こういう水ために溜めた水でマンディ(水浴び)。昼はナチュラルにぬるくなってるが夜はけっこうきつい(笑)
でも暑いときとかはむしろ気持ちいいよ。
横にはアジア式のハメ込みトイレが作ってある。水は↑から汲んで自分で流す。
。。えーまあ、寝るだけと割り切ればですね( ̄▽ ̄
■問題は寝具
2,000円や3,000円のコスは本当に部屋だけなので、ベッドなどはついていない(高いコスにはある場合もある)。では寝るときはどうすればいいのだろうか?
ベッドカバーでしのぐ( ̄∇ ̄
部屋にベッドが付いてなくても、マットレスやシーツといった寝具を買い揃えれば問題はない。しかしそんなの買ってたら、特に今回の自分のように1週間だけなんて場合はもったいない。
そんな場合に使えそうなのは、ベッドカバーである。
ローカル市場などで売ってたりするのだが、綿が入っていて、敷いて寝るのにもいいと思う。
ちなみに10万ルピア(800円弱)もあれば買える。
帰るときに捨てるかあげるかすることになるが、それくらいなら痛くも痒くもない。
また、たまに前の住人の残置したマットレスが置いててラッキー♪なときもあるが、そういうのは相当に汚いと覚悟した方がいい。
人間とワンちゃんのあいだ
またインドネシアは床がタイルなことが多く固いのだが、その代わりひんやり冷たくていいという利点もある(笑)この気候でマットレスだと暑苦しいが、ベッドカバーは薄いぶん床のひんやりが伝わっていいんではないかとも思う。
ひんやりタイル |
自分もときどきマットレスだと暑くて眠れないとき、床に直で寝て、眠れそうになったらマットレスに登るというようなことをする。
人間とワンちゃんのちょうど間くらいのスリーピング・スタイルと言えるであろう( ̄▽ ̄
ウブドではスカワティ市場でベッドカバーが買える。
>> スカワティ市場[パサール・スカワティ] | バリ島ナビ
またプリアタンのアルジュナ像の北あたり、Andong通り沿いにも寝具売ってる店が2軒ほどあるので見に行くといい。
えーこんな面倒くさいことするくらいならホステル泊まる?
まあそんな貴族の方はそれで( ̄▽ ̄
■コス全体のつくり
たいていのコスはゲートの中にコの字型に部屋が並んでいる。
その中が中庭になっていることもある。
ガーデンはバリそのもの
上記の通りとにかく簡素なコスだが、それでも中庭がバリらしいガーデンになってるところなどは、なかなかいい感じである。多くのコスは入り口にゲートがあり、
その中の敷地にコの字型に居室棟が立ててある。
で、そのコの字の中がガーデンになってるわけである。
あずま屋でリラックス
ガーデンにはこういうあずま屋がよくある。バリだけでなくインドネシアでは路上にもこういうのを作ってあることも多い。
居室があの殺風景な感じなので、バリびとは昼間こういうところで近所の人と過ごしたりする。
自分もご飯を買って帰ると居室ではなくここで食べる。
部屋で食べるとGを呼び寄せてしまうという問題もある( ̄▽ ̄
ちなみにこれを書いている間にも1匹入り込んできて、今追い出したところである。油断も隙もありゃしねえ( ̄▽ ̄
■ローカル・コスでハングリーに生きろ!
そんなわけでローカル・コス、部屋は簡素そのものでもこんなに美しいガーデンが当たり前のように造ってあるというところにバリの文化レベルの高さを感じる場所でもある。このギリギリ具合を活かしてハングリー精神を涵養できるという利点もある( ̄▽ ̄
のだが、ちょっと投資すればかなり快適に改造することもできる!
このままでは皆さんひきっぱなしで終わりそうなので、次回はそのお話を。
その他のバリ・ローカルアパート情報はこちら
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