なので東部の方はとても危険で、キエフのこの平穏さが不思議なほどである。
しかしこの紛争の影響で、ウクライナはある危険を全土に抱えている。
実はロシアに頼っていた物資が途絶しており、その中には狂犬病ワクチンも含まれるのだ!
現地大使館の情報はこちら。
この危険な状況の中、動物に咬まれたときにどうすればいいのか?
実際にサルに咬まれたわたくしが実録をお届けします。
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■猿ボッタクラーに注意!
キエフでは20年くらい人間の狂犬病感染は無いらしいが、ときどき動物はかかっているのが見つかるので根絶できてるわけでは全然ない。だから動物に咬まれるとやはり狂犬病の処置は必要で、しかしワクチンは国内に無い!
そこで怖いのがキエフに出没する猿使いだ。
キエフには動物を肩に乗せて写真を撮り、高額な料金を請求してくるボッタクリ野郎がいるのだが、狂犬病という意味では猿を連れたボッタクラーが1番問題である。
たぶんこれ↑があるところにいます |
自分が思いっきりやられたのだが、なにしろ強引に肩に乗せてくるので、怯えた猿が咬み付いてくるのだ!!
鳩や着ぐるみ人間はともかく、猿を持って近づいてくるやつはハッキリ大きな声でNO!と断り思いっきり睨みつけ、走って逃げるくらいでいい。
ちなみに猿は狂犬病もだが、ヘルペスという発症したら致死率70%というdeadlyなウィルスも持っており、非常に怖い動物なのだ。
■ウクライナの病院は保険を使いにくい
で、咬まれたので病院を探したのだがこれがキエフではかなり難しい。まず保険で提携している病院が無い。
そして冒頭書いた通り、狂犬病ワクチンも無い。
非常に困るのである。
保険を使いにくいウクライナ
海外で病院にかかるときのポイントは、- 旅行保険が提携してる病院か
- 英語が通じるか
- できればキャッシュレス
くらいだと思う。
しかし自分のクレジットカードに付いている保険を使おうと電話してみたら、ウクライナでは首都キエフであっても提携してる病院は無く、よってキャッシュレス対応もできないという。
だから保険があったとしても、いったん立て替えた後で書類をいろいろ揃えて提出である。
また英語が通じるところも少なく、外人向けのバカ高いところでもかなり微妙であるらしい。
生死に関わる病気でこれは怖いし、保険の書類がちゃんと揃うかという意味でもかなり怖い。
ブダペストへGO
そして繰り返すがウクライナには現在、狂犬病ワクチンは無い。ヘルペスがどうかは分からないのだが、どっちにしろ咬まれたらワクチンがある国に行くしかない。
ちなみに隣のルーマニアやハンガリーにはある。
先進国ハンガリーの首都ブダペスト |
先に書いた病院の条件としては、両国とも
- 保険提携の病院はあるみたい
- 英語は(特に外国人が行くような病院は)通じる
のだが、どうも自分のクレジットカードの付帯保険では、ルーマニアにキャッシュレス対応の病院が無いらしい。
これは保険屋によるだろうから都度確認してください。
ハンガリーのブダペストにはキャッシュレス対応の提携病院があり、またなんとなくハンガリーのほうが先進国度が高そうなので、やはりそっちがいい気がする。
その分高いかもしれんけど、キャッシュレスでやれるなら問題はない。
というわけでウクライナで動物(哺乳類)に咬まれたら、ブダペストに出るのが得策と言えそうだ。
フライト代も保険で出るかも
キエフからはWIZZエアーの(ちゃんと気をつければ)安いブダペスト便も出ている。しかも保険は通常、最寄りの病院までの交通費も領収書があれば出してくれる。
通常はタクシー代とかが想定されているのだが、キエフでは狂犬病治療が不可能なため、最寄りの病院は隣国のルーマニアかハンガリーである。
またワクチン注射はゼロデイから始まるので、極力早く行くためには飛行機を使わざるを得ない。
よってフライトも保険対象となる条件としては問題ないはずだが、さすがに個別判断となるだろうから都度確認するしかない。
とりあえず後で保険屋に提出するため、インボイスは取っておいて損はない。
ちなみに自分はフライト代も保険が適用されたので本当に助かった。
なお病院に行くための交通費だけが対象なので、旅行者向けの公共交通機関使い放題パスなどは不可である。
狂犬病治療は何度も病院に行かねばならないのでパスを使いたいところだが、保険請求したいなら都度タクシーやバスを使い、領収書をもらうしかない。
■あいつら逮捕しろ
狂犬病もヘルペスも神経細胞に潜むウィルスであり、発症すると死ぬしかない。が、ワクチンや薬がとても効くので、適切に治療を受ければまったく問題はない。
人間の体内深くまで行かないとウィルスは生き延びられないので、血が流れるほど深く噛まれたのでなければたいてい大丈夫ではあるらしい。
その意味ではネコは爪を立てるので傷が小さくても深くなりがちで、実は危険であるという。
また、
- 以前に咬まれて狂犬病の注射を射ってもらっていて
- 治療が完了している
場合は、半年以内だとまず大丈夫だという話も聞いた。
が、そうは言っても万一は死ぬわけで、たとえ隣の国まで行かねばならないとしても、病院行かないわけにはいかんねえ。
そんな、旅の予定を崩壊させるのがキエフの猿使いボッタクラーなのだ。
お金以上に怖いのでほんま走って逃げてください。
てゆーかあの無自覚に人を死に晒しているボケども、ほんまタイホしてくれ( ̄∇ ̄
その他の海外トラブル情報はこちら
キエフ・ボッタクラー列伝~ウクライナのボッタクリ事情~日本語や英語が通じて狂犬病ワクチンを射ってくれる、タイ、カンボジア、インドネシアの病院
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