2016年1月7日木曜日

乾季再来?!バリ自然農への影響は



なんか正月に戻って以来、ぜんぜん雨が降りません。1週間前シンガポール行く前は毎日夕方に大雨だったんだけど。

毎日カンカン照りで、日向にいると肌が痛いくらい。太陽の殺意を感じます( ̄▽ ̄

太陽が道路を真っ白に焼きつくす
バイクで移動しやすいのはいいけど、異常気象やなあ。何日も続くと、自然農的にどう影響するか気になってきます。

短期的にはメリットもあって、まずいもち病が出にくいと思われる。

水滴で胞子が発芽し、大きくなるとまた胞子を吐き出し、というので広がっていくので、雨が無いのはその意味ではいいこと。自然農は薬を使わないので、作物が適応するまでは病気のリスクがあるから、これは大きい。

あと、がしっかりするというメリットも。新しく調整した水路も、年末は崩れまくりだったのがガッチリしてきて、地元民に踏まれても壊れなくなってきた。

さらに壊れないので固まった上にさらに土を乗せてどんどん大きくできる。そうなると形が見えるので、今度は人間のほうが安易に踏まなくなってくるのであった。

カンカン照りのおかげで分水堰がしっかりしてくる
というわけで雨が降らないのはメリットもある。水は用水路から潤沢に来ているから大丈夫だし。。

と思っていたら大間違い!

今のところ水は十分だが。。
十分水があっても、暑さのせいかやはり苗の生育が明らかに悪くなっている。

シンガポールに出る前に植えた苗は、帰るまでの1週間でがっしりと育ち、色も濃い緑色。去年末は遅れていた雨季がついに始まり、毎日雨が降っていて、おかげで気温もだいぶ下がっていたのです。

微妙に分けつも始まっている
でも東南アジアの雨季とはつまり。気温としては一番暑い時期なわけで、雨が降らないとそれはもう猛烈な暑さ!!

そのせいもあるのか、年明け帰バリ後に植えた苗は10日経った時点でもまだ弱々しい感じです。色も黄緑色。


水がだんだん減ってる感じもあり、たくさん田んぼに来るよう調整も必要。堰を作り直します。

堰もがっちり作り直し
さらに毎日こまめに見に行って水が巡っているか確認、調整しています。そのおかげもあってか、10数日を過ぎてやっと苗もがっしりしてきた感じがします。

色も黄緑から緑色に
やっとこさ、ほっとひといきって感じですね。

でもこれが続いて渇水とかなると困りますね。実際乾季はよく渇水になって、浅い井戸だと枯れてしまう。雨季に雨がないと次の冬(日本の夏ごろ)にえらいことになるかもしれない。

水源の森の伐採も水不足を加速させているそうで、日本人のグループが植林したりしてます。バリ森、自分もいつか参加せねばなあ。

バリの森を考える会
https://www.facebook.com/balimori/

水源がしっかりと保たれることで、気象がある程度変わっても、それに耐えられるシステムが維持されるのかもしれない。

田んぼも保水に一役買ってるらしいので、自分が開墾した田んぼがちょっとは貢献してくれているかも。

バリの自然があってこそのバリ自然農。人間がそれと調和すれば、回復するものもある。自然は人間も含んで自然なので、自分の活動もそういうものであってほしいなと、この異常気象に思うわたくしなのでありました。

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