そこからルーマニアの北方の町、スチャバに出ることができる。
キエフからチェルノフツィには夜行列車があり、横になれる寝台が800円程度と激安。
1泊浮くし、これはいいと鉄道を使うことに。
しかしウクライナで初めて乗る長距離列車だったこともあり、かなり紆余曲折あったので記録しておく。
言葉の壁のせいで、まず窓口でチケットを買うだけでえらい大変であった。
今回はいろいろ考えた末、駅に赴いて買ったのだが、次は絶対にネットにすると思う(^_^;)
というわけで今回のポイントは、
- 駅で英語はほぼ通じない
- ばあちゃんは大事にしろ
- 事前に翻訳しておくべきワード
の3点です(・∀・)
■鉄道チケットはキエフ駅/ネットどちらで買う?
ウクライナの鉄道(国鉄?)は公式サイトでもチケットを買える。言葉の壁が大変なら、そっちで買えばいいと思うかもしれない。
しかしネットで買った場合、結局紙のプリントアウトがいるんとちゃうか?という疑念がある。
プリントアウトしてなかったせいで乗れなかったりしたら目も当てられない。
さて実際のところネットで買うか駅の現地で買うか、どっちがいいのだろう?
ネットと現地購入のメリット/デメリット
お隣ポーランドからウクライナに入ったときも、バスが紙のチケットを必要としていた。それもあってウクライナは紙チケットが必要なイメージがあった。
もしそうなら、駅で直で買ってチケットもらうほうが簡単とちゃうか?と思える。
チケットのプリントアウトを宿でやってくれればいいが、そうでない場合プリント屋さんを探すのも手間だし、プリント屋さんで結局言葉の壁にぶつかる。
一方でネットならいつでも、他の町にいても買えるけど、直だと現地行くときしか買えないというデメリットが。
また鉄道はバスに比較して激安であり、なおかつ夜行寝台は便利であるため、けっこう売り切れる。
そういう意味でもいつでも買えるネットは便利だ。
今回はキエフ駅で買うことに
ただ今回は、ネットで見ると自分が動く日はかなり空席があった。その時点でリヴネにいて次の日キエフだったので、これならキエフ駅で買うのもイケるだろうと判断した。
リヴネの駅でも買えそうな気はしたが、キエフ駅のほうが英語通じるひとがいるんでないかという期待もあり、そっちで買うことに。
しかしその甘い期待はかなり裏切られる(^_^;)
まあリヴネだともっと苦労したんかもしれんけどね(^_^;)
ちなみにキエフ駅で買ったのは乗る2日前です。
ネットで購入するときはまずウクライナ語で
なおネットで買う場合は注意点があり、サイトを英語にすると右端に出るはずの便検索のフォームがなぜか出ない。ウクライナ語にすると出るので、いったん検索してから英語に切り替えるとその後は英語でチケット購入を進められる。
実際に購入までしたことはないが、たぶん途中で言語を切り替えても大丈夫だろうと思うので、自分と同じく英語しかわからないひとは試してみて下さい。
■キエフ駅でチケットを求めてすったもんだ
しかし駅で対面で買うのはなかなかハードルが高かった。
本気で英語が通じないのである!
英語で対応してくれるのは40番の窓口なのだが、そこにたどり着くのも四苦八苦なら、そこに行ったところで結局おねいさんの英語は最低限なので四苦八苦なのであった。
言葉が分からずセルフたらい回し
最初はどこに行けばいいかわからないので、複数ある窓口の1つに適当に並んでいた。そしてチケットを買い求める人が長蛇の列を作る中、やっと自分の番が来たと思ったらあっちのブースへ行け、と言われて対応を断られる。
「端にある40番の窓口が唯一英語が通じるので、そこに行け」ということだったのだが、それすらウクライナ語で分からない(T▽T
しょうがないので指さされた方向の列の短いところを選んだのだが、そこも英語対応の窓口ではなかった。
窓口のおねいさんに「フォーゼロ」と言われ、並んでたばあちゃんが手のひらに4、0と書いて教えてくれたのもあり、ようやくそこに行けという意味だと分かった。
ばあちゃんを大切に
で、再び40番のブースの列に並び直して待っていると、さっきのばあちゃんがやってきて何かみんなに言っている。それもウクライナ語で何のことかサッパリだったのだが、自分の番が来ると前に並んでいたおねいさんが隣でめんどくさそうにスマホに目を落としている。
英語が通じる窓口と言っても、覚えた英文を呪文のように唱えるだけの人だったので、結局ほとんどウクライナ語で全然わからない。
しかししゃーなしに無理くり受け答えするたび、横のおねいさんが面倒そうにウクライナ語で何か言っていて、それで物事が進んでいく。
そう、たぶんばあちゃんは、「この人ウクライナ語が分からないから、誰か助けてあげなさい」と言っていたのだ!
で、おねいさんがイヤイヤながらも通訳してくれている。
それに気づいておねいさんにサンキュー!と言ったら、面倒そうにしてたのがようやくにこっと笑ってくれた。
なんつーか、みんなおばあちゃんは大切にしろよ。
チケットをゲット!
というわけでやっとゲットしたこれがそのチケットだ!やはりネットのほうが手間の分だけ安くしてあるのだろうか。
16とあるのが車両番号で、MECTA 002とあるのが座席番号。はー疲れた。。
■キエフ駅で学んだ、鉄道窓口でチケットを買うための事前準備
次回また書くが、どうもウクライナの鉄道は紙チケットが無くてもスマホで見せるだけで大丈夫そうである。なので次回鉄道のチケットを買うとしたら、自分は絶対にネットにすると思う(^_^;)
しかし今回の経験で、窓口に伝えるべき情報はわかったので、事前にその情報をウクライナ語にして担当のひとに提示すれば現地購入も問題なさそうだ。
窓口で必要な情報
窓口で聞かれたことを思い出すと、- 行き先
- 日付
- どのクラスの席がいいか
ということだった。
なのでそれぞれ「チェルノフツィ」「x月x日」「一番安いの」といったウクライナ語を事前にgoogle翻訳してスクショでも撮っておくとよい。
もちろんウクライナのSIMを買っていてその場で翻訳アプリを使えるならそれを使うのもいいだろう。
また、次回実際に夜行に乗ったときの話を書くが、上の段はかなり寝苦しいので「下の段のベッド」というのも用意しとくとよいぞ。
特に難しいものは事前準備を
上記のうち「チェルノフツィ」は口で言えば伝わるし、「x月x日」は数字とスラッシュで筆談も可能だろう。外国で日付を表記するのは日と月とどっちが先なのかは悩ましいが、Aprilとかその程度の英語なら、英語担当の窓口のひとが分かってくれる可能性はある。
またカレンダーアプリを使って指差しもアリだ。
しかし、the cheapest seat とか lower bed は他の2つに比べて伝えるのが難しいので、特に準備しておいたほうがいい。
自分も今回、通訳してくれたおねいさんがいなかったらかなり往生したと思う。
■戦い終わって日は暮れて。。
そんなこんなで何とかチケット購入に成功したわたくし、その日は本当にヘロヘロになりながら宿に帰りついた。
しかし安心したのもつかの間、乗車当日に悪夢が待ち受けてるとは知る由もない僕様であった。。!(乗車編に続くw
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