2015年12月10日木曜日

籾と対話する



カンボジアからバリに帰ってきて自然農再開!

なのだが、籾の芽出しにいまだ苦戦している。

思い返せば1回目。浸水は3日間やって、米袋に詰めて1日置いた。バリ式だと日陰で1日浸水の1日置きらしいが、念のため積算100℃のつもりでやってみた。

が、全然出ない!

しーん
2回目はバリ式に従って1日浸水の1日置きでやってみたが、どうも籾のやる気が感じられない( ̄▽ ̄

籾って籾播きReady状態になるとぷっくり膨らんで、そして根が白くポッて出てるんですよね。でもその感じがぜんぜんしない。

その後、浸種期間を5日、9日、17日と変えてやってみた。量的には全て1~2合くらい。

出てきた芽の数は、

1日、3日-8本
5日-16本
9日-6本
17日-今のところ0

文字通り数えるほどだ(^_^;)

とりあえず植えてみた
もっと寒い地域でやった人の話では浸種に17日くらい。

5日のものが結構出た(とは言え最悪に近い率w)ので、もっと長く浸ければバーっと出るのかなあ?と思ったが9日のやつが思いのほか発芽しない。

17日浸種したのも、播いて1週間近いがピクリともしない(^_^;)根もポッと出てて、いい感じに思えたのだが、、長すぎてそこで死んでるのかも。

水温を測ってみると、日陰で27℃くらいだったから、積算100℃で4日、120℃なら5日くらいか。結局、積算理論通りの4~5日が一番いいのかもしれない。


なかなかうまくいかないが、今までそうだったという理由だけでとりあえず3日浸けたり、という機械的な態度の自分に対する無言の教えだった気もする。

水温は?積算は?籾は膨らんでるか?色はどうか?根は出てるか?

経験則や理論を睨みながら、計測の力も借りながら、目の前の籾の状態をしっかり観察する。

理論は先人との対話、観察は籾との対話なのだろう。

歩留まりの悪かった前回の籾なので、前回から1年経った今、もう発芽しないのかもしれない。それならそれで、それを見極めなければならない。

前回、歩留まりは悪かったがそれでも出芽はした
対話するという基本姿勢。

忘れるたびに、自然に教えられる。いい勉強になっています。
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