当日不安だったのは2点で、
- 出発がキエフなんちゃらって書いてるけどここ以外にキエフって名前につく駅があるわけじゃないよな?
- プラットフォームはどこかいな?見つけられるかな?
といったところ。
要するにチケットがあっても物理的に列車があるところに行けるかは別なのであった。
1ミリも言葉が通じない世界で、果たして僕様はちゃんと列車に乗れるのであろうか?!
初めてのウクライナの長距離列車は本当にいろいろあったので、参考までにまとめておく。
■キエフ駅で夜行列車のプラットフォームを見つける
当日キエフ駅に行ってみると冒頭に書いた不安的中で、行けども行けども自分の列車の表示を見つけることができない!めちゃ焦ったので、ここではキエフ駅でどうやって目的のプラットフォームを見つければいいか書いときます(^_^;)
どこにも表示が出ていない?!インフォメーションには誰もいない?!
キエフ駅ではこんな感じで電光掲示板が出ていて、行き先や車両番号が英語でも表示される。これをチェックしてチェルノフツィ行きのを見つければいいはず。。
と思っていたのだが、行けども行けどもチェルノフツィ行きの掲示が見つからない。
時間は刻々と過ぎかなり焦り始める僕様。
本当にこの駅だろうな?!
実はキエフって名前につく駅が他にもあるとか。。?!
インフォメーション・ブースもあるので行ってみたが、人がいなくて聞くこともできずそれがさらに焦りを誘う。
チケット・ブースのほうにはいつも人がいるが、本当にチケットを売ることしかできないのでプラットフォームどことか聞いてもインフォメーション行けと言われる。
いやだからだれも誰もいねーんだよ!(T▽T
でかい掲示板を見よ
とかなり困ったが、全便が表示されるでっかい電光掲示板を見ればちゃんと出ていた(^_^;)どうも1番プラットフォームらしい。
で、電光掲示板で見っけたあとにインフォメーションに人が戻ってきてたので一応確認したが、やはり1番であった。
そのときインフォメーションにいた人はギリ英語が通じたが、通じない人がいることも多々あるので期待は禁物。
■夜行に乗車するため、キエフ駅を端から端まで走る
目的のプラットフォームがわかった時点で、発車時刻まで20分を切っていた。
1番プラットフォームはインフォメーションやチケット売り場のあるところからは思いっきり反対側で、荷物を抱えて広大な駅をダッシュするおっさん。
1番プラットフォームへ急げ!
チェルノフツィ行きが出る1番プラットフォームは他の列車のプラットフォームが並んでるところとは離れた特殊な位置にある。だから見つけられなかったのだが、番号さえわかれば表示を辿っていける。
着いてみると、1番は外と直結してる駅の本当に端っこのホームであった。
ひょっとしたら近郊行きは駅構内のホーム、長距離はここから出るのかも、と思っている。
そして表示を見るとそこにはチェルノフツィ行きの文字が~~!!
便の番号も確かにコレ!!
これ見たときはまじでホッとしたよ。。
夜行列車はめちゃ長い!油断するな!
しかしホームに着いたはいいものの見ての通りのながーーーい列車、発車時刻が迫る中こんどは自分の車両を見つけるというハードルがあるのに気付く僕様。各車両にいる車掌さん(全員ほぼ英語は通じない)にチケットを見せて確認しながら探したが、自分の16番車両は1番端っこ、先頭の車両であった。
で結局、駅に45分前に来たのに乗るべき車両の前に来たのは10分前であった。
でもまあ何とか時間までに席につき、ほっとするわたくし。
冷や汗と広大な駅を走り回ったのとで、もう汗だくであった。
■夜行列車に乗車完了、そして眠りにつくまで
そんなわけでやっとのことでチェルノフツィ行き夜行列車に乗車できた僕様。発車すると車掌さんの検札があり、それが終わればあとは終点まで乗ってるだけ。
同じブースのひとと示し合わせて適当な時間に席を倒して寝台にする。
チケットはスマホでOK?
さて席につくと発車前に車掌さんが来てチケットを回収する。見ていて気づいたのだが、チケットには:
- 駅で発券したもの(自分はこれ)
- 紙にプリントアウトしたもの
- スマホを見せるだけ
という3パターンがあるようだ。
ということはネットで購入してスマホで見せるだけというのがイケることになる。
ならそっちのが安いし駅でチケット買うのにあんな苦労せんでいいしそうすりゃよかったなーーとも思ったけど、でもやっぱ不安だよねえ。
ぐぐってみるとやはりスマホで見せるだけで乗れた人はいるよう。
でもややこしいことにならないよう、自分だったらやっぱり紙でもプリントアウトして保険を掛けると思う。
寝台の上段は暑い!
それはともかく乗車寸前のギリまですったもんだであったが、なんとか夜行列車に乗れた僕様。後は寝るだけだーー。。と思っていたが、自分の寝台は上の段。
別にそれはいいのだが、上は下に比べてかなり狭い。
起き上がるのも頭がつかえてできないほどなのだ。
で、エアコンが入らないウクライナの鉄道でその狭いスペースに押し込められると、空気がこもってかなり暑苦しい。
けっきょく寝苦しすぎてまんじりともせず朝を迎えることになった僕様。
最後の最後までいろいろある夜行であった。
ちなみに隣の上段の人もかなり寝苦しそうだったが、下の段は広々で暑苦しくも無さそうで、おっさんがぐっすり眠っていた。
下段はセキュリティ的にもよさげ
ちなみに下段の席の下をパカっと開けるとそこが荷物入れになっている。鍵はかからないものの、下段を取ってるなら自分が寝てる下なのでまず盗られる心配はないという利点もある。
上段のひとでもやはりそこに荷物を入れるしかなく、その場合は下段で寝てる人を信用するしかない。
自分は大丈夫だったけど、寝てる間に盗まれて、途中の駅で降りられたら完全にお手上げです。
暑さだけでなくそれもあってよく眠れなかった。
そして値段はタイの鉄道と違って上でも下でも同じ。
だから下段はすぐ埋まるので、早めに取るのがいいですな。
■キエフ発チェルノフツィ行き夜行から得た教訓
というわけで本当にいろいろしんどかった初めてのウクライナ夜行列車。
教訓をまとめると、
- 全便が出てる大きな電光掲示板をチェックせよ
- ぐっすり寝たければ下の段を取れ
- チケットのネット購入は検討する価値がある
の3つだろうか。
もしも
- ネットで買ったチケットをスマホで見せるだけでOKで
- 紙の印刷もいらない
なら(※必ず確認してね)、ネットで下の段を購入しておくというのがガイジンには1番スマートなのかもしれないね。
そんなこんなでチェルノフツィに着いたときにはほんまホッとしたなあ。。
またチェルノフツィ行きの夜行列車はリヴィウからも出てるみたい。
そっちはキエフから便の半額以下の値段で100グリブナもしない。
だからそっちから回る旅程のほうが効率的かもですね。
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