2016年1月21日木曜日

日当たりと水流―棚田のオキテ



始める前はあまり意識していなかったが、棚田はその形態ゆえにいろいろなことがある。

まず壁際

崖崩れで痛感したが、このあたりに苗を植えていると、崩れてきたときに苗が生き埋めになってしまう。

大雨で壁が崩れる
さらに日当たりも悪く、明らかに苗の育ち具合が違ってくる。だから必要なければあえて壁際に植えることはないのかもしれない。あるいは壁と距離をうまい距離を取るよう、間隔など植え方を工夫してみるか。

壁際は日当たりが全然違う
棚田は水流が常に発生し続けるのもポイントで、取水口付近は水が落ちてくるのでどうしても滝壺のようにえぐれてしまう。

取水口は滝壺化
さらにその周りに、運ばれてきた土砂が堆積する。苗が埋もれてしまいそうだし、運ばれてきた土が水で有機物が落ち、砂化していて苗の育ちも悪くなりそう。

滝壺周りは砂化した土砂が堆積
これは他の田んぼではどうしてるんだろう?うまく水を迂回させたりして水流を弱くしてたりするんだろうか。今度観察してみたい。

また、テラスによって深さや水流の強さが違い、やはり水源のほうが強い水流が発生する。

我が田んぼの水源
水流が強いと小さい苗は水圧で傾いたりひしゃげたり、最悪流されてしまう。傾いて葉が水につくと、いもち病の確率もたぶん上がるんでないかな。

今やってる棚田は途中で2手に水路が分けているので、その後は流れがマイルドになる。

上下の田んぼに分水
逆にその手前の3つは水流が強く水量が多い分、田んぼも深く、これまた小さな苗に向かないような気がする。

これは水量にもよるので、一つ思うのは、水源に近い川際のテラスは半分、水を捨てる用にして、そこから川に流してしまう。

そうすると他のテラスは水流がマイルドになるので、ちょうどいい感じになるのかもしれない。ただそうすると、さらにその先で2手に分かれた後の下手の田んぼに水が足りなくなる可能性もある。

下の田
土砂、日当たり、水流、、バリ中にある美しい棚田は、様々なものごとの絶妙なバランスのもとに成り立っている。

当たり前に全部成立させている農家さんは、本当に偉大なのですね。
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