ハンガリーに出るにはWIZZエアーというLCCが安い。
しかしヨーロッパのLCCはヒジョーに厳しいルールで安くしていて、そこから一歩外れるといきなり地雷のような高額手数料が課される。
極悪なLCCとしてはライアンエアーが有名だが、実はWIZZも十分キッツいキャリアであった。
いろいろ痛かったのでとりあえずネタにしてもう思い出にしたい( ̄∇ ̄
簡単に言うと
- チェックインはウェブからしとかないと、空港カウンターでやると超高額な手数料がかかる
- ウェブチェックインは無料だがボーディングパスは紙で印刷しとかないと超高額(以下略
- 持ち込み手荷物は絶対に本気でリアルに1個だけ
そんなわけでヨーロッパLCCのえぐい手数料ビジネスを、レッツ追体験!(゚∀゚)
■WIZZエアーが就航する空港(IEV)はとっても便利
ウクライナの国際空港と言うとボルィースピリ(KBP)で、ウクライナ航空もそっちに就航している。が、LCCであるWIZZエアーはもう一つの小さな空港、ジャリューヌィ(IEV)から出ている。
IEVは街からとても近い。
出国前に泊まっていたヴォグザーリナ駅近くのVショコラディ・ホステルからは非常に行きやすく、すぐ近くの通りから空港方面に行くバスがいくつも出ている。
ちなみに9番は空港バスなので本当に近くまで行く。
が、他の空港方面行きバスでもちょっと歩けば着くので、そっち行きのが来たらとにかく乗ればよろしい。
キエフのバスはGoogle Mapの経路検索で全部出るので、どのバスがそっち方面かはそれで簡単に分かる。
運賃はバスによるが4グリブナか6グリブナのどっちかのはず。
というわけでIEV到着!
宿から歩きも含め30分くらいと、とても近く、バス運賃も安くて便利であった。
なんというかここまでは順調であったな。。
■WIZZエアー、チェックイン・カウンターから始まる地獄
初めて行く空港にちゃんと着けるかとかちょい心配してたが、さくっと着いて一安心。
ちゃんと2時間前に空港に到着、あとはチェックインするだけだ。
と思っていたのだが、ここからがそれはもう大変であった。
チェックインは手数料がいるよ?
チェックイン・カウンターに行くと、エアポート・チェックインは手数料かかるから、あっちのカウンターで支払ってきて、と言われる。ウェブチェックインしておけば無料だけど、そっちは3時間前までしか使えないという。
えっそうなんや。いくら?と聞くがカウンターのおねいさんは分からないという。
数百円くらいは取られるのだろうか。
で、言われた支払いカウンターに行って値段を聞くと、
「ワンサウザンドアンドツーハンドレッド。。」
あ、そうワンサウザンド。。ハァ!?Σ(゚Д゚)
耳を疑いもう一度聞くが、これが本当に1,200グリブナ超の値段なのであった。
円にして実に約5,000円というすさまじい手数料!!
手数料って額じゃないだろそれ!!
ごねても泣いても
そんなもん先に言わな知るか!どこ書いてんだそんなの!と聞くものの「HPに書いてある」の一点張り。それだけ言って支払いカウンターのおねいさんは目をそらし、もう何を言っても聞いてくれないのであった。
たぶん毎回そんな感じになるので、話しても分かってもらえないと骨身にしみているのであろう。そら誰も分からんわ。
その場ではもう埒が明かないし、飛行機に乗り遅れるわけにもいかないので泣く泣くこの極悪な手数料を支払う。
支払った後に「これ、いっつもトラブルなるでしょ」と言ったら、おねいさんはフッと寂しげに笑っていた。現場は大変だ。
ウェブチェックインも油断するな!
そしてネットを見ていて知ったのだが、ウェブチェックインした場合も、印刷したボーディングパスを持っていかねばならない。スマホとかに保存して見せるのではダメなのだ。
このトラップもかかる人はいるようで、30ユーロのペナルティを呆然としつつカウンターで支払って印刷してもらい乗せてもらえたそうな。
印刷なんて言われてもIEVの空港で印刷するところなどどこにもないだろう。
事前にしていかなければアウトである。
一応エアポート・チェックインはボーディングパスを印刷する手間があるからお金を取る、ということではある。
なんで細い紙一枚に5,000円もかかるんかはしらんけどな!(゚Д゚)
てゆーかそこまで高額なチャージをするのに、購入時にわかりやすく表示しないというのが信じられない。
WIZZはこれから極力使わないというささやかな抵抗を試みたい。
※モバイルチェックインに対応してる空港ではボーディングパスを印刷しなくてもスマホアプリで大丈夫らしい。
怖いので試すのをためらうが。。対応してる空港か必ずHPで確認しましょうね。
■超厳しいWIZZエアーの荷物制限
またLCCは普通、機内持ち込みの荷物にメイン1つ+ハンドバッグくらいの小荷物を認めている。アジアのLCCだとお土産などでさらにもう一つくらい増えてもそこまで目くじらは立てない。
しかしWIZZはそこがきっちりルール化されており、どんな小さな荷物でも2個目は持ち込ませてくれない。
有料のWIZZプライオリティというのを買っておくと、もう一つだけ小さな荷物を追加できる。
それもセキュリティチェックの前に1ミリも融通の効かないおねいさんが立っていて、全員の荷物をチェックしているのである。
自分はどうしても荷物が1つにまとまらず2つだったので、さっきの5,000円の手数料には追加荷物の料金も入っている。
ただ持ち込み荷物の重量は10kgと、アジアのLCCで多い7kgより余裕がある。
なんとか1つのバッグにまとめあげれば本当に安く飛べるのだが。。
■目も合わせずとにかくNO!
しかしトラブるに決まっている数々の条件付けにより、現場スタッフも対応を学んでいる。
説明は一度だけ、あとは目をそらしうなだれて、黙って聞いてるだけ。
なんか右下方向をずーっと見てるのである。なんかあんのかそこに?
そしてチェックはとても厳しく、「にべもない」という言葉の意味をここヨーロッパで知ることができる( ̄∇ ̄
てゆーかそういう対応を社内教育してると思われる( ̄∇ ̄
そういうときのスタッフは軒並み、もう怒った客の罵詈雑言をやり過ごすしかないという顔をしている。
経営は従業員がああいう寂しい顔せんでいいよう、もっと考えなあかんよ。
まあそれでもLCCが無かった時代を思えば激安ではあるのだが。。
いやカスタマーサービスに抗議してリファンドを要求しとこう。
そんなわけで搭乗後、機内で気を失うように眠る僕様。夢の中では帝愛グループが出てきたという。
※その後ちゃんと条件を調べ、WIZZに安く乗るのに成功しています。
その搭乗記はこちら!
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